顔ボトックスとは?エラなど部位別の効果・副作用・料金を解説

2026.1.1
美容コラム

顔ボトックスとは?筋肉に働きかけて表情を整える治療

顔ボトックスとは、ボツリヌス菌由来の成分を顔の筋肉に注射して表情ジワやエラの張りを改善する整形治療です。皮膚そのものではなく「筋肉」に作用し、過度な収縮を抑えて自然な表情を保ちます。多くの場合ダウンタイムは短めですが、腫れや内出血などが出る可能性があります。しわやたるみを軽減するだけでなく、フェイスラインをすっきりと見せるリフトアップ効果や、多汗症・顔汗の改善にも効果的です。効果の持続期間は約3〜4ヶ月で、定期的に続けると筋肉が安定し、小顔効果が長く続きます。アラガン社製や韓国製ボトックスなど種類があり、目的や部位に応じて選択可能。整形初心者でも受けやすい“プチ施術”として人気です。

顔ボトックスの基本と仕組み

ボトックスの有効成分であるボツリヌス毒素は、神経伝達物質アセチルコリンの働きを一時的にブロックし、筋肉の過剰な動きを抑えることで表情ジワを防ぎます。額・眉間・目尻などのしわに加え、エラや顎など輪郭形成にも使用されます。皮脂分泌や汗を抑制する作用もあり、毛穴の引き締めやスキンバランス改善にも効果的。施術時間は10〜15分で、麻酔クリームを使えば痛みも最小限です。内出血や腫れのリスクは軽度で、当日中のメイク・入浴も可能。効果は3日〜1週間後に発現し、4ヶ月前後持続します。自然な仕上がりを求める場合は、アラガン社製ボトックスがおすすめです。

ヒアルロン酸注入との違いとは?

ヒアルロン酸注入は“肌の下にボリュームを足す”のに対し、ボトックスは“筋肉の動きを抑える”ことでしわやたるみを改善する施術です。ボトックスは動的なしわ(表情でできるしわ)に効果的で、ヒアルロン酸は静的なしわ(刻まれたしわ)や凹みに向いています。両者を組み合わせることで、より自然な若返りが可能。例えば、眉間のしわにはボトックスで表情筋をリラックスさせ、ほうれい線にはヒアルロン酸でハリをプラス。肌質改善にはスキンレーザーやスキン脱毛と併用するケースもあります。目的と部位に応じて選択することが大切です。

どんな人におすすめ?効果が出やすいタイプ

顔ボトックスは、しわ・たるみ・エラの張り・表情癖が気になる人におすすめです。特に笑ったときに目尻のしわが深くなる人、ホームベース型のエラで輪郭を小さくしたい人、眉間の縦ジワや額の横ジワが目立つ人に向いています。多汗症や顔汗に悩む人にも効果があり、制汗効果でメイク崩れを防げます。施術直後は筋肉が少し動きにくく感じることがありますが、1週間程度で自然な表情に戻り、持続は3〜4ヶ月。男性にも人気で、顔を引き締めたい・リフトアップしたい人にもおすすめです。

部位別で見る顔ボトックスの効果

顔ボトックスは部位ごとに異なる目的と効果があります。しわの改善・リフトアップ・小顔効果・汗の抑制など、悩みに合わせた施術が可能です。

エラ(小顔)・顎・フェイスラインの引き締め・目周りの若返り

エラボトックスは、咬筋にボトックスを注射してフェイスラインをすっきり小さくする施術です。エラ張りやホームベース顔、左右非対称の改善に効果的で、リフトアップ効果もあります。顎ボトックスは梅干しジワや下膨れの軽減に、目周りでは目尻の小じわを防ぎ若々しい印象を与えます。エラには50〜80単位が目安で、効果は3〜6ヶ月持続。マッサージやスキントレーニングを控えることで、筋肉の変化が安定します。

額・眉間・目尻のしわ改善

額や眉間、目尻は表情筋が活発に動くため、しわができやすい部位です。ここにボトックスを注入すると、筋肉の動きを一時的に弱め、シワを防止・改善できます。特に眉間のしわは不機嫌そうに見える原因となるため、男性・女性ともに人気。施術後すぐは軽い腫れが出ることがありますが、翌日にはメイク可能でダウンタイムは最小限です。おでこアラガンを使用した施術なら、自然な動きのまま滑らかな肌を保てます。

多汗症・顔汗に効果がある?

