口ゴボで目立つほうれい線はヒアルロン酸で改善。矯正なしで治す方法

投稿日:2026.7.16
更新日:2026.7.8
美容コラム

口元の突出、いわゆる「口ゴボ」が原因でほうれい線が目立つことにお悩みではありませんか。

骨格の問題だからと歯科矯正や外科手術を考える方もいますが、時間や費用がかかるため躊躇してしまうケースも少なくありません。

実は、このようなお悩みは美容医療のヒアルロン酸注入で改善が期待できます。

この記事では、口ゴボによってほうれい線が目立つ仕組みから、ヒアルロン酸を用いた具体的な改善方法、メリット・デメリット、クリニック選びのポイントまで詳しく解説します。

目次

口ゴボが原因でほうれい線が深く見えてしまう仕組み

口ゴボの方がほうれい線が目立ちやすいのは、単なるシワではなく、骨格や筋肉の状態が大きく影響しているためです。

このタイプのほうれい線は、セルフケアのマッサージなどで解消するのは難しく、特有の原因に基づいたアプローチが必要です。

ここでは、口ゴボとほうれい線の関係について、3つの主な要因を解説します。

口元の突出と頬の高さの差が影を生む

口ゴボは、上顎や歯が前方に突出している状態です。

そのため、突出した口元と、その横にある頬との間に高さの差(段差)が生まれます。

この段差に光が当たると、頬の部分が影になり、ほうれい線がくっきりと深く刻まれているように見えてしまいます。

特に、顎が小さい、または後退している方は、口元の突出がより強調されるため、ほうれい線の影も濃くなる傾向があります。

口呼吸によって口周りの筋肉が衰える

口ゴボの方は、唇が閉じにくく、無意識に口呼吸になりがちです。

口呼吸が習慣化すると、口の周りを囲む「口輪筋」という筋肉が常に緩んだ状態になり、衰えやすくなります。

口輪筋は頬の筋肉とも連動しているため、この筋肉が衰えることで頬全体を支える力が弱まり、たるみが発生してほうれい線を深くする一因となります。

根本的な改善には歯科矯正や骨格を変える整形手術が選択肢となりますが、筋肉の衰えによるたるみは他のアプローチも有効です。

加齢による肌のたるみが追い打ちをかける

口ゴボという骨格的な要因に、加齢による肌の変化が加わると、ほうれい線はさらに目立ちやすくなります。

年齢を重ねると、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンが減少し、皮下脂肪も下垂しやすくなります。

もともと口元との高低差がある上に、頬の皮膚や脂肪がたるんで下がってくることで、ほうれい線の溝がより一層深くなってしまうのです。

骨格的な要因と加齢による要因が重なることで、より深刻な悩みにつながります。

ヒアルロン酸注射で口ゴボによるほうれい線を目立たなくさせる方法

ヒアルロン酸注射は、口ゴボによるほうれい線を目立たなくさせる効果的な治療法の一つです。単にほうれい線の溝を埋めるだけでなく、顔全体のバランスを整えることで、口元の突出感を和らげることができます。

具体的なアプローチ方法は以下の通りです。

  • ほうれい線の溝そのものに注入して浅くする
  • 顎に注入してEラインを整え口元の突出感を和らげる
  • 鼻根部に注入して顔の立体感を出し視線を分散させる

当院では、経験豊富な医師や看護師が患者様一人ひとりの骨格を診断し、最適な注入ポイントを見極めます。即効性が高くダウンタイムも短いため、大掛かりな手術を避けたい方にも適した選択肢です。

