自然に印象アップ!エラボトックスによるフェイスラインの変化とは?

2025.10.6
美容コラム

目次

エラボトックスとは?自然な印象アップを目指す注射の特徴

顔の印象を自然に整えたい方に人気のエラボトックスは、手軽にフェイスラインの変化を目指せる施術として注目されています。ここでは、その具体的な特徴について詳しくご紹介します。

エラ張りの原因は「筋肉」?ボトックスのメカニズム

エラの張りは遺伝や骨格によるものと思われがちですが、多くの場合は咬筋と呼ばれる筋肉の発達が主な原因です。特に歯ぎしりや食いしばりのクセがある方は、この咬筋が過剰に発達し、フェイスラインが角ばって見えてしまうことがあります。この状態を改善するのがエラボトックスです。

エラボトックスは、ボツリヌス菌から抽出された成分を利用して、咬筋の過剰な働きを一時的に抑える注射治療です。アセチルコリンという神経伝達物質の働きをブロックすることで、筋肉の収縮を弱め、発達しすぎた咬筋が徐々に萎縮していきます。これにより、シャープなフェイスラインを目指しやすくなります。

使用される薬剤には、厚生労働省が認可しているアラガン社製の製剤や、コストパフォーマンスに優れた韓国製のボツラックス、ニューラックスなどがあります。それぞれ持続期間や効果に違いがあり、目的に合わせた選択が重要です。特にアラガン社製は高い純度と安定した効果が魅力で、多くのクリニックでおすすめされています。

整形手術との違いとは?

エラの張りを改善する方法には、エラボトックス以外にも整形手術がありますが、両者には大きな違いがあります。整形手術は骨そのものを削る外科的な方法で、一度施術を受けると半永久的に近い効果が期待できます。しかし、その分ダウンタイムが長く、腫れや内出血、リスクも伴います。また、術後のフェイスラインに左右差が出る可能性や、笑顔のひきつりなどの違和感が生じることもあります。

一方、エラボトックスは注射による施術のため、ダウンタイムが短く、施術当日から通常の生活に戻りやすい点が大きなメリットです。腫れや内出血は1週間以内に落ち着き、フェイスラインの変化も自然に現れます。ただし、効果の持続期間は3ヶ月から6ヶ月ほどで、永久的なものではないため、定期的なメンテナンスが必要です。

エラボトックスの効果はいつから実感できる?持続期間と注意点

エラボトックスの施術後、どのようなタイミングで効果を実感できるのか、また持続期間や注意すべきポイントについて解説します。

効果が現れるまでの経過と変化の目安

エラボトックスは、注射後すぐに劇的な変化を感じる施術ではありません。施術直後はむしろ軽い腫れや内出血が見られることがあり、顔に違和感を覚える方もいます。しかし、これらの症状は一時的で、多くの場合、1週間ほどで腫れが引き、自然な状態に戻ります。

効果が実感できるのは、施術後1週間から2週間経過した頃です。この時期になると咬筋の動きが徐々に抑えられ、フェイスラインがすっきりとしてくるのを感じる方が増えます。特に、食いしばりや咀嚼時に感じていた筋肉の張りが和らぎ、顎ラインがシャープになっていくのを実感できます。

この変化はさらに進行し、3週間から1ヶ月後にはより明確に顔の印象が変わったことに気付くでしょう。笑顔が自然になり、フェイスラインのたるみが軽減されることで若々しい印象に近づけます。

ただし、エラボトックスの効果は永久ではありません。個人差はありますが、一般的に3ヶ月から6ヶ月で効果が薄れていきます。このため、「いつまで効果が続くのか」と気になる方は、施術計画を立てて定期的にクリニックで相談することが大切です。

効果期間はどれくらい続く?持続させるポイント

エラボトックスの効果は平均的に3ヶ月から6ヶ月ほど続きます。咬筋の発達が強い方は、初回施術では持続期間が短くなる場合もありますが、定期的に施術を受けることで徐々に筋肉のボリュームが減少し、効果が長く持続するようになります。

効果を長持ちさせるためのポイントは、施術後の生活習慣にも注意することです。例えば、過度な咀嚼運動は避け、歯ぎしりや食いしばりを無意識に行わないよう意識することが重要です。また、施術後1週間は激しい運動や長時間のサウナ、マッサージを控え、注射部位に強い刺激を与えないようにしましょう。

