医療脱毛はレーザーを照射して毛母細胞を破壊し、永久的に毛を生えなくさせる施術のことです。
毛母細胞は毛根にある毛を作り出す力があります。その細胞自体を破壊したあとは、その毛穴からは毛が生えてくることはありません。
細胞を破壊する行為は医療行為にあたるため、医療脱毛は医師または医師の指示を受けた看護師が行う決まりになっています。
医療脱毛はレーザーの機械は非常に強力であるため、国の認可がおりた医療機関のみ設置が可能です。
脱毛で得られるメリットとして挙げられることは、以下の通りです。
・自己処理が不要になる
・自己処理できない部位まで脱毛ができる
・ムラがなくなる
・肌トラブルの改善
これらのメリットにより、長い間抱えていたムダ毛への悩みが解消されていきます。
脱毛の大きなメリットとして真っ先に思いつくのは【自己処理をする必要がなくなる】という点です。
ムダ毛はどんどん生えてくるため、毎日のように自己処理をしなければなりません。肌を多く出す季節には、より一層の時間と労力が必要です。
カミソリや毛抜き・クリームなどで自己処理を続けていくと、肌を傷めてしまう恐れもあるでしょう。
自己処理の必要がなくなることで、自信を持って肌を出すことができるようになり、時間にもゆとりが生まれます。
脱毛では、自分ではできない部分の処理が可能です。
うなじや背中など、鏡を見ながら一生懸命処理をしたことのある人も多いと思います。
頑張って時間をかけて処理をしたあとに、剃り残しを見つけるとがっかりしてしまうことも少なくありません。
きちんとシェーバーを当てられないことで、ケガをしてしまう恐れもあります。
脱毛により背中やうなじがキレイになることで、ムダ毛に対するコンプレックスが軽減し、おしゃれをより一層楽しめるようになるでしょう。
脱毛は一度の施術で脱毛したい部分にくまなく照射することで、ムラのない仕上がりになります。
最初はワキやひざ下やひじ下など、脱毛を部分的に始めることも可能です。
しかし、施術の回数が増えキレイになるにつれ、脱毛した部分とそうでない部分との境目が目立ってきてしまいます。すると後から別の部分の脱毛を行うことになり、最終的に仕上がるまでの回数が増えてしまうのです。
ムラのないキレイな肌への一番の近道として、全身脱毛をよりおすすめします。
次にあげるメリットは「肌のトラブルが改善される」という点です。
ここで示す肌のトラブルとして、以下の点が挙げられます。
・シェーバーによる肌荒れ、赤みや痒み、乾燥
・除毛クリームにおる肌荒れ
・ワックス脱毛や毛抜きによる毛穴の開き・毛嚢炎など
もともとはキレイになるためのムダ毛処理ですが、方法はどれも肌に負担の大きいものばかりです。
脱毛をすることで自己処理の必要がなくなれば、これらの肌のトラブルが改善されていくでしょう。
医療脱毛とエステ脱毛の違いは【毛根の発毛組織に対する効果】です。
毛を生やす組織を破壊できるか否かで、脱毛の効果は大きく変わります。
医療脱毛がなぜおすすめなのか、エステ脱毛と比較して説明していきましょう。
医療脱毛の目的は発毛組織を破壊し、次の新しい毛を長期間生やさないようにすることです。効果には個人差もあり、全く毛がなくなるというわけではありません。
しかし、医療脱毛は施術を重ねることでほとんど目立たなくなるという効果があります。
このことから医療脱毛は「永久脱毛」であるといわれています。
医療脱毛・エステ脱毛双方に共通しているのは、どちらも肌の奥にある「毛包」に対して行われるという点です。
医療脱毛は、毛包に加え、毛乳頭(毛根)にある「毛母細胞」にアプローチします。
医療脱毛のメカニズムは、メラニン色素(体毛の黒い色)に反応する強力なレーザーで毛母細胞を破壊し、新しい毛が生えてくることを阻止するという仕組みです。
医療脱毛用のレーザーの機械は非常に強力なため、設置には国の許可が必要です。
組織を破壊する行為は【医療行為】に該当し、医療脱毛の施術は医師または医師の指示を受けた看護師に限り行うことができます。