ほうれい線の溝そのものにヒアルロン酸を注入して浅くする

最も直接的な方法が、ほうれい線の溝(鼻唇溝)の皮膚直下にヒアルロン酸を注入するアプローチです。

ヒアルロン酸が皮膚を内側から持ち上げることで、物理的に溝を浅くし、影を目立たなくさせます。

口ゴボによって深く刻まれてしまったほうれい線に対して即効性が高く、施術直後から変化を実感しやすいのが特徴です。

肌の状態やシワの深さに合わせて、適切な硬さのヒアルロン酸を選択します。

顎にヒアルロン酸を注入してEラインを整え口元の突出感を和らげる

口ゴボの方は、顎が後退している、または小さいために口元の突出が強調されているケースが多く見られます。

この場合、顎先にヒアルロン酸を注入して高さを出し、前方に少し出すことで、理想的な横顔の基準とされる「Eライン(鼻先と顎先を結んだ直線)」が整います。

Eラインの内側に唇が収まることで、口元の突出感が和らぎ、口ゴボの印象そのものを改善する効果が期待できます。

結果的に、ほうれい線への視線も逸らすことができます。

鼻根部にヒアルロン酸を注入し顔の立体感を出す

顔全体のバランスを整えるという観点では、鼻根部へのヒアルロン酸注入も有効です。

鼻根部を高くすることで顔の中心に高さが生まれ、のっぺりとした印象から立体的でメリハリのある顔立ちに変わります。

これにより、視覚的に口元への注目が分散され、口ゴボやほうれい線が目立ちにくくなる効果があります。

顎への注入と組み合わせることで、よりバランスの取れた美しい横顔を目指せます。

ヒアルロン酸でほうれい線を改善するメリット

ヒアルロン酸注射は、口ゴボが原因で目立つほうれい線に対して、多くのメリットがある治療法です。

特に、外科的な手術や長期間の矯正治療に抵抗がある方にとって、魅力的な選択肢となり得ます。

ここでは、主な3つのメリットを解説します。

施術直後から変化を実感できる即効性

ヒアルロン酸治療の最大のメリットは、その即効性です。

注入されたヒアルロン酸は、その場でボリュームを補い、シワや溝を持ち上げるため、施術が終わった直後からほうれい線が浅くなったことを実感できます。

大切なイベントを控えているなど、すぐに効果を出したい場合に適した治療法です。

歯科矯正のように年単位の期間を要することなく、短時間で見た目の印象を変えることが可能です。

メスを使わないため体への負担が少なくダウンタイムも短い

ヒアルロン酸注射は、メスを使わない「切らない治療」です。

注射のみで行うため、体への負担が非常に少なく、アレルギーのリスクも低いとされています。

施術後に大きな腫れや痛みが出ることはまれで、内出血が生じた場合でも1〜2週間程度で治まることがほとんどです。

そのため、外科手術のように長いダウンタイムを取る必要がなく、施術当日からメイクをして帰宅するなど、日常生活への影響を最小限に抑えられます。

歯科矯正と比較して費用を抑えられる

口ゴボの根本治療である歯科矯正は、一般的に数十万円から百万円以上と高額になる傾向があります。

一方で、ヒアルロン酸注射は使用する製剤や量によって異なりますが、数万円から始めることが可能です。

もちろん、効果を維持するためには定期的な施術が必要ですが、一度にかかる費用を大幅に抑えられるため、美容医療が初めての方でも挑戦しやすい治療と言えます。

ヒアルロン酸治療を受ける前に知っておきたいデメリット

ヒアルロン酸治療は多くのメリットがある一方で、施術を受ける前に理解しておくべきデメリットも存在します。

効果の持続性や治療の限界、仕上がりのリスクなどを正しく把握し、納得した上で治療を選択することが重要です。

効果は永久的ではなく定期的なメンテナンスが必要

ヒアルロン酸は、もともと体内に存在する成分をベースに作られているため、時間とともに徐々に体内に吸収されていきます。

そのため、注入による効果は永久的ではありません。

使用するヒアルロン酸の種類や注入部位、個人の体質によって差はありますが、効果の持続期間は一般的に半年から1年半程度です。

美しい状態を維持するためには、定期的にクリニックで診察を受け、必要に応じて再注入するなどのメンテナンスが必要となります。

骨格そのものを変える根本的な治療ではない

ヒアルロン酸注射は、あくまでシワの溝を埋めたり、顔のバランスを整えたりすることで、口ゴボやほうれい線を「目立たなくさせる」対症療法です。

口ゴボの原因である歯並びや顎の骨格そのものを変える治療ではありません。

そのため、根本的な原因から改善したい場合は、歯科矯正や外科手術といった他の治療法を検討する必要があります。

自身の目指すゴールに合わせて、最適な治療法を選択することが大切です。

注入量や部位を誤ると不自然な仕上がりになる可能性がある

ヒアルロン酸治療は、医師の技術力やデザインセンスによって仕上がりが大きく左右されます。

注入量が多すぎると顔がパンパンに膨らんで見えたり、注入する部位や深さが不適切だと、しこりや凹凸ができて不自然な印象になったりするリスクがあります。

特に口周りは動きの多い部位であるため、自然な表情を損なわないよう、精度の高い注入技術が求められます。

経験豊富な医師のもとで、慎重に治療を進めることが重要です。

口ゴボやほうれい線に対する他の治療法

ヒアルロン酸注射は口ゴボによるほうれい線を目立たなくさせる手軽で有効な方法ですが、根本的な原因へのアプローチや、たるみが主な原因の場合には他の治療法が適していることもあります。

