糸リフトのダウンタイムについて|ひきつれや痛みは失敗なの?

2023.4.11
美容コラム

糸リフトは、たるみ改善やリフトアップに効果が期待できる施術です。
しかし、皮膚の中に糸を埋め込むので、副作用やリスク、ダウンタイム(回復までの期間)などが心配ですよね。
施術を行っても失敗すれば、お金が無駄になってしまう可能性も。
そこで今回は、糸リフトのダウンタイムについてお話しします。
糸リフトの施術後に起こりやすい副作用や、副作用を悪化させないための過ごし方などを詳しく解説。
糸リフトでたるみ改善やリフトアップしたい方は、読んでみてくださいね。

糸リフトとは

基本

糸リフトは、たるみ改善やリフトアップの効果が期待できる施術です。
溶けるか溶けないかで大きく2つの種類に分けられ、糸の種類によってさらに細かく分けられます。
糸リフトの効果について、詳しく見ていきましょう。

糸リフトの効果

たるみ改善・リフトアップ効果

糸リフトの主な効果は、たるみ改善やリフトアップです。
トゲが付いている糸を顔の中に埋め込み、直接皮膚を持ち上げます。
高いリフトアップ効果があり、即効性や持続性にも優れているのが特徴です。

美肌効果

糸リフトには、美肌効果もあります。
糸についたトゲが皮膚を刺激し、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの肌細胞の生成を促進するからです。
傷ついたり衰えたりした肌細胞が、代謝によって新しい肌細胞と変わるので、肌の引き締めや小顔効果も期待できますよ。

メディカルアルファクリニックで行っている糸リフトの種類

メディカルアルファクリニックでは、2種類の溶ける糸リフトを行っています。
どんな糸リフトなのか、特徴を見ていきましょう。

ミントリフトⅡ mini S Flex

ミントリフトミニ2フレックスは、ダウンタイムが短い糸リフトです。
使用するのはPCLとPLLAを混ぜ合わせた糸で、360度の方向にコグと呼ばれるトゲが付いています。
柔らかく持続性に優れており、ひきつれや腫れなどの副作用が起こりにくく、起こっても軽く済むのが特徴です。
人に気づかれにくいので、シークレットリフトとも呼ばれています。

【ミントリフトミニ2フレックスの持続期間】
ミントリフトミニ2フレックスの効果は、約1年から2年です。
ゆっくりと糸が体内で吸収され、徐々に効果が落ちていきます。
最終的に酸素と水に分解されるので、体内にも残らず、安全性にも問題はありません。

【ミントリフトミニ2フレックスがおすすめの方】

  • たるみ改善やリフトアップをしたい方
  • ダウンタイム期間をなるべく短くしたい方
  • 副作用が心配な方

VOVリフト

糸リフトが気になるけれど痛みが心配、という方に向いているのは、VOVリフト。
使用する糸はPCL製で柔軟性があり、トゲの先端も丸みを帯びています。
施術後の痛みが軽く済み、糸を挿入した後に感じる違和感なども少な目。
しかし、痛みの感じ方は個人差によって違うので、心配な方は、医師に確認してください。

【VOVリフトの持続期間】
VOVリフトの効果は糸リフトの中でも長く、2~3年は続きます。
VOVリフトの糸は、糸に切り込みを入れたほかの糸リフトの糸と違い、型で作ったトゲ付きの糸。
糸とトゲが一体になった構造なので強度があるほか、PCLは糸が分解される速度も遅いからです。
2~3年かけて糸が分解され、ゆっくりと効果が切れていきます。

【VOVリフトがおすすめの方】

  • たるみ改善やリフトアップをしたい方
  • 長期間のリフトアップをしたい方
  • 痛みに弱い方

【メディカルアルファクリニックの糸リフト比較表】

溶ける糸リフト
糸リフトの名称ミントリフトミニ2フレックスVOVリフト
糸の種類PCLとPLLAの混合PCL
持続期間1年半~2年2年~3年
糸リフトの特徴腫れや引きつれが少ない痛みが少ない
ダウンタイム2日~5日1週間
価格1本49,800円~1本25,000円~