効果を得られるより早く実感したい方には、ぜひおすすめしたい施術方法です。
一方、エステ脱毛で使用される機械は主に光照射によるもので、医療脱毛用のレーザーと比べ出力が弱いことが特徴です。
そのため、半永久的な毛母細胞の破壊には至らず、毛根に一時的にダメージを与える程度に留まります。
「脱毛」というより「減毛」や「抑毛」という表現が正しく、しばらくするとまた毛が生えてくることが予想されるでしょう。
上記が医療脱毛との大きな違いです。
出力が弱いことから無資格でも取り扱うことが可能ですが、肌へのトラブルが生じた場合は他の医療機関を受診する必要があります。
医療脱毛は効果が大きい分、施術料金がエステ脱毛と比べて高額であるといわれています。
反対に、エステ脱毛はリーズナブルな設定のコースをおすすめしているサロンが多いのが特徴です。
それぞれ目的や回数により総額が異なるため、損をして後悔しないよう、自分に合ったプランを検討しましょう。
医療脱毛の施術1回あたりにかかる金額は、エステ脱毛により比べ高額です。しかし、
・通う回数が少なくて済む(5~8回のコースが多い)
・短い期間に抑えることができる
・医療従事者による施術が受けられる
という点では医療脱毛は非常にコストパフォーマンスが高いと思います。
「短期間で確実に効果を得たい」
「ムダ毛の自己処理をなくしたい」
「何かあったとき、医師や看護師がいると安心する」
という方には、医療脱毛がおすすめです。
エステ脱毛では、施術1回あたりの金額がリーズナブルな設定なところが多く、手軽に脱毛をスタートしたい人におすすめです。
しかし、医療脱毛に比べて効果が弱いため、なかなか満足できる結果を得られないと思うこともあるでしょう。
当初設定した予定より回数が増えてしまうことで総額が増え、最終的には医療脱毛より高額になってしまい、後悔してしまうことがあります。
金額を気にしたくない場合は、無制限で通えるプランを選ぶことをおすすめします。
医療脱毛はエステ脱毛に比べると効果が高いぶん、施術中の痛みが強いといわれています。
医療脱毛の施術に対する不安材料の中でも「痛み」は大部分を占めることでしょう。
ここでは、医療脱毛・エステ脱毛の施術を受ける際に生じるそれぞれの痛みの感じ方を比較していきます。
医療脱毛はレーザーの威力が強いため、エステ脱毛に比べて痛みが強いといわれています。
特に毛量が多い初回や、毛の濃い部位(VIO=デリケートゾーン)を施術する際には「バチン」とした痛みを感じることが多いでしょう。
しかし近年の技術の進歩により、冷却機能など痛みの軽減に対応した機種も開発されています。
痛みが強い方には、部位に応じて照射の出力を弱めたり、麻酔(クリームや笑気ガスなど)を使用することが可能ですので、医師に相談することをおすすめします。
麻酔が使用できるという点は、医療脱毛の大きなメリットです。
一方エステ脱毛は医療脱毛に比べて照射の出力が弱いため、痛みが少ないといわれています。
しかし、全く痛みがないということではありません。
それぞれのエステサロンで使用している機械の種類や、施術を受ける部位・肌の状態や体質によって痛みを感じる場合があります。よくいわれているのが「輪ゴムで弾かれるような痛み」という表現です。
痛みが強いときには、照射の出力を調整したり、冷却などの対応がとられます。
麻酔は医療行為であるため、エステサロンでは使用することができません。
そのため、痛みに対しての不安が大きい方には、医療脱毛をおすすめします。
医療脱毛とエステ脱毛は、満足できる効果を得られるまでに必要な回数が異なります。
なぜなら使用する機械が違うため、照射の威力に差があるからです。
医療脱毛とエステ脱毛において、通う回数にどのような違いがあるのか見ていきましょう。
医療脱毛は、レーザーの威力が強いぶん、エステ脱毛に比べると施術の回数は少ないのが特徴です。
個人差や施術する部位にもよりますが、医療脱毛はおよそ3回程度で効果を感じ、満足できる状態になるまでには5回から8回程度かかるといわれています。
