脂肪溶解注射は、メスを使わずに気になる部分の脂肪を減らせる人気の施術です。
特にダイエットでは落ちにくい顔周りの脂肪に効果が期待できますが、薬剤の種類が多く、どれを選べば良いか迷う方も少なくありません。
ここでは、代表的な脂肪溶解注射の種類を比較し、それぞれの特徴やデメリット、効果的な部位、そして後悔しないためのクリニックの選び方を解説します。
自分に合ったおすすめの施術を見つけるための参考にしてください。
脂肪溶解注射は、痩せたい部分の皮下脂肪に薬剤を直接注入し、脂肪細胞そのものを破壊・溶解する痩身治療です。
主成分であるデオキシコール酸などの有効成分が脂肪細胞の膜を壊すと、中の脂肪が溶け出します。
溶解した脂肪や破壊された細胞は、老廃物として汗や尿と一緒に体外へ自然に排出される仕組みです。
このメカニズムにより、脂肪細胞の数を物理的に減らすため、リバウンドしにくいという特徴があります。
メスを使わないため、体への負担が少なく、ダウンタイムも短いことから「切らない脂肪吸引」とも呼ばれています。
脂肪溶解注射は、主成分であるデオキシコール酸の濃度によって、効果の強さとダウンタイムの程度が異なります。この成分は、脂肪細胞の膜を直接破壊して脂肪を溶かす働きがあり、濃度が高いほど強力な痩身効果が期待できますが、一方で施術後の腫れが出やすくなるという性質があります。
各薬剤の特徴を理解し、ご自身の希望に合ったものを選ぶことが重要です。
| 薬剤名 | デオキシコール酸濃度 | 特徴・ダウンタイム |
|---|---|---|
| BNLSアルティメット | 約0.02% | 腫れや痛みが非常に少なく、ダウンタイムを最小限に抑えたい方向け |
| カベリン | 0.5% | 効果とダウンタイムのバランスが良く、効率的に部分痩せを目指せる |
| FatX core | 1.0% | 脂肪溶解効果が非常に強力だが、施術後の腫れや痛みが出やすい |
BNLSアルティメットは、従来のBNLSneoにデオキシコール酸を増量し、さらに脂肪燃焼や肌の引き締めをサポートする成分を追加した薬剤です。
最大の特徴は、植物由来成分の働きにより、腫れや痛みが最小限に抑えられている点です。
リンパ循環促進作用や抗炎症作用も期待できるため、ダウンタイムが非常に短く、施術後のスケジュールに影響が出にくいのがメリットです。
フェイスラインや頬など、顔への施術を検討している方や、ダウンタイムをできるだけ短くしたい方に向いています。
カベリンは、デオキシコール酸を0.5%とBNLSに比べて高濃度で配合しており、しっかりとした脂肪溶解効果が期待できる薬剤です。
同時に、腫れや痛みを抑制する成分も配合されているため、効果の高さとダウンタイムの短さのバランスが取れているのが大きな魅力です。
脂肪の分解を促進する「L-カルニチン」や、排出を促す「アーティチョークエキス」も含まれており、効率的な部分痩せをサポートします。
効果もダウンタイムも妥協したくないという、多くの方のニーズに応える人気の高い薬剤です。
FatXcoreは、デオキシコール酸の濃度が1.0%と、現在日本で承認されている脂肪溶解注射の中でもトップクラスの薬剤です。
高濃度な分、脂肪を溶かす効果が非常に強力で、少ない回数でも変化を実感しやすいとされています。
また、脂肪細胞の除去だけでなく、コラーゲン生成を促す作用もあり、皮膚のたるみを予防しながらサイズダウンを目指せるのが特徴です。
ただし、効果が高い反面、施術後の腫れや痛みが他の薬剤よりも強く出やすい傾向にあります。
多少のダウンタイムは許容できるので、とにかく効果を最優先したいという方におすすめです。
脂肪溶解注射は、食事制限や運動では落としにくい特定の部位の脂肪を、ピンポイントで減らすことに適した施術です。
ただし、効果が期待できるのはあくまで皮下脂肪に対してです。
骨格や筋肉の張りが原因で大きく見えている部位には、脂肪溶解注射を打っても変化が見られないことがあります。
施術前には、医師に自分の悩みが脂肪によるものか、それとも他の要因によるものかを正しく診断してもらうことが重要です。