顔ボトックスは、多汗症や顔汗の軽減にも効果的な医療施術です。ボトックスの有効成分であるボツリヌストキシンは、神経から汗腺への伝達を一時的にブロックし、額・こめかみ・頬・鼻周りなどの発汗を抑える働きがあります。特にメイク崩れやテカリに悩む方に人気で、制汗剤では届かない深部の汗腺にも作用します。施術後3日〜1週間で効果が現れ、3〜4ヶ月間持続。脇汗や頭皮の多汗症にも応用できるのが特徴です。施術後は軽い腫れや内出血が出ることがありますが、ほとんどは数日で改善します。サウナや激しい運動は当日控え、メイクは数時間後から可能。韓国製(ナボタなど)も使用されていますが、持続力と安全性を重視するならアラガン社製ボトックスがおすすめです。顔汗を防ぎながら、肌の清潔感と快適さを保つことができます。

顔ボトックス注射の副作用・注意点・リスク

ボトックスは医療的にも安全性が高いとされていますが、注射部位や体質によって一時的な副作用が起こることがあります。代表的な症状は腫れ・内出血・左右非対称・筋肉の違和感などで、ほとんどは2〜5日で落ち着きます。施術後のマッサージや入浴は薬剤の拡散を防ぐために避けるのがポイント。また、打ちすぎると表情が動かなくなることがあるため、経験豊富な医師が“筋肉の動き”を見極めて適量を調整することが重要です。施術中は麻酔クリームを使用し、痛みを最小限に抑えることができます。

腫れ・内出血・左右非対称・ 施術中の痛みなどのリスク

ボトックス注射は針を使うため、軽度な腫れや内出血は避けられないことがあります。ただし、ほとんどがメイクで隠せる程度で、数日で自然に消失します。体質や施術部位によっては一時的に左右差が出る場合もありますが、筋肉のバランスが整えば改善します。痛みに不安がある方は、麻酔クリームや冷却処置を併用すれば安心です。施術後24時間は血流を促進する行為(サウナ・飲酒・運動)を避けることで、リスクをさらに減らせます。

不自然に見える・たるむ原因とは?糸リフトが効果的?

ボトックスを打ちすぎると筋肉の動きが抑えられすぎて、不自然な表情や顔のたるみが起こることがあります。特にエラやフェイスラインに過剰に注入すると、皮膚を支える力が一時的に低下し、輪郭が緩むように見えることも。これを防ぐには、注入量を少なめに設定し、自然なリフト効果を得るために糸リフトやレーザー治療との併用が有効です。糸リフトは肌を物理的に引き上げるため、ボトックスと組み合わせると相乗効果が期待できます。

韓国製ボトックスとアラガン製の違い

ボトックスにはアラガン社製(ボトックスビスタ)と韓国製(ナボタ、リジェノックスなど)があります。アラガン製は日本の厚生労働省に認可されており、安全性と効果の安定性が高いのが特徴。一方、韓国製は価格が安く手軽ですが、効果の持続期間が短めな場合があります。エラや多汗症など長期的な治療を希望する場合はアラガン製、コストを抑えたい場合は韓国製が選ばれる傾向です。いずれも医療機関での正規流通品を使用することが大切です。

顔ボトックスの料金相場とクリニック選び

顔ボトックスの料金は、1部位あたり1.5〜4万円前後が一般的です。エラやフェイスライン、小顔目的の治療では使用量が多くなるため、5〜8万円ほどかかる場合もあります。費用は薬剤の種類(アラガン/韓国製)、注入単位(50〜100単位)、部位数によって変動します。あまりにも安い価格を提示している場合、薬剤の品質や注入技術に不安があるため注意が必要です。料金だけで選ばず、医師の実績・症例・口コミを確認してクリニックを選びましょう。

おすすめクリニックの選び方

顔ボトックスで自然な仕上がりを目指すなら、症例実績が豊富でカウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶことが重要です。表情筋の構造を理解している医師ほど、打つ位置や深さを細かく調整できます。カウンセリング時に「薬剤の種類」「使用単位」「副作用への対応」を明確に説明してくれるかもチェックポイントです。

安すぎる施術の注意点、安全性は?

極端に安いボトックス施術には注意が必要です。非正規ルートの偽造ボトックスや、希釈された薬剤が使われることもあります。これにより効果が出にくい、左右非対称になる、腫れが長引くなどのトラブルが起こる可能性も。信頼できるクリニックでは、ロット番号付きの正規薬剤証明書を提示してくれることが多いです。価格だけで判断せず、安全性を最優先に選ぶことが後悔しないための第一歩です。

まとめ

顔ボトックスは、しわ・たるみの改善やエラの縮小、小顔効果、多汗症の抑制まで幅広く対応できる人気の美容医療です。ボトックスは筋肉の動きをコントロールして自然な引き締めを生み出すため、脂肪吸引や脂肪注入とは異なるアプローチでフェイスラインを整えます。脂肪を直接除去・追加する施術に比べてダウンタイムが短く、変形のリスクも少ないのが特徴です。また、リフトアップ効果が得られることで「顔が大きくなる」と感じていたエラ張りやむくみもすっきりします。

施術後は軽い腫れや内出血が起こることがありますが、多くは数日で改善します。お風呂やサウナは当日避け、翌日以降に再開するのが安全です。薬剤が安定するまでは、マッサージや激しい運動も控えましょう。アラガン社製などの正規薬剤を使用すれば、仕上がりが自然で持続力も高く、3〜4ヶ月の効果持続が期待できます。

ボトックスは、脂肪吸引のような外科的な変化を伴わず、日常生活に支障の少ない“軽いメンテナンス治療”として人気を集めています。信頼できる医師による適切な量・部位への注入を行えば、顔のバランスを崩さず、自然で若々しい印象を長期的に維持できます。

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この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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