ほうれい線にヒアルロン酸注射!ダウンタイムはどれくらい?内出血や腫れの対策をブログで紹介

2024.11.22
美容コラム

ヒアルロン酸注射のダウンタイムとは?期間や注意点

ヒアルロン酸注射は、短時間で顔のしわやほうれい線、涙袋、鼻筋、顎などにハリを与え、若々しい印象を作る美容施術として人気です。即効性があり、施術直後から効果を実感できる点が魅力ですが、施術後の数日間には「ダウンタイム」と呼ばれる回復期間が生じることがあります。ダウンタイムとは、施術後に生じる症状が回復するまでの期間のことを指します。

ヒアルロン酸注射の症状には個人差がありますが、一般的には1日から1週間程度とされています。特に涙袋や鼻、顎、唇などの繊細な部分では、強く感じられることが多いです。この期間中は、施術後、できるだけ軽減するために、患部を冷やしたり、適切なケアを行うことが重要です。

顔や体に負担をかける行動、例えば激しい運動や過度なメイク、アルコールの摂取などは避けることが推奨されます。また、予想以上に長引く場合は、クリニックに相談することが大切です。特に施術直後のケアが、その後の回復に大きな影響を与えるため、施術後の過ごし方には十分に注意を払いましょう。

ダウンタイム中に何が起こるのか

ヒアルロン酸注射後のダウンタイム中には、さまざまな症状が現れることがあります。代表的なものとして、腫れ、痛み、しこりなどが挙げられます。施術部位によっても違いはありますが、例えばほうれい線や額、頬への注射では、腫れが目立ちやすいです。逆に鼻や顎のような骨に近い部分では、痛みが強く出ることが多いです。

注射後の経過としては、腫れは初日から2日目がピークになり、その後徐々に引いていく傾向にあります。しこりや固まりを感じることもありますが、マッサージや冷却して徐々に解消されることが多いです。

ダウンタイムの一般的な期間

ダウンタイムの期間は、個人の体質や施術部位によって異なりますが、一般的には1週間程度とされています。症状が続く場合もありますが、通常は1週間から10日以内に収まることが多いです。涙袋や目元、眉間のような繊細な部位では、若干長引くこともあります。

また、鼻筋や顎などの骨に近い部分に注入した場合、痛みが数日間強く感じられることがあります。これは皮膚の薄さや血流の影響によるものです。施術後はすぐにメイクを行わず、患部を冷却することが推奨され、軽減され、短縮することが期待できます。




ダウンタイム中に起こりやすい症状と対策

ヒアルロン酸注射後のダウンタイム中に見られる症状には、腫れ、痛み、内出血、しこりなどがあります。これらの症状は、ほとんどの場合一時的なもので、数日から1週間程度で自然に治まりますが、生活に支障が出ることもあります。快適に過ごすためには、事前に症状を把握し、適切な対策を講じることが重要です。

まず、最も一般的に見られる症状は「腫れ」です。注入された部位に一時的に炎症が起き、皮膚が膨らむことがあります。腫れは施術後すぐに現れ、特に鼻や唇、涙袋などの繊細な箇所に注入した場合に顕著です。

痛みもまた、施術部位によっては感じることがある症状です。特に、骨に近い部分である鼻筋や顎、額などでは、注射後に軽い痛みが残ることがあります。痛みが続く場合は、患部を冷却して一時的に和らげることができます。その他、しこりができることもあり、これは一部の箇所に固まることで発生します。気になる場合や長期間残る場合には、クリニックでの相談が必要です。これらの症状に対しては、早期に適切な対処をすることで、より快適に過ごすことができます。

腫れ

ヒアルロン酸注射後の最も一般的な症状は腫れです。注射部位に体液が集まり、腫れることがあります。特に涙袋や鼻筋、顎など、顔の中央部分に注入した場合、目立ちやすいです。対策としては、施術直後から数時間以内に患部を冷やすことが効果的です。冷却ジェルや氷を使って、軽減することができます。

また、施術後数日間続くことがありますが、通常は自然に引いていきます。ひどい場合や、1週間以上続く場合は、クリニックで再度相談することが推奨されます。

痛み

ヒアルロン酸注射後、痛みを感じることもよくあります。特に額や鼻筋、顎など、骨に近い部分に注入した場合は強く出やすいです。程度は個人差がありますが、多くの場合、鎮痛剤を使わなくても耐えられる軽い痛みです。