クリニックによっては、1回目の施術で100単位を推奨し、その後は必要に応じて50単位ずつ調整する場合もあります。症例によって適切な単位数は異なるため、医師としっかり相談して最適なプランを立てることが重要です。

継続的な施術が必要?単位数と頻度の目安

エラボトックスは、効果を持続させるために定期的な施術が必要です。一般的には、初回施術では両側で100単位を使用し、3ヶ月から6ヶ月ごとに追加の注射を行うケースが多いです。筋肉の発達が特に強い方は、2回目以降も100単位の施術を行い、その後はフェイスラインの状態に応じて50単位や70単位、80単位と調整することもあります。

施術の頻度は、顔の変化に合わせて決めるのが理想です。短期間で劇的な変化を求める場合は、3ヶ月ごとの施術が目安となります。一方、自然な変化を好む方は、半年に1回の施術でも十分です。どちらの場合も、クリニックでの定期的なカウンセリングを受け、自分に合った単位数と施術間隔を見極めることが成功のポイントです。

【症例紹介】体感ベースでわかるエラボトックスのフェイスライン変化

エラボトックスの実際の変化は、症例を通じて理解するのが最もわかりやすい方法です。ここでは施術前後でどのような印象の変化があったのかを、体験者の声や具体的な変化をもとに詳しくご紹介します。

実際の症例から見る印象の変化とは?

症例写真を見ると、施術前はエラの張りによってフェイスラインが広がり、顔全体が大きく見えていた方でも、施術後1週間から2週間で顎ラインがスッキリと整ってきたことが確認できます。特に、咬筋の張りが強かった方はフェイスラインの変化が顕著で、正面からだけでなく横顔の印象も大きく変わります。

実際に体験した30代の女性は、初回の施術で100単位を使用し、3ヶ月後にはフェイスラインが見違えるほどシャープになりました。彼女は、「すぐに変わるわけではなかったけれど、1ヶ月後に写真を見比べてびっくりしました」と語っています。このように、エラボトックスはゆるやかに変化が現れるため、自然な印象を崩さずに理想の小顔を目指せる施術です。

顔の印象はどう変わる?顎ラインと骨格バランスの考え方

フェイスラインを美しく見せるには、単にエラの張りをなくすだけでは不十分です。顎ラインと骨格バランスの調和が取れてこそ、理想的な小顔効果が得られます。特に、Eラインと呼ばれる鼻先から顎先にかけての直線的なラインが整うと、横顔の美しさが際立ちます。

エラボトックスだけでは骨の位置は変えられないため、骨格的な要因が強い場合は糸リフトや脂肪吸引との併用が効果的です。糸リフトでフェイスラインを引き上げ、余分な脂肪を除去することで、よりシャープな顎ラインが手に入ります。

また、施術後にフェイスラインがこけるのを防ぐためには、適切な単位数を見極めることが重要です。打ちすぎると頬のこけ感が目立ち、不健康な印象を与えるリスクもあるため、クリニックでのカウンセリングでしっかり相談しましょう。

エラボトックスの料金・価格相場|単位ごとの目安も紹介

エラボトックスの料金は、使用する製剤の種類や単位数、クリニックによって大きく異なります。自分に合ったプランを見つけるためにも、価格相場をしっかり把握しておきましょう。

費用相場はどのくらい?単位ごとの料金体系

一般的に、アラガン社製のボトックスを使用する場合、1回あたりの料金は50単位で30,000円から50,000円、100単位で50,000円から100,000円程度です。一方、韓国製のボツラックスやニューラックスは比較的安価で、50単位で10,000円から30,000円、100単位で20,000円から60,000円ほどが相場となっています。

価格だけで選ぶのではなく、効果の持続期間や安全性を考慮することも大切です。厚生労働省の認可を受けたアラガン社製は、長期的に安定した効果が期待できるため、多くの方に選ばれている製剤です。韓国製は、短期間で効果を試したい方や、費用を抑えたい方に向いています。

また、クリニックによっては回数券やセット料金を用意している場合もあります。施術を定期的に受ける予定がある方は、長期的に見てお得になるプランを選ぶと良いでしょう。

モニター制度を利用してお得に受けるおすすめの方法

施術費用を抑えたい方には、モニター制度の利用が非常におすすめです。モニター制度とは、クリニックが施術の症例写真を提供する代わりに、通常よりも安い料金で施術を受けられる制度です。