顔は、脂肪溶解注射の効果を実感しやすい人気の部位です。
特に、あご下に溜まった脂肪による二重あごや、フェイスラインのもたつき、ぽっこりとした頬の脂肪の解消に高い効果を発揮します。
これらの部位の脂肪が減ることで、埋もれていた輪郭がはっきりとし、すっきりとした小顔の印象になります。
たるんだ頬の脂肪やほうれい線上の脂肪が持ち上がることで、若々しい印象を与える効果も期待できます。
ただし、エラの筋肉が張っている場合は、脂肪溶解注射ではなくエラボトックス注射が適応となります。
体では、ダイエットをしてもなかなか落ちない部位へのアプローチが可能です。
二の腕、お腹・下腹部・ウエスト、背中、太もも、膝上に乗った脂肪、お尻の下の脂肪。
これらの部位に注入することで、気になる部分だけをサイズダウンさせ、ボディラインを整えることができます。
また、脂肪と老廃物が固まってできるセルライトの改善にも効果が期待できます。
ただし、広範囲の脂肪を減らす場合や、体脂肪率が全体的に高い場合は、多くの薬剤量と回数が必要になることがあります。

脂肪溶解注射には、他の痩身治療と比較して以下のようなメリットがあります。
注射のみで行うため、施術時間は10分程度と短く、メスを使わないので傷跡が残りません。体への負担が抑えられており、アレルギーなどの禁忌事項がなければ気軽に受けやすい施術です。
施術後に多少の腫れや内出血が出ることがありますが、日常生活に支障をきたすほどではありません。仕事や学校を休む必要がなく、施術後のスケジュールを調整しやすい点が魅力です。
食事制限は脂肪細胞を小さくするだけですが、脂肪溶解注射は脂肪細胞の数そのものを減らします。一度破壊された細胞は再生しないため、リバウンドのリスクは低いとされています。
複数回に分けて徐々に脂肪を減らしていくため、周囲に気づかれにくく、自然な変化で理想のラインを目指せます。即効性がない分、急激な変化による不自然さを避けられます。

手軽に受けられる脂肪溶解注射ですが、事前に把握しておくべきデメリットやリスクも存在します。納得のいく施術を受けるために、以下の4つのポイントを確認しておきましょう。
1回の注入で劇的な変化を得ることは難しく、理想のラインを目指すには同じ部位へ3〜5回程度通うのが一般的です。そのため、完了までに期間を要し、総額の費用がかさむ場合があります。
脂肪の量や体質、選択する薬剤の種類によって効果の感じ方は異なります。期待していたほどの変化を実感できない可能性も考慮する必要があります。
一時的な腫れや内出血、痛みのほか、まれにしこりや皮膚の凹凸、アレルギー反応が生じることがあります。注入技術が未熟な場合、神経損傷などの重大な事態を招く恐れもあるため注意が必要です。
妊娠中や授乳中の方、大豆アレルギーをお持ちの方は施術を受けられません。また、糖尿病や心疾患などの持病がある方も安全上の理由から対象外となります。
脂肪溶解注射のダウンタイムは、使用する薬剤や注入量、個人の体質によって異なりますが、一般的に短いのが特徴です。
施術後の経過や主な副作用について理解し、適切に対処することで、ダウンタイムをスムーズに乗り切ることができます。
ほとんどの場合、副作用は時間の経過とともに自然に軽快します。
施術後に起こりうる主な症状と期間の目安は以下の通りです。
| 腫れ・むくみ | 施術直後から翌日にかけてピークとなり、通常は3日後から1週間程度で徐々に引いていきます。薬剤が脂肪を分解する過程で起こる正常な炎症反応によるものです。 |
|---|---|
| 痛み | 注入時のチクッとした痛みのほか、施術後数日間は筋肉痛のような鈍い痛みや圧痛を感じることがあります。 |
| 内出血 | 注射針が毛細血管に触れることで起こります。発生した場合、1〜2週間ほどで紫色から黄色へと変化し、自然に消えていきます。 |
メイクでカバーできる程度であることがほとんどです。
ダウンタイムを短引かせないためには、施術後の過ごし方に注意が必要です。以下のポイントを意識して生活しましょう。