照射のペースは2か月に1回程度になるため、約1年から2年程度で完了という計算です。
よりキレイな肌を目指すための追加照射や、はじめから回数の多いコースを選ぶことをおすすめします。
エステ脱毛は医療脱毛に比べると照射の威力が少ないため、満足できる効果を得られるまでには長い期間や回数が必要です。
平均して10回から15回程度、期間にすると2年から3年程度といわれています。
そのためより早い効果を得ようと、エステ脱毛を中断し医療脱毛に切り替える方も多いのが実状です。
・毛量が多い
・脱毛しにくい産毛の部分(背中やうなじ・顔など)の脱毛したい
・より早く効果を実感したい
上記に該当する方は、はじめから医療脱毛でスタートすることをおすすめします。
医療脱毛とエステ脱毛の大きな違いは医師や看護師が常駐しているかどうかです。
医師や看護師が常駐している医療脱毛とそうでないエステ脱毛とでは、サービスやアフターケアにも大きな差があります。
これらの違いについて見ていきましょう。
医療脱毛の施術は医師や看護師が常駐している施設でのみ受けることができます。
なぜなら、医療脱毛の「細胞を破壊する」という行為は医療行為にあたるからです。
そのため、医療脱毛の施術は医師もしくは医師の指示を受けた看護師が行うという決まりとなっています。
医療脱毛が行えるクリニックでは医師が常駐しているので、施術後に炎症などのトラブルが起きた場合、直接診察を受けることが可能です。
症状によっては薬の処方も行ってくれるため非常に安心です。
肌に不安を抱えているかたは医療脱毛をおすすめします。
一方、エステや脱毛サロンには医師が常駐していません。
無資格・無免許で施術を行うことができます。
デメリットとして、施術後に炎症などの肌トラブルが起こった場合、即座に処置ができないという不安があります。
受診が必要になった際、提携先の皮膚科があれば紹介できますが、そうでないことが多いです。幸い提携先の皮膚科があっても、改めて自分から受診しなければなりません。
施術直後のケアは、医療脱毛では薬用の軟膏を塗ることが可能であることに対し、エステ脱毛では化粧品の保湿ジェルを使うことが多いでしょう。
医療脱毛には「美白効果がある」といわれています。
その理由として以下の点が挙げられます。
・毛根から毛なくなり、毛穴が引き締まる
・肌に当たった光が反射しやすくなる
脱毛効果とともに美白効果も手に入れたい方には、医療脱毛がおすすめです。
エステ脱毛や自己処理と比較しながら詳しく見ていきましょう。
医療脱毛のレーザーは、毛穴を目立たなくする効果があるといわれています。
なぜなら、医療脱毛用のレーザーは毛根そのものに働きかけるため、根の部分からムダ毛を除去することができるからです。
施術を重ねることにより、本来毛根があったスペースが閉じて、毛穴がキュッと引き締まり、肌がキレイに見えるのです。
エステ脱毛にも美肌効果がありますが、機械の出力が弱いため、ムダ毛を根から除去できるわけではありません。
発毛のもとである毛乳頭は残っているぶん毛穴の開きがあるため、医療脱毛に比べると美肌効果は薄いと考えられます。
自己処理は自宅で気軽にできる方法ですが、肌に大きな負担をかけています。
表面上の毛を除去すると、化粧ノリが上がったり肌が明るくなったように見えます。
しかしそれは一時的なもので、自己処理による肌へのダメージはどんどん溜まっていくのです。なぜなら、毛はまた生えてきてしまうからです。
自己処理を繰り返すことで色素沈着のリスクが大いに上がり、炎症などの肌トラブルを招くきっかけになってしまいます。
医療脱毛により自己処理の必要がなくなると、これらの肌トラブルから解放されることでしょう。
医療脱毛の施術を受けるにあたり、基礎的な知識がある場合とない場合では、効果が大きく変わってきます。
知識がないあまりに間違った方法を選び後悔するという事態は誰もが避けたいものです。
失敗して後悔することがないよう、医療脱毛の知識を深めることをおすすめします。
