腸はビタミンやミネラル、水分などヒトが生きていくうえで必要な栄養分の消化・吸収を行ったり、食事中の毒素や微生物が体内へ侵入するのを防ぐためのバリア機能を持っています。
また、腸は「第二の脳」とも呼ばれており、脳からの指令が無くても独立して活動ができる臓器です。
腸には、ヒトが健康に美しく生きていくための重要な働きを担っています。
そしてこれらの働きに関わってくるのが、腸内にいる細菌たちです。腸内フローラとも呼ばれる腸内細菌叢。ヒトの腸管内には約100兆個、菌種にして1000 種類を超える細菌叢を形成しています。
ヒトの糞便中には1gあたり約1000以上の細菌が含まれており、糞便中の食物残渣より多くの重量を占めています。
腸内フローラのバランスは、人種や性別、年齢、生活習慣によって様々です。
胎児のころは無菌で、幼少期(3~5歳頃)までに大まかな腸内細菌バランスは決まりますが、生活習慣により変化することもあります。
腸活とは、菌の多様性を高めバランスのとれた腸内フローラを目指し健康維持・増進をはかります。
腸活することで美容面での効果が高い為、近年腸活をする人が増えてきました。
腸内環境が悪化するのは食によるものが大きいとされています。砂糖などの精製された食品、ファストフード、加工食品、牛乳・乳製品、アル
コール、スイーツなどを控え、伝統的な日本食である和食を意識すると栄養バランスも自然とよくなります。
また、日本には味噌や納豆、糠漬けなど腸が喜ぶ発酵食品があります。
腸内のバランスを整える方法は、大きく分けて2つあります。1つ目は、腸内フローラのバランスを改善し、体によい作用をもたらす生きた微生物ののことをプロバイオティクスといい、乳酸菌サプリなど菌そのものを摂取するものと、発酵食品のように食品とともに菌を摂取するものがあります。
2つ目は、プレバイオティクスといい、細菌の栄養源(エサ)となり増殖を促進します。
「プロバイオティクス」「プレバイオティクス」を一緒に摂取することで「シンバイオティクス」を起こし、常在ビフィズス菌などの増殖・活性上昇が期待されます。
〇プロバイオティクス
ヨーグルト・味噌・納豆・米酢・キムチ・紅茶キノコ 等
〇プレバイオティクス
バナナ・玉ねぎ・大麦・海藻類・はちみつ・玄米・冷えた炭水化物 等
①便秘改善
排便回数は個人差が大きいといわれていますが、一般的に「排便が週に3回未満」が便秘とされる状態の目安です。
便秘になる要因はいくつか種類がありますが、疾患が原因で便秘になっていない限り、便秘は腸内環境に影響されやすいです。
また、腸からの栄養吸収率が良くなり、余分な脂肪をため込まなくなるのですっきりとした体型を手に入れることができます。腸活をしていると、「しっかり食べているのに太らなくなった」というお声をよくいただきます。
②美肌
肌と腸は密接に関係しており、“肌腸相関”といいます。
腸内環境が整った美腸状態であれば、「細胞に必要な栄養素の吸収」「老廃物の排出」が出来ます。血液によって全身に栄養や酸素が運ばれ、ターンオーバーも順調になります。逆に腸内環境が悪くポッコリお腹の状態になると、腸にたまった有害物質が血管に入り、毒素が全身に運ばれてしまうのです。そうすると、ニキビやたるみなどの肌トラブルになってしまいます。
③免疫力アップ
腸は毒素や微生物が体内へ侵入するのを防ぐためのバリア機能を持っています。悪玉菌による有害物質はガンなどの原因になることもあります。
などストレスなくご自身のペースや生活スタイルに合ったダイエット法を探されている方にオススメです。
いくら腸に良いものだからと言って摂りすぎはよくありません。過剰に摂取することでお腹を下してしまったり、肌荒れの原因にもなりかねません。3 食バランスのとれた食事を心がけましょう。 腸活は食事だけではなく、適度な運動、休養も重要なポイントです。 日ごろから腸活を意識して、 腸内美人を目指しましょう!
ヒトが1日に必要といわれている菌数は1兆個といわれています。
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2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医