脇ボトックスとは、脇の下にボツリヌス毒素(ボトックス)を注射して、発汗を抑える治療法のことです。ボトックスは神経伝達物質アセチルコリンの働きを一時的にブロックする作用があり、これにより汗腺(主にエクリン腺)への信号が遮断され、汗の分泌が抑制されます。特に多汗症やわきがに悩む人に効果的で、施術後数日〜数週間で汗の量の変化を感じる方もいます。手術のような切開は不要で、施術時間も短く、ダウンタイムもほとんどありません。日常生活に支障をきたさず、自然な仕上がりで汗や臭いを軽減できるため、季節を問わず人気の高い治療法です。ただし、効果が永久ではないため、持続させるには定期的な再注射が必要となります。
脇ボトックス注射とは、脇の下にある汗腺へボツリヌストキシン製剤を注入し、発汗を抑える治療法です。ボトックスは神経伝達物質「アセチルコリン」の働きを一時的にブロックし、汗を出す指令が汗腺へ届かなくなることで脇汗を軽減します。施術時間は約10〜20分と短く、麻酔クリームを使用すれば痛みも最小限に抑えられます。保険適用外の場合は自由診療となり、費用は1回あたり2万〜8万円前後が相場です。クリニックによっては韓国製のジェネリック製剤を使うことで安く提供しているところもあります。安い施術でも効果は得られますが、品質や有効成分量によって持続期間に差が出るため注意が必要です。ボトックスは一時的な作用のため、永久的に汗を止めるわけではありませんが、効果が現れると1〜2週間で脇汗が減り、その日から快適に過ごせるケースも多いです。
脇ボトックスの効果を理解するには、汗の種類を知ることが重要です。人の脇には「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2種類の汗腺が存在します。エクリン腺は体温調節のための汗を分泌し、多汗症の原因となります。一方のアポクリン腺はワキガ臭(腋臭)の原因で、皮脂やタンパク質を含む汗を出します。ボトックス注射は主にエクリン腺の働きを抑制し、多汗症や脇汗の改善に効果的です。アポクリン腺には直接作用しないため、ワキガの根本治療には「ミラドライ」や手術が必要な場合もあります。ただし、脇ボトックスを定期的に打つことで汗量が減り、臭いの原因物質が抑えられるため、軽度のワキガ改善も期待できます。エクリン腺に対する作用が強いため、夏場の汗ジミ防止にも人気の施術です。
脇ボトックス注射が多汗症やワキガに効果を発揮するのは、ボツリヌストキシンの「神経伝達遮断作用」によるものです。発汗は自律神経の働きによって起こりますが、ボトックスは神経終末で汗腺に伝わる信号を一時的に止めるため、汗の分泌量を大幅に減らします。そのため、「脇汗が止まらない」「人前で汗ジミが気になる」といった悩みに即効性があります。効果は通常3〜6か月ほど続きますが、打ち続けると汗腺が萎縮し、持続期間が長くなるケースもあります。また、施術後翌日から少しずつ変化を感じ始め、1週間以内に明確な効果を実感できる人が多いです。多汗症の保険適用(原発性腋窩多汗症)に該当する場合は、指定製剤を使えば一部負担で治療可能です。

脇ボトックスの効果は、注射によって汗の分泌を抑えることで、脇の下の汗や臭いを大幅に軽減できる点にあります。ボツリヌス毒素が神経伝達物質アセチルコリンの働きをブロックし、汗腺(主にエクリン腺)への刺激を止めることで、汗の量を自然に減らします。施術から2〜3日後に効果が現れ始め、1〜2週間で最大の効果を実感できるのが一般的です。持続期間はおよそ3〜6か月ほどで、体質や生活習慣によって差があります。定期的に続けることで、汗腺の活動が徐々に弱まり、効果が長く続く場合もあります。手軽で安全性が高く、通勤や外出時の汗ジミや臭い対策としても人気です。効果が切れてきた際は再注射することで、常に快適な状態を維持できます。