施術当日は、長時間の入浴やサウナ、激しい運動、飲酒を避けてください。血行が良くなりすぎると、腫れや内出血が悪化する恐れがあります。
施術部位を軽くマッサージすることで、薬剤が均一に広がり効果が高まります。ただし、強く揉みすぎると痛みの原因となるため、医師の指示に従い優しく行いましょう。
溶解した脂肪の排出を促すために、普段よりも多めに水分を摂取してください。
洗顔やメイク、シャワーは当日から可能です。もし腫れが気になる場合は、温めるよりも軽く冷やすことで症状が落ち着きやすくなります。
脂肪溶解注射は、施術時間も短く手軽に受けられますが、効果を実感するまでにはある程度の期間と回数が必要です。
継続して通院することを前提に、予算やスケジュールを計画することが大切です。
ここでは、効果を実感できるまでの期間や、理想のラインに近づくために必要な回数、費用の目安について解説します。
脂肪溶解注射の効果は、施術後すぐに現れるわけではありません。
破壊された脂肪細胞が体外へ排出されるのに時間がかかるため、多くの場合、施術から1〜2週間後に徐々に変化を感じ始めます。
早い方では3日後くらいからすっきりした感覚を得ることもあります。
医学的なエビデンスとして、主成分のデオキシコール酸が脂肪細胞を不可逆的に破壊することは論文でも示されており、一度破壊された脂肪細胞は元に戻ることはありません。
そのため、暴飲暴食などで体重が極端に増えない限り、効果は半永久的に持続すると考えられています。
脂肪溶解注射は1回で溶解できる脂肪量に限りがあるため、見た目の変化を実感するには3回から5回程度の継続した施術が推奨されます。もともとの脂肪量や希望する仕上がりによって必要な回数は異なりますが、複数回に分けることでより自然で滑らかなラインを目指せます。
施術の間隔は、使用する薬剤の種類や体の反応に合わせて調整が必要です。代表的な薬剤の通院ペースは以下の通りです。
| 薬剤の種類 | 推奨される施術間隔 |
|---|---|
| BNLSアルティメット | 1〜2週間に1回 |
| カベリン | 2週間に1回 |
| FatXcore | 1ヶ月に1回 |
脂肪溶解注射の費用は、使用する薬剤の種類や注入量、施術部位によって変動します。自由診療のため、クリニックごとに独自の価格設定がなされているのが一般的です。
部位別の費用相場は以下の通りです。
| 施術部位 | 注入量の目安(cc) | 費用の目安(総額) |
|---|---|---|
| 頬・フェイスライン | 10〜20cc | 20,000円〜80,000円 |
| 二重あご(顎下) | 10〜20cc | 20,000円〜80,000円 |
| 二の腕(両側) | 10〜40cc | 20,000円〜150,000円 |
| お腹(下腹部) | 20〜50cc | 40,000円〜200,000円 |
| 太もも(両側) | 20〜50cc | 40,000円〜200,000円 |
効率的に理想のラインを目指すためのポイントをまとめました。
脂肪溶解注射は医師の技術や知識によって仕上がりが左右されるため、慎重な検討が必要です。納得のいく結果を得るために、以下の5つのポイントを基準に選びましょう。
悩みや希望を深く汲み取り、リスクについても誠実に説明してくれる医師が理想的です。また、公式サイトやSNSで自分と似た症例があるか確認することで、施術後のイメージがつきやすくなります。
| チェック項目 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| カウンセリング | メリット・デメリットの両方を説明しているか |
| 症例写真 | 変化の度合いや滑らかさが自分好みか |
| 薬剤の種類 | 悩みや部位に合わせた選択肢があるか |
| 総額費用 | 麻酔代や診察料を含めた見積りが出るか |
| 救急対応 | 術後のトラブル時に迅速な対応が可能か |
後悔しないためには、複数のクリニックを比較し、信頼できる医療機関を見極めることが重要です。目標達成までに必要な回数や総額を事前に提示してくれる透明性の高い環境を選んでください。