医療脱毛の施術で行われているレーザー脱毛は、1996年にアメリカで始められた方法です。
レーザー光線は、毛のメラニン色素と同じ黒い色のみに反応する性質を持っています。
メラニン色素に反応したレーザーが、毛根周囲の組織を焼いて破壊することで脱毛効果が得られるのです。
医療脱毛の施術で一度破壊された組織はもう毛を作ることができません。
数日後には毛が抜け落ち、その後毛穴は次第に閉じていき、その毛穴からはもう二度と毛が生えてくることはないといわれています。
毛周期は3つの段階に分かれています。
・成長期
毛が皮膚の表面に伸びてくる時期
・退行期
毛の成長(細胞分裂)が止まる時期
・休止期
完全に毛が抜け落ちる時期
医療脱毛のレーザーの効果があがる最もおすすめの時期は「成長期」です。
成長期の毛にレーザーを照射することで熱エネルギーが毛を通して周囲の組織に伝わり、毛乳頭などの育毛に必要な組織を破壊します。
しかし無数にある毛穴全てが同時の毛周期ではありません。医療脱毛の施術を行う上で照射を何度か行う理由が、この毛周期にあるのです。
医療脱毛の施術に用いられるレーザー脱毛機の照射方式は「蓄熱式」と「熱破壊式」の2種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
【蓄熱式】
・効果を感じるまでは比較的ゆっくり
・産毛への効果がとても高い
・痛みが軽減されている
・日焼けした部分にも照射可能
【熱破壊式】
・効果を早い段階で実感できる
・剛毛への効果が高い
・痛みが強く感じる人もいる
・日焼けした部分には照射不可
脱毛したい部位や、痛みへの不安、施術の期間など、自身の希望とマッチした照射方式を選ぶことをおすすめします。
次に、実際に医療脱毛の施術を受けた際に感じる痛みや、医療脱毛の施術後のアフターケアについて解説します。
痛みやケアの方法をあらかじめわかっていることで、医療脱毛の施術を受ける際に抱く不安が大きく取り除かれることでしょう。
医療脱毛は毛を生やす細胞を破壊するため、施術中の痛みを避けることはできません。
一般的に
「輪ゴムで弾かれたような痛み」
「針で刺されたような痛み」
と表現されるほか、施術中に熱いと感じる人もいるようです。
医療脱毛の施術の痛みや熱さの原因は、ムダ毛のメラニン色素に対しレーザーの光が熱発することから生じています。
そのため、毛が濃く太い部位は他の部位よりも強い痛みを感じやすいといわれています。
反対に、医療脱毛の施術を重ね毛が薄くなると、痛みが軽減されていくでしょう。
医療脱毛の施術後は、レーザー照射により肌のバリア機能が低くなっています。いつもの状態よりも著しく乾燥しているため、肌トラブル(赤み・痒みなど)が起きやすい状態です。
そのため医療脱毛の施術後のケアが重要となります。
医療脱毛のアフターケアをする上で大切な点は以下の3つです。
・保湿
・紫外線対策
・ほてりや赤みのケア
そのほか、医療脱毛の施術当日は湯船には浸からない・飲酒を避けるなどの配慮が必要です。
肌のトラブルが悪化すると次の施術が受けられなくなる可能性があります。
医療脱毛の施術を定期的に行えるよう、こまめなアフターケアがおすすめです。
医療脱毛の施術を気になる部位だけ受けることは可能なのでしょうか。
医療脱毛において部分ごとの脱毛は、どのクリニックでも可能です。
各医療脱毛クリニックによって部分脱毛におけるプランの内容や、施術できる範囲に違いがあるため、事前に把握しておくことをおすすめします。
医療脱毛において顔脱毛の施術を行う場合、からだの部分など通常の部位に比べると脱毛の効果は少なくなります。
なぜなら顔の産毛は非常に細く、メラニン色素が少ないからです。
メラニン色素の量は毛の濃さと比例しているため、顔の産毛に対してはどうしても施術の効果が出にくいのです。
加えて、施術中に肌が傷つかないようレーザーの出力を弱めて照射することも効果が少ないと感じる理由です。