脇ボトックス注射の効果は、通常2〜3日後から少しずつ現れ、1週間ほどでしっかりと実感できるようになります。使用する製剤の種類(アラガン社製・韓国製など)や注入量、個人の代謝によって効果の出方に差があります。十分な量が打たれていれば、平均して3〜6か月間は発汗を抑えられます。特に多汗症の方は、1回の施術で脇汗が8割以上減ると感じることも多く、シャツの汗ジミやニオイ対策にも有効です。効果が切れてきたと感じたら、3〜4か月後を目安に再施術を行うとよいでしょう。脇ボトックスは神経伝達を一時的にブロックする作用のため、体への負担は少なく、繰り返し施術しても基本的に安全です。施術後は入浴や運動も翌日以降から可能で、日常生活への影響もほとんどありません。
ボトックス注射の効果が切れると、徐々に汗の分泌が戻っていきます。完全に元通りになるまでには個人差がありますが、6か月〜1年ほどで自然に元の状態に戻るケースが一般的です。効果が薄れてきたタイミングで再施術を行えば、常に快適な状態を維持できます。打ち続けることで抗体ができて効かなくなるリスクは低いですが、あまり短期間に頻繁に打つと抗体ができる可能性もあるため、医師と相談しながら間隔を調整することが大切です。脇ボトックスはシワ治療にも使われる安全性の高い薬剤で、適切な量と頻度を守れば副作用もほとんどありません。施術後は腫れや赤みが出ることがありますが、一時的なもので数日以内に治まります。再施術は年2〜3回のペースが理想的です。

脇ボトックスを継続的に打ち続けると、汗の分泌が安定的に抑えられるため、快適な状態を長期間維持できます。ボトックスの主成分であるボツリヌス毒素は、神経伝達を一時的にブロックするだけであり、回数を重ねても体に蓄積したり有害な影響を与えたりすることは基本的にありません。ただし、繰り返すうちに一部の人では「抗体」ができ、効果が出にくくなる場合があります。そのため、医師の判断のもと、適切な間隔(一般的に3〜6か月)をあけて施術を行うことが大切です。また、長期間打ち続けることで汗腺の活動が徐々に弱まり、以前より汗の量が減少する傾向もあります。副作用としては、まれに注射部位の違和感や軽い痛み、内出血が見られる程度で、重篤なトラブルはほとんどありません。適切な頻度で施術すれば、安全かつ自然に多汗症の改善が期待できます。
脇ボトックスを長期間にわたって打ち続けると、汗腺の働きが徐々に弱まり、脇汗の量が以前よりも少なくなる傾向があります。副作用としては、ごくまれに内出血や腫れが起こることがありますが、通常は2〜3日で落ち着き、跡が残ることはありません。ボトックス注射は皮膚の浅い層に細かく打つため、傷跡が目立つリスクも低いです。ただし、過剰な注入や頻度の高すぎる施術は、抗体ができやすくなったり、一時的に効果が弱まる原因になることがあります。また、施術当日は激しい運動や入浴を避け、翌日以降に戻すのが安心です。長期間の使用でも健康被害はほとんど報告されていませんが、医師による適切な量と間隔の管理が欠かせません。
ボトックス注射を繰り返すと「効かなくなる」と感じる人もいますが、その多くは抗体の影響よりも施術量や注入部位の違いによるものです。抗体とは、体がボツリヌストキシンを異物と認識して反応することで、薬の効果を弱めてしまう現象を指します。これは頻繁な注射や過剰な投与によって起こる可能性がありますが、通常の治療間隔(3〜6か月)を守れば心配はいりません。アラガン社製の正規ボトックスは抗体ができにくい構造で、安全性も高く評価されています。効果が弱まったと感じた場合は、製剤を変更したり、施術量を微調整することで改善することが多いです。適切な頻度で続ける限り、長期的にも効果を維持できます。