糸リフトのダウンタイムについて

注意

糸リフトのダウンタイム期間は、糸リフトの種類によって違います。
ミントリフトミニ2フレックスは2日から5日、VOVリフトは約1週間です。
副作用が表れやすいVOVリフトのダウンタイムについて、見ていきましょう。

ダウンタイムでよくある副作用

腫れ・むくみ

腫れやむくみは、糸リフトの施術後に起こりやすい副作用の一つ。
麻酔や糸の挿入による影響で、症状が表れます。
数日は目立ちますが、1週間くらいかけて少しずつ治まります。

ひきつれ

施術後のひきつれは失敗かと不安になる方もいますが、糸リフトでよく表れる副作用の一つなので、心配はいりません。
糸で皮膚を持ち上げるので、慣れないうちは引っ張られたり突っ張ったりする感じがします。
糸がなじむ3日から1週間くらいで、気にならなくなります。
しかし、1週間以上経過しても気になる場合や、引きつった顔になった場合は、医師に相談してください。

痛み

施術後、麻酔が切れると痛みが表れます。
特に痛むのは、大きく口を開けたときや、糸が入っている部分に触れるときです。
度合いは個人差や糸リフトの種類によって違いますが、長くても1週間くらいで治まります。

内出血

まれに、糸を挿入した部分で内出血が起こる場合も。
3日~1週間くらいで、もとの肌の色に戻るので、心配はいりません。
青や紫色になるのでやや目立ちますが、メイクなどで隠せます。
しかし、糸を挿入した部分はメイクが出来ないので、避けてください。

口が開きづらいなどの違和感

口が開きづらい、顔が凸凹するなどの、違和感がある場合もあります。
糸がなじんでいないのが原因です。
個人差によって違いますが、1週間くらいで気にならなくなります。

ダウンタイムの注意点

糸リフトの注意事項は、副作用の悪化や発症を防ぐのに大切なものです。
守らない場合、埋め込んだ糸を抜くことになる可能性も。
副作用が治まるか糸がなじむまで、なるべく注意しながら過ごしましょう。

血行促進効果がある行動を控える

施術後数日は、長時間の入浴や激しい運動など、血行を促進する行動を控えてください。
血の流れが良くなると、痛みや腫れ、内出血などの副作用が現れやすくなります。
入浴は低めの温度で短時間かシャワー、運動はウォーキングや体の曲げ伸ばし程度なら大丈夫です。
飲酒やサウナなども、血の流れを良くするので行えません。

口を大きく開けない

糸がなじまないうちに、口を大きく開けるのはNGです。
トゲが外れたり糸がずれたりして、顔に凹凸ができて消えなくなる場合があります。
食事の際は、口に負担がかかる歯ごたえのある食べ物や、かぶりつく食べ物は避けてください。
あくびは口を小さく開けて行い、口を大きく開ける歯医者は糸がなじむまで、1カ月くらいは控えましょう。

顔のマッサージを控える

糸がなじむ前に刺激を与えると、トゲが外れたり糸がずれたりします。
引きつれがひどくなったり、患部が炎症を起こして痛や腫れの副作用がひどくなったりすることも。
顔に触れたり、マッサージやほかの美容医療を受けたりするのも、施術後1カ月間は行わないでください。
特にNGなのは、熱が発生するレーザー治療です。
熱で糸が変形する可能性があるので、絶対に止めましょう。

傷口に触らない

糸の挿入部は、触らず清潔にすることが大切です。
傷口から菌が入ると、傷跡が残ったり感染症にかかったりします。
糸リフトの施術後、メイクは翌日から可能ですが、傷がふさがるまでは、傷口の周囲は避けてください。
また、傷が残る可能性があるので、かさぶたができても、はがさないように注意しましょう。

【ダウンタイムの過ごし方の注意】

洗顔当日から可能ですが、糸の部分や挿入部分は、触れたりこすったりしないでください。
施術後3時間くらいは、特に敏感なので、注意が必要です。
シャワー当日から可能です。
入浴施術当日は控えてください。
翌日から可能ですが、熱いお風呂や長時間の入浴はNGです。
メイク翌日から可能です。
糸を挿入した部分は避けて、力を入れずに行ってください。
運動
飲酒
サウナ
施術後3日間は、控えてください。
腫れや内出血の副作用が出ている場合は、3日以上経過しても控える必要があります。
公衆浴場
プール
さまざまな方が使用するので、清潔とは言えません。
傷が完全にふさがるまでは、控えてください。
マッサージ
美容医療
糸がなじむまでの、約1カ月間は行えません。

