眉間の深いシワを手軽に改善できるとして人気のヒアルロン酸注入ですが、インターネット上では「危険」「失明リスクがある」といった情報も見受けられます。
施術を検討している方にとって、こうした情報は大きな不安要素となるでしょう。
眉間へのヒアルロン酸注入には、確かに他の部位にはない特有のリスクやデメリットが存在します。
しかし、なぜ危険と言われるのか、どのようなリスクがあるのかを正しく理解し、適切な対策を講じることで、その危険性を最小限に抑えることは可能です。
この記事では、眉間ヒアルロン酸の危険性、特に失明のリスクやデメリット、そして安全に施術を受けるためのクリニック選びのポイントについて詳しく解説します。

眉間へのヒアルロン酸注入が特に危険と言われる最大の理由は、この部位の解剖学的な特徴にあります。
眉間周辺には、顔の中でも特に重要な血管が複雑に走行しています。
特に、眉間の皮膚のすぐ下には滑車上動脈という、目の栄養血管につながる重要な動脈が存在します。
万が一、この血管内に誤ってヒアルロン酸が注入されると血管塞栓という状態を引き起こし、血流が遮断されてしまいます。
この血管塞栓が、失明や皮膚壊死といった深刻な合併症や失敗につながる可能性があるため、眉間へのヒアルロン酸注入は他の部位に比べて高いリスクとデメリットを伴うとされています。

眉間へのヒアルロン酸注入には、内出血や腫れといった一般的な副作用の他に、特に注意すべき重篤な副作用が存在します。
これらの危険性は、主に血管塞栓によって引き起こされるもので、万が一起こってしまった場合のデメリットは計り知れません。
施術を受ける前に、どのような失敗のリスクがあるのかを正確に把握しておくことが極めて重要です。
ここでは、眉間ヒアルロン酸で起こりうる失明や皮膚壊死といった重篤な副作用について解説します。
眉間ヒアルロン酸における最も深刻なリスクは、血管塞栓が原因で起こる「失明」です。
眉間周辺を走る滑車上動脈は、眼球に栄養を送る「網膜中心動脈」という血管と繋がっています。
もし、誤って血管内に注入されたヒアルロン酸の粒子が血流に乗り、逆流して網膜中心動脈を詰まらせてしまうと、網膜への血流が完全に途絶えてしまいます。
これにより網膜の機能が失われ、最悪の場合、失明に至る可能性があります。
これはヒアルロン酸注入における最悪の失敗例であり、発生頻度は極めて稀ですが、ゼロではないリスクとして認識しておく必要があります。
失明と並んで重篤なリスクが、注入部位周辺の皮膚壊死です。
これも血管塞栓が原因で、ヒアルロン酸が動脈を詰まらせることにより、その血管が栄養を供給していた範囲の皮膚組織への血流がストップしてしまいます。
血流が途絶えた皮膚は、酸素や栄養が届かなくなり、数時間から数日のうちに細胞が死んでしまいます。
これが皮膚壊死です。
初期症状として強い痛みや皮膚の変色がみられ、治療が遅れると皮膚が黒く変色し、傷跡が残るなどの大きなデメリットにつながる可能性があります。
このような失敗を避けるためにも、施術後の経過観察は非常に重要です。
重篤なリスクの他に、比較的軽度な副作用も起こる可能性があります。
代表的なものに、内出血、腫れ、しこりが挙げられます。
注射針が皮下の毛細血管に触れることで内出血や腫れが生じることがありますが、これらは通常1〜2週間程度のダウンタイムで自然に軽快します。
また、注入したヒアルロン酸が均一に馴染まず、部分的に硬く触れる「しこり」として感じられることもあります。
これも時間経過とともに馴染んでいくことが多いですが、気になる場合はマッサージで改善することもあります。
これらのデメリットは一時的なものがほとんどですが、長引く場合は医師に相談しましょう。

眉間のシワ治療において、ヒアルロン酸とボトックスはアプローチが根本から異なります。ヒアルロン酸は「充填剤」として、すでに皮膚に刻まれてしまった深い溝を内側から物理的に押し上げて目立たなくさせる治療です。一方、ボトックスは筋肉の動きを一時的に抑制することで、表情を作った際に生じるシワの形成を防ぐ役割を担います。
自身のシワが、無表情でも残る「静止時のシワ」なのか、表情を動かしたときに出る「動作時のシワ」なのかによって適切な選択が分かれます。それぞれの特徴を理解し、状態に合わせた治療を行うことが大切です。
| 項目 | ヒアルロン酸 | ボトックス |
|---|---|---|
| 主な目的 | 刻まれた溝を埋める | 筋肉の動きを抑える |
| 適したシワ | 無表情でも深く残るシワ | 表情を作ると寄るシワ |
| 主な効果 | 皮膚を内側から持ち上げる | シワが寄るのを防ぐ |
| 特徴 | 即効性があり溝が平らになる | 将来的なシワの予防にもなる |
