大阪・心斎橋でエラボトックスの単位と相場を調べている、施術を検討中の方に向けて、国内の承認用量と製剤ごとの違いから整理しました。
この記事では、必要な単位数の目安、料金が製剤と単位数で変わる理由、副作用と受ける前の確認点の3つがわかります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。施術の効果や経過、副作用の出方には個人差があります。掲載の施術は自由診療(保険適用外)です。詳しくは医師の診察でご確認ください。
エラボトックスの単位は、ボツリヌストキシン製剤の働きの強さを示す数値で、製剤ごとに基準が異なるため、別の製剤どうしでは単純に比べられません。

エラボトックスは、エラの張りに関わる咬筋(かみしめるときに働く頬の奥の筋肉)に、ボツリヌストキシン製剤を注射する施術です。
製剤は粉末の状態で保管され、生理食塩液で溶かしてから使います。
単位は、液の量ではありません。
「単位」は、製剤に含まれる有効成分の働きの強さを表す数字で、液の量(cc)とは別に決まります。
同じ50単位でも、溶かす生理食塩液の量によって、実際に注射する液の量は変わります。
国内で承認されているボトックスビスタの添付文書には、本剤の単位は本剤特有のもので、他のボツリヌス毒素製剤とは異なり、換算もできないと書かれています。
つまり、ある製剤の50単位と、別の製剤の50単位が同じ働きをするとは限りません。
メニューに書かれた単位数は、使う製剤の名前とセットで読む必要があります。
1単位あたりの価格だけで料金を比べると、製剤の違いを見落とすことがあります。
ボトックスビスタは2026年8月の添付文書改訂で咬筋膨隆の効能が加わり、65歳未満の成人に両側で合計48〜72単位を注射すると定められました。

咬筋膨隆とは、咬筋が発達して下あごの角のあたりが張り出して見える状態を指します。
添付文書では、左右の咬筋にそれぞれ3か所、合計6か所に均等に分けて、筋肉の中へ注射すると定めています。
1回の投与量の上限は合計72単位で、症状が戻ってきたときの再投与は、3か月以内を避けるとされています。
注射する位置は、口角と耳たぶの下を結んだ線より下で、笑筋や耳下腺(唾液をつくる器官)を避けて決めます。
歯を強くかみしめたときに最も厚くなる部分が、最初の注射部位の目安です。
各注射部位は互いに約1cm離し、咬筋の前のふちからも1cm離すよう定められています。
添付文書の用量は、ボトックスビスタを使うときの基準です。
ボトックスビスタの用量は、単位の考え方を説明するために公的な資料から引用したもので、当院で使用している製剤を示すものではありません。
他の製剤には、それぞれ別の用量の考え方があります。
クリニックのメニューにある「両側40単位」「両側50単位」といった表示も、使う製剤とあわせて確かめることが大切です。
エラボトックスで必要な単位数は、エラの張りが咬筋の発達によるものか、骨格や脂肪によるものかを見極めたうえで、医師が診察で決めます。

エラの張りには、咬筋の発達、下あごの骨の形、皮下脂肪の3つが関わります。
ボツリヌストキシン製剤が働きかけるのは筋肉なので、骨格や脂肪が主な原因の場合は変化が出にくくなります。
| 張りの主な原因 | 見分ける目安 | エラボトックスとの関係 |
|---|---|---|
| 咬筋の発達 | かみしめるとエラのあたりが硬く盛り上がる | 注射の対象になりやすい |
| 骨格(下あごの骨の形) | 力を抜いても角ばった形が変わらない | 注射では変化が出にくい |
| 皮下脂肪 | つまむとやわらかく、体重の増減で変わる | 注射では変化が出にくい |
日中の食いしばりや、睡眠中の歯ぎしりがある方は、咬筋が厚くなりやすいと考えられています。
咬筋が薄い方に多くの単位を入れると、頬がこけたように見えることがあります。
反対に、咬筋が厚い方に少ない単位では、変化を感じにくいことがあります。
左右で咬筋の厚さが違う場合は、左右で単位数を変えることもあります。
診察では、触診、かみしめたときの筋肉の動き、顔全体のバランスを見て、単位数を相談します。