強い場合は、冷却して一時的に和らげることができます。また、患部を強く押したりマッサージしたりすることは避け、自然な回復を待つことが重要です。1週間以上続く場合や、徐々に悪化する場合は、周囲の組織に影響を与えている可能性があるため、医師に相談することが必要です。

内出血

内出血は、針が血管に触れることで生じることがあります。目元や涙袋、ほうれい線など血流が豊富な部位では特に起こりやすいです。青紫色のあざとして現れ、徐々に黄色に変化しながら消えていきます。通常、1〜2週間で消えることが多いですが、この間は目立つため、メイクでカバーすることが有効です。

防ぐためには、施術前後に血行を促進させる行動(サウナや激しい運動、アルコール摂取)を控えることが大切です。また、患部を強くこすったりすることも内出血を悪化させる原因となるため、注意が必要です。

しこり

ヒアルロン酸注射後に、注入部位にしこりができることがあります。これは、均等に広がらず、特定の場所に固まることで生じます。施術後数日から1週間以内に感じることが多いです。顔の皮膚が薄い部分、特に涙袋や鼻筋、顎などで発生しやすいです。

しこりができた場合、自己判断で強く揉みほぐすことは避け、医師に相談することが大切です。軽度の場合は時間とともに自然に解消されることが多いですが、しこりが長く残る場合や見た目に影響が出る場合は、溶解注射で分解する治療が行われることもあります。

部位別に見るヒアルロン酸注射のダウンタイム

ヒアルロン酸注射のダウンタイムは、施術を行う部位によって大きく異なります。ほうれい線や目元、鼻、顎などの部位ごとに、注入後の反応や回復期間には違いが見られます。それぞれの部位に応じた適切なケアを行うことで、期間を短縮し、より効果的な結果を得ることができます。

まず、ほうれい線への注射は非常にポピュラーな施術で、しわを目立たなくし、顔全体の印象を若々しくします。ほうれい線への注入後には、軽度の症状が発生することが多く、これらは数日間で治まります。一方、涙袋や目元は非常にデリケートで、皮膚が薄いため、内出血や腫れが目立ちやすい部位です。特に涙袋に関しては、少しの腫れでも顔の印象が大きく変わるため、冷やすことや触らないことが重要です。

鼻筋や顎のように骨に近い部分では、皮膚のすぐ下に注入されるため、腫れや痛みが強く感じられることがあります。これらの部位では、長引くことがあるため、数日間は激しい運動や血行を促進させる行為を避けるべきです。唇もまた、敏感な部位であり、注射後の腫れが大きく現れることがあるため、数日は冷やし、食事や会話に気をつける必要があります。

ほうれい線

ほうれい線は、加齢とともに深くなるシワで、注射によって即効的に改善できる部位です。しかし、この部分は皮膚が厚く、症状が起こりやすいです。ほうれい線への注射後は、腫れが特に気になることが多く、冷やすことで抑えることが推奨されます。

また、ほうれい線の周辺はよく動かす部分でもあるため、注射後すぐに激しい表情を作るような動きを避けることが大切です。痛みは軽度で、通常は1週間以内に症状が落ち着くことが多いです。

鼻筋の整形は、ダウンタイムが短く、すぐに効果を実感できる施術の一つです。鼻筋に注入すると、一時的に腫れが見られることがありますが、通常は数日で引きます。ただし、鼻の施術では、特に目の下あたりにあざができることがあります。

鼻は比較的皮膚が薄い部位であり、注入後のしこりや固まりが目立つことがあるため、施術後は過度に触らないようにし、引くまで待つことが重要です。しこりが気になる場合は、クリニックで適切な処置を受けましょう。

おでこ

おでこへの注射は、額の凹凸を整えたり、シワを目立たなくするために行われます。おでこは比較的広い面積を持つ部位であり、施術後、症状が発生することがあります。おでこの皮膚が薄いため、しこりや痛みを感じることもあるでしょう。

腫れは1~2日間、内出血が1週間ほど続くことがあります。施術後数日は、顔を強くこすることや、前髪が患部に触れないようにするなどのケアが必要です。また、ボトックスと組み合わせることで、より効果的なシワ改善が期待できる場合があります。