ヒアルロン酸注入が特に効果を発揮するのは、表情を作っていない状態でも深く刻まれてしまった「静的ジワ」です。
長年、眉をひそめる癖が続くと、コラーゲンが変性し、皮膚に深い溝が刻み込まれてしまいます。
このタイプのシワは、筋肉の動きを止めるボトックスだけでは改善が難しくなります。
ヒアルロン酸をシワの直下に注入し、皮膚を内側から持ち上げることで、溝を目立たなくさせる効果が期待できます。
これがヒアルロン酸の大きなメリットであり、すでに深く刻まれた眉間のシワに悩む方にとって有効な選択肢となります。
ボトックス注射が適しているのは、眉をひそめるなどの表情を作ったときにだけ現れる「動的ジワ」です。
ボトックスは、シワの原因となる筋肉(皺眉筋など)の過剰な働きを一時的に抑制します。
これにより、無意識に眉間に力が入るのを防ぎ、シワが寄ること自体を抑える効果があります。
動的ジワを放置すると、将来的に深い静的ジワへと進行するため、ボトックスにはシワの予防的なメリットもあります。
まだシワが刻まれてはいないものの、表情の癖が気になるという方に最適な治療法です。

眉間へのヒアルロン酸注入は、解剖学的に難易度が高い部位であるため、信頼できるクリニック選びが安全性の鍵を握ります。万が一の事態を防ぎ、理想の仕上がりを手に入れるために、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。
価格の安さだけで判断せず、これらの基準を満たす医療機関を選ぶことが、失明や皮膚壊死といった重篤な失敗を避けるための大原則です。
最も重要なのは、医師が顔の解剖学、特に血管の走行を深く理解していることです。
眉間周辺のどの位置に危険な血管があるかを正確に把握し、それを避けて注入する技術がなければ、血管塞栓のリスクは格段に高まります。
医師の経歴や保有資格(日本形成外科学会専門医など)は、その知識と技術力を測る一つの指標になります。
カウンセリングの際に、医師の経験や解剖学への理解度について直接質問してみるのもおすすめです。
ヒアルロン酸注入の症例実績が豊富であることは、医師の技術力を示す重要な指標です。
多くの患者様を治療してきた経験は、一人ひとりの異なる骨格や皮膚の状態に合わせた最適な注入技術や、万が一の際の対応力につながります。
クリニックの公式サイトやSNSなどで、眉間ヒアルロン酸の症例写真が多数公開されているかを確認しましょう。
多くの症例を見ることで、その医師のデザインの好みや効果の出方を把握でき、施術後のイメージとの乖離という失敗を避けることにも繋がるためおすすめです。
施術に使用する器具も、安全性を高める上で重要な要素です。
先端が尖った鋭針ではなく、先端が丸い「マイクロカニューレ」という特殊な針を使用しているクリニックを選ぶことをおすすめします。
マイクロカニューレは先端が丸いため、血管を突き破って傷つけてしまうリスクを大幅に低減できます。
また、針穴を1箇所開ければ、そこから広い範囲にヒアルロン酸を注入できるため、内出血や痛みを抑える効果も期待できます。
どれだけ熟練した医師が慎重に施術を行っても、血管塞栓のリスクを完全にゼロにすることはできません。
そのため、万が一の事態に備えたリスク管理体制が整っているかが極めて重要です。
具体的には、注入したヒアルロン酸を分解・溶解できる「ヒアルロニダーゼ」という薬剤を常備しているかを確認しましょう。
血管塞栓が疑われた際に、迅速にこの溶解注射を行うことで、血流を再開させ、皮膚壊死などの深刻な失敗を防げる可能性があります。
施術前のカウンセリングの質も、信頼できるクリニックを見極めるための重要なポイントです。
良い面ばかりを強調するのではなく、失明や皮膚壊死といった重篤なリスクやデメリット、起こりうる副作用について、時間をかけて丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。
患者の不安や疑問に真摯に耳を傾け、納得できるまで説明してくれる姿勢は、信頼関係の構築につながります。
少しでも不安が残る場合は、その場で即決せず、一度持ち帰って検討することをおすすめします。
眉間へのヒアルロン酸注入を検討されている方へ、カウンセリングから施術後までの一般的な手順を解説します。
| 工程 | 内容 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| カウンセリング・診察 | 状態の確認と治療方針の決定 | 30分〜60分 |
| 施術(注入) | ヒアルロン酸の注入 | 10分〜15分 |
事前のシミュレーションで不安を解消し、納得した上で施術に臨むことが大切です。