骨格や脂肪が主な原因の場合は、注射以外の方法や、施術を受けないという選択肢もあわせて考えます。
初めての方は、少なめの単位から様子を見て、次回に量を調整する考え方もあります。
エラボトックスの料金は、使う製剤の種類と単位数の組み合わせで大きく変わるため、総額・単位数・製剤名の3つをそろえて比べる必要があります。
同じ「エラボトックス」でも、メニューによって片側の価格と両側の価格が混在しています。
エラボトックスの価格の幅は、主に製剤の種類と単位数の違いから生まれます。
価格が高い・安いことは、そのまま効果の大きさや安全性の差を示すものではありません。
どの価格帯でも、内出血やかみにくさなどの副作用が起こりうる点は変わりません。
初回限定やキャンペーンの価格は、2回目以降の価格と分けて考えると、続けたときの費用を見積もりやすくなります。
効果は数か月で落ち着くため、続ける場合は1年間に受ける回数をかけた費用で考えるのが現実的です。
| 確かめる項目 | 理由 |
|---|---|
| 製剤名 | 単位の基準が製剤ごとに異なり、換算できないため |
| 単位数 | 同じ製剤でも、単位数で効き方と価格が変わるため |
| 片側か両側か | 表示価格が片側分か両側分かで、総額が2倍ほど変わるため |
| 診察料・麻酔の費用 | 施術料とは別にかかる場合があるため |
| 2回目以降の価格 | 続ける場合の総額に影響するため |
当院で使用しているエラボトックスの製剤のひとつは、韓国製のリズトックスです。
当院のエラボトックスの料金は、リズトックスのエラが12,000円、エラ倍量が24,000円です(税込・自由診療)。
各メニューの単位数、ほかの製剤のメニュー、現在の料金は、ボトックス注射のメニューページでご確認ください。
注射する単位数は、診察で咬筋の厚さを確かめたうえで、医師からご説明します。
ほかの施術の料金は、料金一覧ページにまとめています。
どの製剤でも、注射した部位の内出血や腫れ、一時的なかみにくさ、表情の左右差といった副作用が出ることがあります。
リズトックスは国内では未承認医薬品のため、使用にあたって知っておいていただきたい事項を、次にまとめています。
リズトックスについて
未承認医薬品であること:リズトックスは、国内では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医薬品です。
入手経路:医師の判断のもと、個人輸入により入手しています。
国内の承認医薬品等の有無:国内では、同じA型ボツリヌス毒素を有効成分とするボトックスビスタが、65歳未満の成人の咬筋膨隆に対して承認されています(国内で承認されている医薬品があります)。
諸外国における安全性等の情報:リズトックスは製造国の韓国で眉間のしわへの使用について承認を受けていますが、咬筋(エラ)への使用は、韓国でも承認された効能に含まれていません。
国内の承認審査も受けていないため、咬筋への使用を含め、国内での有効性と安全性は確認されていません。
海外では、ボツリヌス毒素製剤の投与後に、注射した部位以外へ作用が広がり、飲み込みにくさや呼吸困難などの重い副作用が起きたとの報告があります。
医薬品副作用被害救済制度:未承認医薬品のため、万一重い副作用が起きた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
エラボトックスは数日から2週間ほどで咬筋の動きが弱まり始め、輪郭の変化は1〜2か月ほどかけてゆるやかに現れることが多いとされています。
筋肉の動きが弱まってから、使われにくくなった咬筋が少しずつ薄くなるため、見た目の変化には時間がかかります。
変化の出方や時期には個人差があり、1回で目立った変化を感じない方もいます。
ボトックスビスタの添付文書では、効果は通常3〜4か月で消失し、投与を繰り返す必要があると説明されています。
回数を重ねると咬筋が薄い状態を保ちやすくなると説明されることもありますが、経過には個人差があります。
投与を長期間繰り返すと、体内で抗体ができて効きにくくなることがあると、添付文書に記載されています。