特に人気のクリニックでは、モニター価格で50単位あたり5,000円から受けられることもあり、通常価格に比べるとかなりお得です。さらに、モニター制度を利用することで最新の薬剤や技術を試すことも可能です。ただし、顔写真が公開される場合もあるため、事前に条件をよく確認してから利用しましょう。

体感ベースでわかる!エラボトックス後のフェイスライン変化

エラボトックスの効果は、実際に体験した方の声を参考にするとイメージしやすくなります。ここでは、体感ベースでどのようなフェイスラインの変化があったのか、具体的にご紹介します。

実際に体験した人の声から見る変化のイメージ

エラボトックスを受けた多くの方が、最初に感じる変化は「咬筋の張りがやわらいだ」という点です。施術後すぐは腫れや軽い内出血が出ることもありますが、1週間後には腫れが引き、顔のラインが徐々にすっきりとしてくるのが実感できます。

ある30代女性の症例では、初回100単位の施術を受けた直後はあまり変化が見られなかったものの、2週間経過するとフェイスラインがすっきりし、3ヶ月目には顎ラインが引き締まったことで、顔全体の印象が大きく変わりました。

「顔が小さくなったと言われた」「化粧映えするようになった」「笑顔が自然になった」といった口コミも多く、エラボトックスの効果を実感している方は少なくありません。また、マスクを外す機会が増えた今、フェイスラインの印象が重要視されるようになり、男性にも人気が高まっています。

顔の印象はどう変わる?顎ラインと骨格バランスの考え方

エラボトックスによるフェイスラインの変化は、単にエラの張りを抑えるだけでなく、顔全体のバランスに大きく影響します。特にeライン(鼻先と顎先を結んだ直線)のバランスが整うことで、横顔の美しさが際立つようになります。

骨格の影響でエラの張りが強調されている場合は、エラボトックスだけでは不十分なこともあります。その場合、糸リフトや脂肪吸引などの施術と併用することで、より理想的な小顔を目指すことが可能です。

また、注射の単位数が多すぎるとフェイスラインがこけるリスクもあるため、適切な単位数の調整が重要です。失敗を防ぐためには、実績豊富なクリニックでカウンセリングを受け、適正な施術計画を立てることが成功の鍵となります。

ダウンタイムや副作用はある?施術後の過ごし方と注意点

エラボトックスは手軽に受けられる施術ですが、ダウンタイムや副作用についての正しい知識も必要です。施術後の過ごし方次第で、仕上がりや持続期間にも違いが生まれるため注意しましょう。

ダウンタイムの期間と生活で気を付けること

エラボトックスのダウンタイムは比較的短く、通常は2〜3日で軽い腫れや内出血が落ち着きます。施術当日は注射部位に腫れや赤みが出る場合があるため、当日の激しい運動やお風呂、サウナなどは避けましょう。また、化粧は注射部位を避けて軽めに済ませるのが安心です。

翌日からは普段通りの生活ができますが、マッサージや顔を強く触る行為は1週間ほど控えてください。内出血が気になる場合は、スキンケアで保湿をしっかり行い、刺激を与えないようにしましょう。

よくある副作用とその対処法

エラボトックスの副作用には、内出血、腫れ、痛み、違和感などが挙げられます。これらは通常1週間程度で自然に解消しますが、長引く場合や強い違和感が続く場合は施術を受けたクリニックに相談することが大切です。

また、打ちすぎによる顔の左右差や笑顔のひきつり、口角の下がりなどが起こる場合があります。このような症状を防ぐためにも、施術は経験豊富な医師に任せ、適切な単位数でバランスよく注入してもらうことが重要です。

【エラボトックスの注意点】妊娠中・授乳中は施術を避けるべき理由

エラボトックスは比較的安全性の高い施術とされていますが、妊娠中や授乳中の方は施術を控えることが推奨されています。これは、ボツリヌス菌由来の成分が胎児や乳児にどのような影響を及ぼすか明確なデータが十分にないためです。また、施術を検討している方は、事前に避妊を行い、安全なタイミングで施術を受けることがすすめられています。

さらに、妊娠を希望している場合は、ボトックスの成分が体内に残っている期間を考慮し、施術後少なくとも2ヶ月は避妊を続けることが一般的な目安とされています。クリニックでのカウンセリング時に、妊娠の可能性や将来的な計画についても必ず相談しましょう。