しかし産毛にもメラニン色素は含まれています。施術回数や時間を重ねるにつれ、しっかりと脱毛効果を感じることができるでしょう。継続して通うことをおすすめします。
VIOは医療脱毛の中でも施術中の痛みを一番強く感じる部位です。
施術中の痛みが強い理由は以下の2点です。
・皮膚が薄い
・神経や血管が集中している
このことから、痛みがダイレクトに伝わりやすい部位といえます。
またVIOは毛が太く密集しているため、レーザーの熱を一度に吸収するため痛みが強くなります。
仕上がりの程度にもよりますが、VIOは毛の太さや濃さから、他の身体の部分よりも脱毛に長い期間がかかります。
根気よく施術を継続していくことをおすすめします。
医療脱毛では、足・腕・ワキ・背中お腹など、特定の部位だけに施術を受けることも可能です。
一般的には下記のようにわかれています。
・Sパーツ、Mパーツ、Lパーツの3種類に分ける
・部位ごとに細かく分ける
部分脱毛はリーズナブルな価格設定のところが多いですが、たくさん組み合わせると高価になります。
「全身脱毛の方が安かった」という後悔をしないためにも、医療脱毛を検討する際には希望の脱毛範囲と料金を調べておきましょう。
医療脱毛のクリニックを選ぶ際、失敗し後悔することのないよう以下の点を重視して選ぶことをおすすめします。
・レーザーが自分に合っているか
・通いやすいか
・口コミ、評判はよいか
・予約は取りやすいか
・丁寧なカウンセリングだったか
それぞれについて詳しく解説していきましょう。
医療脱毛の施術で現在使われているレーザーは、以下の3種類です。
・アレキサンドライトレーザー
・ダイオードレーザー
・ヤグレーザー
この3種類のレーザーのうち、1つ以上を搭載しているものが【医療レーザー脱毛機】です。
医療脱毛のクリニック選びのおすすめポイントとして以下の点をおすすめします。
・剛毛や産毛への効果
・日焼け肌や地黒肌の施術可否
・脱毛できる間隔
・脱毛完了までの期間
・痛みの強さ
各レーザーに違った特徴があるため、自分の目的に合わせた脱毛機を使うクリニックを見つける必要があります。
医療脱毛の施術を受ける際に気になるのは、やはり【料金】でしょう。
本音としてはできるだけ安く済ませたいところです。
後悔しないためにも各医療脱毛クリニックの料金の平均的な相場を把握し、コストパフォーマンスの良いクリニックを選ぶことをおすすめします。
人気医療脱毛クリニックの料金から見た、全身脱毛の平均価格は下記の通りです。
・¥236,061(全身のみ)
・¥294,071(VIOあり)
・¥302,830(顔あり)
・¥364,586(VIO+顔あり)
ぜひ、クリニック選びの参考にしてみてください。
医療脱毛のコースを完了するまでにかかる期間はおよそ1年から1年半ほどです。
医療脱毛を行う間は一定の間隔で何回も施術に通うことになります。そのため通いやすいという点はクリニック選びにおいて大切なことの1つといえます。
クリニックの通いやすさを確認するには、以下の点を重視することをおすすめします。
・自宅や職場からの距離
・営業時間
・店舗の移動の可否
「料金の安さで選んだものの、遠くて行くのが面倒」
という後悔のないよう、利便性の良いクリニックを選びましょう。
医療脱毛は決して安いとは言えない価格です。
「高いお金を支払って後悔はしたくない」という気持ちは誰にでも芽生えてくるでしょう。
自分で調べたり勉強することももちろんよいことですが、やはり一番おすすめしたいのは実際の口コミ・評判を見ることです。
医療脱毛に関しての口コミを見る際に気をつけることは、その口コミを書いた人がどのような施術を望んでいたかということです。
星の数やランキングだけで判断せず、現在の自分と同じような状況であったり、希望する施術を受けている人が書いた口コミを探し、参考にしましょう。
また、ストレスなく継続して医療脱毛を続けるためにおすすめするポイントの1つとして【予約の取りやすさ】があります。
せっかく契約しても予約が取れなければ医療脱毛の施術を受けられません。