ここでは、代表的な3つの治療法を紹介します。

歯列矯正で歯並びを整え口元を下げる

口ゴボの根本的な原因が歯並びの乱れにある場合、最も効果的な治療法が歯列矯正です。

ワイヤー矯正やマウスピース矯正によって歯を正しい位置に動かし、前方に突出した歯列を後方に下げることで、口元の突出感を改善します。

時間はかかりますが、口ゴボそのものを解消できるため、ほうれい線が目立つ原因を取り除くことにつながります。

また、噛み合わせが整うことで、口周りの筋肉のバランスも改善される効果が期待できます。

外科手術で顎の骨格を根本から改善する

歯並びだけでなく、顎の骨格そのものが前方に突出している重度の口ゴボの場合、外科手術が適応となることがあります。

代表的なものに「セットバック手術」があり、これは前から4番目の歯を抜歯し、そのスペースを利用して前歯部分の歯茎の骨を切り、後方に移動させる手術です。

骨格レベルで口元を下げることができるため、劇的な変化が期待できますが、体への負担が大きく、長いダウンタイムや相応のリスクを伴います。

糸リフトで頬のたるみを引き上げる

口ゴボの骨格的要因に加えて、加齢による頬のたるみがほうれい線を深くしている場合には、糸リフトが有効です。

これは、コグ(トゲ)のついた特殊な医療用の糸を皮下組織に挿入し、たるんだ皮膚や脂肪を物理的に引き上げる治療法です。

頬の位置が高くなることで、ほうれい線の溝が浅くなり、若々しい印象を取り戻せます。

ヒアルロン酸注入と組み合わせることで、リフトアップとボリュームアップの相乗効果も期待できます。

口ゴボ・ほうれい線のヒアルロン酸治療で後悔しないためのクリニック選び

口ゴボやほうれい線に対するヒアルロン酸治療は、医師の技術と経験が結果を大きく左右します。

満足のいく結果を得て後悔しないためには、慎重なクリニック選びが不可欠です。

ここでは、クリニックを選ぶ際に確認すべき3つの重要なポイントを解説します。

顔全体のバランスを考慮したデザインを提案してくれる

優れたクリニックは、単にほうれい線の溝を埋めるだけの治療は行いません。

口ゴボやほうれい線の状態だけでなく、鼻の高さ、顎の形、頬のボリュームなど、顔全体のパーツのバランスを総合的に評価し、最も調和の取れた美しい仕上がりになるような注入デザインを提案してくれます。

カウンセリングの際に、個々の骨格に合わせた多角的なアプローチを提案してくれる医師を選ぶことが重要です。

ヒアルロン酸注入に関する症例実績が豊富に公開されている

クリニックの公式ウェブサイトやSNSなどで、ヒアルロン酸注入の症例写真が豊富に公開されているかを確認しましょう。

特に、自分と似たような悩みを持つ患者のビフォーアフター写真が多数掲載されていれば、そのクリニックが同様の治療を得意としている証拠になります。

症例写真は医師の技術力や美的センスを判断する上で最も客観的な指標の一つです。

カウンセリングでリスクや副作用まで丁寧に説明してくれる

信頼できるクリニックは、治療のメリットや良い点ばかりを強調するのではなく、起こりうるリスクや副作用についても時間をかけて丁寧に説明してくれます。

内出血や腫れといったダウンタイム中の症状から、アレルギー反応、血流障害(塞栓)といった稀ではあるものの重篤な合併症の可能性まで、隠さずに誠実に伝えてくれる姿勢は、患者の安全を第一に考えている証拠です。

不安や疑問にしっかりと向き合ってくれるクリニックを選びましょう。

口ゴボ・ほうれい線のヒアルロン酸治療に関するよくある質問

ここでは、口ゴボやほうれい線の改善を目的としたヒアルロン酸治療に関して、多くの方が抱く疑問についてお答えします。

ヒアルロン酸を注入する際に痛みはありますか?

注入部位に麻酔クリームを塗布したり、冷却したりすることで、針を刺す際の痛みは大幅に軽減できます。

また、最近のヒアルロン酸製剤には麻酔薬が含まれているものが多く、注入中の痛みも最小限に抑えられています。

痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方が我慢できる程度の軽い痛みです。

歯列矯正とヒアルロン酸注入は同時に進められますか?

はい、基本的には同時に進めることが可能です。

ただし、矯正治療によって口元の骨格や歯並びが変化していくため、最適な注入のタイミングや量については、歯科医師と美容クリニックの医師双方と相談することが重要です。

矯正中の見た目のコンプレックスをヒアルロン酸で一時的にカバーするといった活用もできます。

ヒアルロン酸注入によって口ゴボが悪化して見えることはありませんか?

注入する部位や量を誤ると、かえって口元が前に出て見えたり、ほうれい線周辺が不自然に膨らんだりして、口ゴボが悪化したように感じられる可能性があります。

このような失敗を避けるためには、顔全体のバランスを正確に診断し、適切なデザインができる経験豊富な医師を選ぶことが極めて重要です。

まとめ

口ゴボが原因で目立つほうれい線は、ヒアルロン酸注射によって改善が期待できます。

ほうれい線の溝を直接埋めるだけでなく、顎や鼻根部に注入して顔全体のバランスを整えることで、口元の突出感を和らげることが可能です。

この治療は、即効性がありダウンタイムも短いというメリットがある一方、効果が永続的ではなく、骨格を変える根本治療ではないという側面も持ち合わせています。

満足のいく結果を得るためには、顔全体のバランスを考慮した提案ができ、症例実績が豊富な信頼できるクリニックを選ぶことが成功の鍵となります。

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この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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