メディカルアルファクリニックでは、数ある脂肪溶解注射の中から、効果とダウンタイムのバランスに優れた「カベリン注射」を採用しています。
カベリンは、脂肪溶解成分「デオキシコール酸」を0.5%と効果を実感しやすい濃度で配合しつつ、腫れや痛みを抑える成分も含まれているため、日常生活への影響を最小限に抑えながら部分痩せを目指したい方に適しています。
当院では、患者様一人ひとりの脂肪のつき方やご希望を丁寧にカウンセリングし、最適な注入量と治療計画をご提案します。
料金は1ccあたり9,800円(税込)ですが、8ccをまとめて注入する場合は58,800円(税込)と、お得なプランもご用意しております。
ここでは、脂肪溶解注射を検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。
脂肪の量にもよりますが、1回だけでは見た目の変化を実感しにくいことが多いです。
施術によって脂肪細胞の数は確実に減少しますが、周囲に気づかれるようなはっきりとした効果を得るには、同じ部位に3〜5回程度の継続的な施術を受けることが推奨されます。
注射針を刺す際にチクッとした痛みと、薬剤を注入する際にじんわりとした痛みを感じることがあります。
痛みのレベルは、多くのクリニックで採用されている極細の針や、施術部位を冷却することで緩和できます。
我慢できないほどの強い痛みを感じることは稀です。
どちらが良いかは目的によって異なります。
一度の施術で確実に大きな変化を求めるなら脂肪吸引、ダウンタイムを短く、周囲にバレずに徐々に痩せたいなら脂肪溶解注射が適しています。
また、糸リフトやリニアハイフ、エラボトックスなどの施術と併用することで、よりシャープなフェイスラインを目指すことも可能です。
当院は、脂肪溶解注射をはじめとする美容医療において、多くの患者様からお選びいただいています。
その理由として、以下の3つの特徴が挙げられます。
患者様一人ひとりに寄り添い、ご満足いただける結果を追求することが、おすすめのクリニックとして良いレビューをいただくことにつながっていると考えています。
メディカルアルファクリニックでは、脂肪溶解注射のような外面へのアプローチだけでなく、ダイエット内服薬や美容点滴といった、体の内側から健康的に美しくなるための治療も総合的にご提案しています。
部分的な脂肪だけでなく、全体的な体重管理や体質改善まで含めたトータルでの美容サポートが可能です。
患者様のお悩みに合わせて、最適な治療法を組み合わせることで、より高い効果を目指します。
脂肪溶解注射は、効果を実感するために複数回の通院が必要となることが多い施術です。
当院はOsakaMetro心斎橋駅からすぐの便利な立地にあり、土日も19時まで診療を行っているため、平日お忙しい方でもお仕事や買い物のご予定に合わせて無理なく通院を継続していただけます。
通いやすさは、治療を最後までやり遂げるための重要なポイントです。
脂肪溶解注射は手軽な施術ですが、解剖学的な知識に基づき、適切な層へ均一に薬剤を注入するには高い技術が求められます。
注入方法を誤ると、効果が出ないばかりか、皮膚が凸凹になるなどのトラブルにつながるリスクもあります。
当院では、美容医療において豊富な経験を持つ医師・看護師のみが施術を担当します。
確かな技術力で、リスクを最小限に抑えながら、安全で効果的な治療を提供します。
脂肪溶解注射は、メスを使わずに気になる部分の脂肪を減らせる効果的な痩身治療です。
しかし、BNLSやカベリンなど薬剤の種類によって、効果の高さやダウンタイムの出方が異なります。
自分の希望を明確にし、それぞれの薬剤の特徴を理解することが重要です。
また、満足のいく結果を得るためには、カウンセリングが丁寧で、実績が豊富な信頼できるクリニックを選ぶ必要があります。
この記事を参考に、自分に最適な脂肪溶解注射を見つけてください。
2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医