メディカルアルファクリニックでは、患者様一人ひとりのシワの深さや肌の状態に合わせ、最適なヒアルロン酸製剤をご提案しています。
当院では、高い持続性と成形力を誇るアラガン社のジュビダームビスタシリーズに加え、コストパフォーマンスに優れた韓国製のチャウムシリーズを取り扱っております。チャウムシリーズは肌馴染みが良く、眉間のようにしっかりと形を整えたい部位にも適しており、1本33,000円から受診可能です。
また、より繊細な仕上がりを求める方には、アラガン社のボルベラやボリューマといった高品質な製剤もご用意しております。経験豊富な医師が、安全性を第一に考えた丁寧なカウンセリングを行い、ご予算や希望の仕上がりに沿った治療プランを提示いたします。
ここでは、眉間へのヒアルロン酸注入を検討している方から多く寄せられる質問にお答えします。
失明のリスクやボトックスとの比較など、多くの方が抱える疑問を解消し、安心して施術を検討するための参考にしてください。
正しい知識を持つことが、効果的で安全な治療の第一歩であり、失敗を避けることにも繋がります。
失明に至る確率は極めて稀で、明確な統計データはありません。
しかし、リスクはゼロではないため、施術は最大限の注意を払って行う必要があります。
顔の解剖学を熟知した経験豊富な医師が、適切な手技で慎重に注入することで、血管塞栓のリスクを最小限に抑えることが可能です。
クリニックと医師選びが、安全性を担保する上で最も重要です。
どちらが適しているかは、シワの種類によって異なります。
表情を作った時にできるシワにはボトックスが、無表情でも刻まれている深い溝にはヒアルロン酸が効果的です。
重篤な副作用のリスクはヒアルロン酸の方が高いですが、どちらも医師の技術に安全性が大きく左右されます。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、医師と相談の上で最適な治療法を選択することが大切です。
はい、迅速な処置を前提として元に戻せる可能性があります。
血管塞栓が起きた場合、ヒアルロン酸を分解する「ヒアルロニダーゼ」という溶解注射を直ちに注入します。
これにより血管の詰まりが解消され、血流が再開すれば、皮膚壊死などの深刻な失敗を回避できることがあります。
そのため、この溶解注射を常備しているクリニックを選ぶことが非常に重要です。
メディカルアルファクリニックでは、患者様に安心して質の高い美容医療を受けていただくため、様々な取り組みを行っています。
美容に関するお悩みに真摯に向き合い、一人ひとりに最適な治療をご提案します。
ここでは、当院が多くの患者様に選ばれる理由の中から、特におすすめしたい3つのメリットをご紹介します。
当院では、眉間のシワのような外面のお悩みに対するアプローチだけでなく、身体の内側から美と健康をサポートする治療もご提供しています。
美容注射・点滴や内服薬などを組み合わせることで、肌質の根本的な改善やエイジングケアを目指します。
外面と内面の両方からアプローチするトータル美容サポートが、当院の大きなメリットであり、おすすめのポイントです。
当院は、OsakaMetro心斎橋駅からすぐという、非常にアクセスしやすい場所にあります。
また、土日も休まず毎日19時まで診療しているため、平日お忙しい方や、お仕事、お買い物のついでにも気軽にお立ち寄りいただけます。
通いやすさも、治療を継続する上で重要な要素です。
便利な立地と柔軟な診療時間は、忙しい現代のライフスタイルを送る方にこそおすすめです。
美容医療において、最も重要なのは施術者の技術力と経験です。
当院には、多くの美容に関するお悩みに向き合ってきた、経験豊富な美容外科医・看護師が在籍しています。
高い技術力と豊富な知識に基づき、患者様一人ひとりのお悩みに寄り添い、ご満足いただける効果の提供を目指します。
安心して質の高い施術を受けたい方にこそ、当院をおすすめします。
眉間へのヒアルロン酸注入は、深く刻まれたシワを改善する上で高い効果が期待できる施術です。
しかしその一方で、血管塞栓による失明や皮膚壊死といった、他の部位にはない重篤なリスクを伴うことも事実です。
このデメリットを理解した上で、安全に施術を受けるためには、顔の解剖学を熟知した経験豊富な医師が在籍し、マイクロカニューレの使用やヒアルロニダーゼの常備など、安全対策を徹底しているクリニックを選ぶことが何よりも重要です。
ボトックスとの効果の違いも理解し、ご自身のシワの状態に合った最適な治療法を選択しましょう。
2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医