エラボトックスの種類と選び方|あなたに合う施術を見つけるポイント

エラボトックスは使用する薬剤によって、効果の現れ方や持続期間、料金が大きく異なります。理想のフェイスラインを目指すには、自分に合った製剤を選ぶことが重要です。

使用する薬剤の種類と特徴

現在、クリニックで使用される主な薬剤は「アラガン社製」「韓国製ボツラックス」「ニューラックス」の3種類です。

アラガン社製は厚生労働省に承認された唯一の製剤で、安全性や効果の持続期間が高いことから、多くの症例で使用されています。効果が出るまでの経過も安定しており、失敗や副作用のリスクが低いことが大きなメリットです。その分、料金は高めで100単位あたり8〜10万円程度が目安となります。

一方、韓国製のボツラックスやニューラックスは、費用を抑えたい方におすすめです。ボツラックスは50単位で5,000円から受けられるクリニックもあり、モニター価格を利用すればさらにお得に施術が可能です。ただし、アラガン製に比べると持続期間は短く、効果の現れ方にも個人差があります。

麻酔は必要?痛みの有無と不安解消のポイント

エラボトックスは注射による施術のため、痛みが全くないわけではありません。ただし、使用する針は非常に細く、痛みを最小限に抑える工夫がされています。施術時の痛みが心配な方には、塗るタイプの麻酔クリームが使用でき、リラックスした状態で施術を受けることが可能です。

施術後の痛みは通常軽度で、当日中に落ち着くケースがほとんどです。万が一痛みが続く場合でも、適切なアフターケアを受ければ大きな問題にはなりません。冷やしたタオルで患部を軽く冷やすだけでも痛みの緩和に効果があります。

脂肪吸引との違いは?エラボトックスと併用するメリット・デメリット

エラボトックスと脂肪吸引は、目的や得られる効果が異なります。フェイスラインのたるみや脂肪による丸みが気になる場合は、脂肪吸引との併用が効果的です。

エラボトックスは筋肉の張りを抑えることで小顔効果を目指しますが、脂肪吸引は余分な脂肪そのものを除去します。そのため、両方を組み合わせることで、よりシャープな顎ラインを作ることができます。特に骨格的に張りが強い方や、たるみが目立つ方には、糸リフトとの併用もおすすめです。

ただし、脂肪吸引はダウンタイムが長く、内出血や腫れが出やすい施術です。リスクと費用も高いため、短期間で手軽にフェイスラインの変化を求める場合はエラボトックスが向いています。

歯ぎしり・食いしばりにもアプローチできる?意外な適応例を紹介

エラボトックスは美容目的だけでなく、咬筋の発達による歯ぎしりや食いしばり、顎関節症の改善にも効果が期待されています。これらの症状は筋肉の過度な緊張によって起こるため、咬筋の動きを抑えることで症状が軽減します。

実際に歯科やクリニックでは、顎関節症や慢性的な肩こり、頭痛の改善目的でエラボトックスを提案するケースも増えています。症例によっては、食事中の咀嚼による負担が減り、フェイスラインだけでなく、生活がより快適になったと感じる方もいるようです(個人の感想です)。

まとめ

エラボトックスは、すぐにフェイスラインを整えたい方や、自然に小顔効果を得たい方におすすめの施術です。使用する薬剤はアラガン社製や韓国製ボツラックス、ニューラックスがあり、価格や効果の持続期間に違いがあります。

施術後、効果が出るまでの期間は1週間から2週間ほどで、フェイスラインの変化を実感できます。持続期間は3ヶ月から6ヶ月が目安で、定期的に施術を受けることで長期的な小顔効果が期待できます。

料金は単位数やクリニックによって異なり、50単位で5,000円から、100単位で60,000円以上と幅があります。モニター制度を活用すれば、費用を抑えながら最新の症例にチャレンジすることも可能です。

副作用としては内出血や腫れ、痛みなどが一時的に生じることがありますが、適切なアフターケアと生活習慣でリスクは最小限に抑えられます。

フェイスラインのたるみや骨格の問題がある場合は、脂肪吸引や糸リフトとの併用もおすすめです。食いしばりや顎関節症の改善にも効果が期待できるため、美容と健康の両方を意識した施術計画を立てることが重要です。

理想のフェイスラインを手に入れるために、信頼できるクリニックで症例を確認し、自分に合った薬剤と単位数を選んでください。

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この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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