脇ボトックス注射は細い針を使用するため、痛みは非常に軽度です。多くのクリニックでは施術前に表面麻酔クリームを塗布し、注射時の刺激を最小限に抑えます。麻酔なしでも耐えられる程度の痛みですが、痛みに敏感な人や初めての方には麻酔を使用するのがおすすめです。注射部位は脇の下全体で、左右あわせて20〜30か所ほどに細かく注入します。施術中はチクッとする程度で、施術後も日常生活に支障はありません。ごくまれに腫れや赤みが出ることがありますが、数日以内に治まり、跡も残りません。施術後は入浴や運動を控え、当日は清潔を保つことが大切です。翌日以降は通常通りの生活が可能です。

脇ボトックスは、多汗症の程度や医療機関の判断によって「保険適用」と「自由診療」に分かれます。まず、保険適用となるのは「原発性腋窩多汗症」と診断された場合です。これは、気温や運動に関係なく日常生活に支障をきたすほどの発汗が6か月以上続く状態を指し、重度の多汗症と認められると健康保険が適用されます。保険適用になると、使用できる薬剤は厚生労働省が認可した「ボトックスビスタ」に限られ、3割負担でおよそ2万〜3万円前後で受けられます(両脇の場合)。
一方、自由診療(自費治療)では、発汗量がそれほど多くない人や美容目的の施術が対象になります。薬剤の種類や注入量を自由に選べるほか、施術範囲を細かく調整できるなどメリットがありますが、費用はクリニックによって異なり、両脇で5〜10万円程度が一般的です。
つまり、保険診療は「重度の多汗症治療」、自由診療は「快適さや美容目的」の施術という違いがあり、自分の症状や目的に合わせて選ぶことが重要です。
脇ボトックスは、多汗症とワキガで保険適用の有無が異なります。原発性腋窩多汗症(医学的に発汗が異常に多いと診断される症状)の場合は、保険適用が認められています。ただし、使用できる製剤は厚生労働省が承認しているアラガン社製「ボトックスビスタ®」に限られます。一方、ワキガは体質的なニオイの問題とみなされ、医療的治療よりも美容目的と判断されるため、保険適用外です。そのため、ワキガ目的でボトックスを受ける場合は自由診療扱いになります。軽度のワキガであれば脇ボトックスで臭いが軽減するケースもありますが、根本的な治療を希望するならミラドライや手術など別の治療法を検討するのが一般的です。多汗症・ワキガいずれの治療でも、まず皮膚科や美容外科で診断を受けることが大切です。
保険が適用される原発性腋窩多汗症の場合、3割負担の方で1回あたり約2万〜3万円前後が相場です。自由診療では、使用する製剤や注入量、クリニックの立地などにより幅があり、一般的に1回4万〜8万円が目安です。韓国製のボトックスを使用する場合は安くなることもありますが、効果の持続期間が短めになることもあります。アラガン社製は高品質で抗体ができにくく、安定した効果が得られるため、少し高くても選ばれるケースが多いです。費用面だけでなく、施術者の技術やアフターケア体制も重要です。安いクリニックを選ぶ際は、口コミや症例写真を確認し、安全性を最優先に判断しましょう。また、ボトックス注射は一度きりで終わりではなく、3〜6か月ごとの再施術が必要になるため、継続コストも考慮して選ぶのが賢明です。

脇ボトックス注射は、多汗症や軽度のワキガに悩む人にとって、即効性と安全性の高い治療法です。汗腺に作用して発汗を抑えることで、脇汗の量を減らし、ニオイや汗ジミの悩みを軽減します。効果は1〜2週間で現れ、持続期間は3〜6か月が一般的です。定期的に打ち続けることで効果が安定し、日常生活を快適に保つことができます。副作用は軽微で、まれに内出血や赤みが出る程度です。打ち続けても抗体ができる可能性は低く、医師の指導のもとで行えばリスクは最小限です。多汗症と診断されれば保険適用で治療が受けられるため、まず皮膚科で診断を受けるのがおすすめです。安いクリニックを選ぶ際は、製剤の種類や麻酔対応、口コミ評価などを比較検討し、自分に合った信頼できる医療機関を選びましょう。
2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医