唇は、注射によるボリュームアップや輪郭整形が人気の部位です。しかし、唇は非常にデリケートであり、腫れや痛みが出やすい部位でもあります。施術後、腫れが数日から1週間程度続くことがあり、特に施術直後は唇が大きく腫れることが一般的です。

軽減するためには、唇を冷やすことが有効です。施術後数日は唇を強く擦ったり、食事の際に刺激を与えたりしないように注意する必要があります。唇への注入後、痛みが続く場合は医師に相談し、必要に応じて対策を取ることが大切です。

涙袋

涙袋への注射は、目元を若々しく見せるための人気施術です。涙袋は非常にデリケートな部分であり、腫れが出やすく、が1〜2日、内出血が1週間程度続くことがあります。

腫れを抑えるためには、目元は触れないように注意し、運動やアルコール摂取など血行を促進させる行動は控えるべきです。運動を再開するタイミングについては、施術から1週間後が目安ですが、クリニックで確認することをお勧めします。

顎に注射することで、フェイスラインをシャープに整えたり、バランスの良い顔立ちにすることができます。顎への注射は比較的簡単ですが、顎の皮膚が薄いため、腫れや痛みが生じることがあります。

顎に注入した後は、触ったり押したりせず、安静に過ごすことが重要です。症状を軽減するために、患部を冷やすことが有効ですが、冷やし過ぎには注意しましょう。症状が続く場合は、医師に相談することを忘れずに。溶解注射を使用して調整することも可能です。

ヒアルロン酸注射後に気をつけたい生活習慣

ヒアルロン酸注射後の期間を短縮し、より効果的な施術結果を得るためには、生活習慣にも注意が必要です。施術後のケアが不足すると、症状が長引いたり、必要以上に延びることがあります。

まず、施術後は患部を冷やすことが腫れを抑えるために非常に重要です。特に顔のデリケートな部分、涙袋やまぶた、鼻、唇などに注入した場合、冷却は欠かせません。冷やす際には、氷や冷却パックを直接肌に当てず、タオルやガーゼで包んで使用します。また、強く圧迫することは避け、軽く当てる程度に留めることが大切です。

メイクや運動についても注意が必要です。施術後すぐにメイクを行うと、症状が悪化する可能性があります。特に腫れが目立つ部位に関しては、施術後24時間程度はメイクを控え、肌に負担をかけないようにすることが望ましいです。運動もまた、血行を促進してしまい、症状を悪化させる原因となるため、施術後1週間は激しい運動を避けることが推奨されます。

また、避けるべき生活習慣として、アルコールの摂取が挙げられます。アルコールは血管を拡張させ、悪化させる恐れがあります。施術後の1週間程度は、摂取を控えることで回復がスムーズに進みます。

患部を冷やすポイント

ヒアルロン酸注射後の症状を軽減するためには、患部を冷却し、その際のポイントとして、施術後数時間以内に、患部に直接触れないようにタオルで包んで冷却することが重要です。10〜15分程度を目安に、こまめに行うのが理想です。

特に、目元や涙袋、鼻筋など繊細な部分は、適切に冷却することで短縮する効果が期待できます。また、施術後の不快感を軽減できます。

メイクや運動のタイミング

ヒアルロン酸注射後は、メイクや運動のタイミングにも注意が必要です。施術後すぐにメイクをすることは避け、少なくとも24時間は肌を休めることが推奨されます。

運動に関しても、施術後すぐに行うと血行が促進され、悪化することがあります。特に汗をかく激しい運動は、施術後1週間ほどは控えた方が良いでしょう。軽いウォーキング程度であれば、施術後2〜3日経てば再開可能ですが、クリニックでのアドバイスに従うことが安心です。

血行を促進させる行動を控える理由

ヒアルロン酸注射後は、血行を促進させる行動を控えることが重要です。例えば、サウナや熱いお風呂、激しい運動、お酒などは、血流が活発になるため、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。特に施術後数日はこれらの行為を避け、患部に刺激を与えないようにすることが、ダウンタイムの短縮に繋がります。

アルコールは血行を促進し、内出血を引き起こしやすくするため、施術後1週間程度は控えることが望ましいです。また、熱いお風呂に長時間浸かることも避け、シャワーで済ませるなどの工夫が必要です。