糸リフトの失敗例

NG・失敗

糸リフトには、失敗のリスクもあります。
どんな失敗があるか、確認しておきましょう。
糸がなじんだあとで気になることがあっても、すぐに対応ができますよ。

思った効果がない

施術前とあまり変わらず、効果が感じられない場合があります。
効果が感じられない原因はさまざま。

  • たるみがひどい
  • たるみの度合いに適した糸ではない
  • 医師と患者の仕上がりのイメージに差がある
  • 医師の技術が不足している

糸リフトや糸リフトの種類が自分に合っているのか、医師に確認し、細かく相談するのがおすすめです。

仕上がりがイメージと違う

効果があっても、イメージと違うと感じたり、左右差が気になったりすることも。
医師と患者のイメージの差や、顔のゆがみなどが原因です。
写真などを使って、仕上がり後のイメージを具体的に話し合うと、仕上がりが希望に近くなりますよ。

引きつった顔になった

副作用のひきつれ感ではなく、引きつった表情になる場合があります。
糸の力が強く引っ張られ過ぎたり、糸の特性に合っていない施術だったりするのが原因です。
明らかにおかしいと感じる場合は、すぐに医師に相談してください。
少し気になる程度であれば、副作用が落ち着く1週間くらいは、様子を見るのをおすすめします。

顔の凹凸が消えない

顔の表面に凹凸ができるのは、副作用の一つ。
通常は1週間から2週間くらいで消えますが、さまざまな原因で、残ってしまう場合があります。

  • 糸が表皮と平面に入っていない
  • 糸が入っている部分に触れて糸がずれた
  • 浅い層に糸を入れてトゲが目立ってしまった
  • トゲが大きい糸を使用した
  • アレルギー反応で凹凸になった

原因や凹凸の状態によって対処法は変わるので、まずは、医師に相談してください。

糸が透けて見える

皮膚の中に埋め込んだ糸が、透けて見えることもあります。
皮膚の厚みを考えないで、糸を入れたのが原因です。
皮膚が薄い方に施術をする場合、細い糸を使用したり、深い層に糸を入れたりする必要があります。
医師の技術によるので、なるべく糸リフトの施術経験が多い医師がいるクリニックをえらびましょう。

感染症になった

まれに起こるのは、糸リフトの感染症問題です。
糸を挿入した部分や頬、あごなどに、皮膚が赤くなる発赤(ほっせき)や熱感が表れます。
人員が足りず手術場所が不衛生だったり、金額を抑えるために糸や器具のメンテナンスが不十分だったりするのが原因。
感染症になった場合、度合いによっては抜糸しなくてはなりません。
クリニックの中の様子をチェックする、金額が安すぎる糸リフトを受けないなど、注意してえらびましょう。

糸リフトでよくある質問

Q&A

通院する必要はありますか?

ありません。
糸リフトは抜糸をしないので、施術が終われば終了です。

施術は、どれくらいの時間がかかりますか?

糸リフトの施術にかかる時間は、大体30分くらいです。
ほかに、待ち時間やカウンセリングの時間がかかります。

糸リフトの糸が切れることはありますか?

糸リフトで使用する糸は、強度があるので簡単には切れません。
プチっと音がすることがありますが、糸が切れたのではなく、ずれたり引っ張られたりしたのが原因です。
何度も音がなったり連続してなったりしなければ、問題はありません。

糸リフトのダウンタイムは患部に気を付けて過ごそう

糸リフトは、たるみ改善やリフトアップに効果が期待できる施術です。
しかし、ダウンタイムの過ごし方によっては、副作用の悪化や発症の可能性が。
糸の挿入部分や糸が入っている部分に注意しながら、ダウンタイムを過ごすことが大切です。
ダウンタイムが過ぎた後は、頬やあごが引き締まった理想の形になっていますよ。

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