予約に際しては以下の点を重視します。
・初回のカウンセリング時に施術数回分を予約できる
・ウェブ・アプリで予約可能
・予約の変更・キャンセルに対して厳しい制限がない
初回のカウンセリングで上記の点を尋ねたり、あらかじめ自分の通いたい曜日や時間を伝えて予約状況を確認することがおすすめです。
医療脱毛の施術を受ける際、カウンセリングの丁寧さもクリニック選びにはおすすめしたいポイントの1つです。
医療脱毛におけるカウンセリングの一番の目的は「施術に対する不安を取り除くこと」です。
下記は医療脱毛クリニックの一般的なカウンセリングの流れです。
・脱毛の仕組みや施術内容の説明
・肌の状態を問診し、施術可否を診断
・施術料金や支払いを説明
・施術に対しての疑問や不安を相談
・脱毛体験(可能な場合)
一方的に説明するだけでなく、こちらの主訴や希望・悩みに寄り添ってくれたかという点も「丁寧さ」の判断基準になります。丁寧なカウンセリングを行うクリニックをおすすめします。
次に、医療脱毛施術の料金の相場を見ていきましょう。
中には下記のような追加料金がかかるクリニックもあります。
・シェービング料
・予約キャンセル料
・麻酔料
医療脱毛のクリニックを選ぶ上では、施術の料金だけでなく、追加料金を含めトータルの価格を把握しておくことをおすすめします。
全身脱毛の場合、クリニックにより下記の2つの場合に分かれますので、事前に確認することをおすすめします。
・全身にVIO、顔が含まれる
・全身とVIO、顔は別料金
全身脱毛の施術料金の平均相場は、VIO・顔は別という場合【¥236,061(5回)】となっています。
VIOの医療脱毛の価格相場は【¥81,784(5回)】です。
全身脱毛にVIOが含まれているクリニックでは単体でのVIOプランがないところもあります。
取り扱うレーザーにより施術可能範囲が変わる場合があるため、併せて確認することをおすすめします。
医療脱毛において、顔脱毛の価格相場は【¥81,784(5回)】です。
VIO同様、全身脱毛のコースに顔脱毛が含まれるクリニックでは単体メニューがない場合もあります。
顔は敏感で最も目に見える部分のため、値段の安さだけでなく安心して施術を受けられるかを確認しましょう。
医療脱毛において、脇脱毛の値段の相場は【¥20290(5回)】となっています。
1回あたり¥4058と他の部位に比べると非常にリーズナブルな点が特徴です。
まずは脇脱毛から、医療脱毛の入口として試すにはおすすめの価格帯といえるでしょう。
医療脱毛の施術を受ける際、間違ったプランを選んで後悔することのないよう、まずは各クリニックがおすすめしているプランの特徴をしっかりと調べましょう。
下記は医療脱毛クリニックが挙げているおすすめのプランの一例です。
【例】
全身+VIO脱毛(6回)
総額¥149,800
(月額払いの場合¥2,400)
・蓄熱式3波長式・熱破壊式のレーザーの機械を採用
・オプション料金なし
【例】
全身+VIO脱毛(6回)
総額¥128,800
(月額払いの場合¥5,300)
・蓄熱式1種、熱破壊式2種の、計3種類のレーザーを採用
・オプション料金なし
・当日キャンセル料金なし
医療脱毛には他にもたくさんのプランがありますので、自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。
ムダ毛に悩んだり、自己処理をこまめにする行為は面倒で不必要なことです。
とはいえそのまま放置することはできないため、ムダ毛との戦いは日々絶えることはないでしょう。
しかし医療脱毛を受けることにより毎日のQOLが抜群に上がります。
医療脱毛の施術によりQOLが上がる理由としては以下の点が挙げられます。
・ムダ毛の自己処理がなくなる
・時間の節約になる
・自己処理による肌トラブルがなくなる
・ムダ毛のないスベスベな肌になる
・ムダ毛を気にせずオシャレが楽しめる
そしてなによりも「きれいになった自分の肌」を手に入れるということは、大変嬉しいことです。