ダウンタイムが長引く場合の対処法とクリニックへの相談

ヒアルロン酸注射後のダウンタイムは通常1週間から10日程度で治まることが多いですが、まれに症状が長引くことがあります。腫れや内出血がなかなか引かない場合や、痛みが続く場合、またしこりができた場合には、早めにクリニックに相談することが重要です。

ダウンタイムが長引く原因

ダウンタイムが長引く原因には、個人の体質や施術後のケア不足が考えられます。例えば、血行を促進する行為(運動やサウナ、お酒の摂取)を施術後に行ってしまった場合、悪化して長引くことがあります。また、注射の技術によっても影響を受けることがあり、注入量や針の刺し方が不適切であった場合、腫れが強く出ることがあります。

特に、涙袋や目元、鼻筋のような繊細な部分は長引くことが多いです。これらの部位では、血管が密集しているため、内出血が目立ちやすく、消えるのに時間がかかることがあります。

クリニックに相談すべき症状

次のような症状が見られる場合は、自己判断せずに必ずクリニックに相談しましょう。

  • 腫れや痛みが1週間以上続く
  • 内出血が2週間以上引かない
  • しこりが固くなって触っても動かない
  • 施術後に異常な熱感や感染の兆候がある
  • 顔の形が不自然に変化している

クリニックでは、適切な治療や対策を講じてくれます。例えば、しこりが長く残ってしまった場合には、溶かすための溶解注射を行うことが可能です。また、痛みや腫れが長引く場合、抗炎症薬や冷却療法が提案されることがあります。専門医の判断を仰ぐことで、より安心して乗り越えることができます。




まとめ:ヒアルロン酸注射後のダウンタイムを理解して、安心して施術を受けよう

ヒアルロン酸注射は、しわやほうれい線、涙袋、鼻筋、顎など、さまざまな部位に効果を発揮する人気の美容施術です。その即効性や、メスを使わない手軽さから、多くの人に選ばれています。

まず、ダウンタイム中の最も一般的な症状は腫れです。特に口や唇、まぶたのように皮膚が薄く繊細な部分では、腫れが顕著に現れます。口元や唇は、食事や会話で頻繁に動かすため、腫れや痛みが感じやすい部位です。これらの部位にヒアルロン酸を注射した場合、施術後は特に冷やすことが重要です。また、まぶたやクマの改善を目的としたヒアルロン酸注射でも、腫れや内出血が目立つことがあり、メイクで隠すことができるまで数日かかることがあります。

痛みに関しても、個人差はありますが、痛みが続く場合や強くなる場合は早めに医師に相談することが重要です。特に、顔の目立つ部分や動きが多い部位では、慎重なケアが必要です。涙袋や目元、クマの改善を目的とした箇所では、目元の皮膚が薄いため、少量の内出血が起こりやすく、施術後の数日は、目をこすらないよう注意し、目元を清潔に保つことが求められます。

さらに、最近では頬こけや顔のボリューム減少を改善するために受ける人も増えています。頬に注入することで、頬がふっくらと若々しい印象になりますが、頬の皮膚が薄い場合や、過度に動かした場合には、しこりが残ることがあります。自然に解消する場合が多いですが、気になる場合はクリニックで溶解注射を検討することも可能です。

ダウンタイム中には、メイクや運動、食生活など、普段の生活習慣にも配慮が必要です。施術直後にメイクをしたり、激しい運動を行うと、腫れや内出血が悪化し、長引く可能性があります。さらに、血行を促進するお酒の摂取や熱いお風呂も控えることが望ましいです。特に胸や豊胸のために受けた場合、過度な運動や身体を動かすことを避けることが推奨されます。豊胸や胸への施術では、痛みや腫れが数週間続くことがあり、施術後の数日間は特に慎重なケアが求められます。

また、ヒ豊胸や頬こけの改善は、ボリュームを戻すために非常に効果的ですが、注入量が多くなると症状が出やすくなるため、専門医の指示に従って過ごすことが重要です。長引いた場合は、焦らずクリニックに相談し、適切な治療を受けることで安心して回復を目指せます。

手軽に顔や身体の印象を変えられる施術ですが、施術後のケアが効果を最大限に引き出す鍵です。しっかりと期間と症状に備え、疑問があれば早めにクリニックに相談することで、安心して美容施術を受けることができるでしょう。

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この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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