効き目が弱くなったと感じたときは、単位数を増やす前に、医師と原因を確かめることが大切です。
他の医療機関でボツリヌストキシンの注射を受けている方は、部位と日付を診察時にお伝えください。
続けるかどうかは、変化の出方や、かみにくさなど生活の中での不便さを見ながら、医師と相談して決めます。
エラボトックスを長く続けたときの輪郭の変化は、エラボトックスと加齢による輪郭の変化を解説したコラムでも取り上げています。
エラボトックスの主な副作用は内出血・腫れ・かみにくさ・左右差・頬のこけで、多くは時間とともに落ち着きますが、受ける前に知っておくことが大切です。
注射した部位に、内出血、腫れ、赤み、痛みが出ることがあります。
硬いものをかむときに、力が入りにくいと感じることがあります。
笑ったときなどに、口元の動きに左右差や違和感が出ることがあります。
咬筋が薄くなることで、頬がこけた、たるんだように見えることがあります。
まれに、頭痛やだるさ、注射した場所以外の筋肉への影響が報告されています。
ごくまれに、飲み込みにくさや、発疹などのアレルギー反応が出ることもあります。
添付文書では、投与後3〜4か月の間に息苦しさや脱力感などの体調の変化があれば、直ちに医師に申し出るよう求めています。
脱力感やめまいが出たときは、車の運転など危険を伴う作業を控えてください。
重症筋無力症など、全身の神経と筋肉のつなぎ目に障害がある方は、症状が悪化するおそれがあるため受けられません。
妊娠中の方、妊娠している可能性がある方、授乳中の方も受けられません。
妊娠の可能性がある女性は、投与中と最終投与後2回の月経を経るまで避妊が必要とされています。
男性も、投与中と最終投与後少なくとも3か月は避妊が必要とされています。
65歳以上の方への投与は、ボトックスビスタの添付文書で推奨できないとされています。
65歳以上の方は、製剤の種類にかかわらず、受けられるかどうかを診察で判断します。
慢性の呼吸器の病気がある方や、持病・服用中の薬がある方は、診察の際にお伝えください。
エラボトックスの単位と相場について、施術を検討している方から寄せられることが多い質問と、その答えを添付文書などの根拠に沿ってまとめました。
エラボトックスの単位と相場は、製剤の種類・単位数・片側か両側かをそろえて比べ、咬筋の厚さに合った量を医師と決めることが大切です。
単位は製剤ごとの基準で決まり、別の製剤の単位とは換算できません。
国内で承認されたボトックスビスタでは、咬筋膨隆の用量は両側で合計48〜72単位と定められています。
エラの張りが骨格や脂肪によるものなら、注射で変化が出にくいこともあります。
内出血、かみにくさ、左右差、頬のこけといった副作用もあわせて考えたうえで、受けるかどうかを決めてください。
大阪・心斎橋のメディカルアルファクリニック(大阪市中央区南船場4-5-8 ラスターオン心斎橋6F)では、ボトックス注射の診察とご相談を受け付けています。
エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)について
お問い合わせ先:050-1724-3463(10:00〜19:00)
自由診療(保険適用外)です。
施術内容:咬筋にボツリヌストキシン製剤を注射します。ボトックスビスタの添付文書では効果は通常3〜4か月で消失するとされ、続ける場合は間隔をあけて繰り返します。持続期間や必要な回数は、製剤や咬筋の状態により個人差があります。
標準的な費用:リズトックスのエラ12,000円、エラ倍量24,000円(いずれも税込)。ほかの製剤のメニューと料金はメニューページでご確認ください。
主なリスク・副作用:内出血、腫れ、痛み、かみにくさ、表情の左右差、頬のこけ、まれに頭痛や注射部位以外の筋力低下、ごくまれに飲み込みにくさ・息苦しさ・アレルギー反応。
ご相談・ご予約はメディカルアルファクリニック(心斎橋)のLINEまたはWeb予約から
本記事の用量・副作用・広告表示に関する記載は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の添付文書と厚生労働省の公開資料をもとにまとめています。