もっと早くやればよかったと後悔する人もいるかもしれません。
医療脱毛を受けることで、自分への自信につながると考えられます。上記のことから、医療脱毛はとてもおすすめの施術だといえます。
アトピーの方は、症状が軽い場合に限り医療脱毛の施術を受けることができます。
医療脱毛は肌への刺激が強いことから、アトピーには不向きというイメージをお持ちの方もいるでしょう。
しかし、アトピーの方こそ医療脱毛をおすすめしたい理由があります。
それは「自己処理を何度も繰り返さなくて済む」ということです。
自己処理はアトピーの方にとってより肌を傷め、負担をかけてしまう行為といわれています。
事前のカウンセリングで自身の症状を伝え、施術可能かどうかの診断を受けることをおすすめします。
肌が弱い方にこそ医療脱毛がおすすめといわれていますが、中には肌の状態により医療脱毛の施術ができない場合もあります。
・肌が炎症を起こしている
・出血している
・痛みやしみるなどの症状がある
・ジュクジュクしている
医療脱毛でさらに強い刺激を与えてしまうリスクが上がってしまうため、これらの症状がある時は医療脱毛を受けることができません。
肌のトラブルで施術を定期的に受けられなくなる、という後悔がないよう、日頃から自身の肌の状態を観察し、ケアをすることをおすすめします。
結論から申し上げると、複数のクリニックと掛け持ちをして医療脱毛を行うことは可能です。
掛け持ちに関しては自由なクリニックが多く、禁止しているクリニックはほとんど存在していません。
しかし管理を怠ると施術スケジュールが大幅に乱れたり、肌への負担がより一層大きいものになる可能性があります。
医療脱毛の施術に使うレーザーはとてもパワーが強いのが特徴です。
せっかく掛け持ちをしたのにどちらも通えなかったという後悔をしないためにも、知識をしっかりと蓄えた上、計画的なスケジュールと安全性を考慮することをおすすめします。
男性にこそ、医療脱毛がおすすめです。
おすすめする理由として、医療脱毛は毛の根の部分の細胞を破壊する行為のため、全体的に太く濃い毛を持つ男性にこそおすすめの脱毛方法だという点が挙げられます。
近頃では男性向けに作られたメニューや男性専用のクリニックも増えました。
男性でも恥ずかしさを感じることなく、気軽に医療脱毛を受けることが可能です。
医療脱毛は、未成年者でも施術を受けることが可能です。
しかし、医療脱毛は医療行為であること・料金が高額であることから、親権者の同意なく契約を行うことはできません。
契約者が16歳未満の場合はカウンセリング時に親権者の同席が必要です。
16歳以上20歳未満の場合は親権者の同席は必要なく、同意書の提出を求められることが多いでしょう。
敏感肌だと「医療脱毛を受けられないのでは」と心配する方もいるでしょう。
しかし、敏感肌の方こそ医療脱毛がおすすめです。
その理由として【医療脱毛は医師・看護師が施術を行う】という点が挙げられます。
万が一施術中や施術後に肌トラブルが発生した場合、すぐに診察が可能です。医療脱毛では薬の処方も可能なため、安心して施術を受けることができます。
今回この記事では【医療脱毛がおすすめな理由】と【医療脱毛を受ける際に後悔しないための基礎知識】について詳しくご紹介しました。
ムダ毛は美しい肌を目指す方には切っても切れない悩みの1つです。
医療脱毛によりムダ毛がなくなると、さまざまなメリットを得られます。
しかし、いざ医療脱毛を受けてみたいと思っても不安ばかりが先立つのが事実です。
・高い料金
・痛み
・治療期間
・どのクリニックを選ぶか
どれ1つをとっても失敗や後悔をしたくない気持ちは皆同じでしょう。
施術後の後悔がないよう、医療脱毛について正しい知識を持つことはとても重要です。
この記事が読者の皆さまにとって一歩を踏み出すための参考になれば幸いです。
2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医