エラボトックスとは、エラの張りの原因となる「咬筋(こうきん)」という筋肉にボツリヌス毒素(ボトックス)を注入し、その働きを一時的に抑えることでフェイスラインをすっきり見せる美容施術です。エラ張りは骨格の問題だけでなく、歯ぎしりや食いしばりなどの習慣によって筋肉が発達している場合も多く、その筋肉の活動を弱めることで自然な小顔効果を実現します。施術は形成外科や美容皮膚科、歯医者などでも受けられ、韓国製ボトックスやアラガン社製など、薬剤の種類によって価格や効果の持続期間が異なります。注射は数分で終わり、当日メイクや当日予約も可能なほど手軽なのが特徴です。効果は約2〜4週間後から現れ、フェイスラインのむくみや輪郭の広がりが自然に引き締まります。さらに、ハイフ(HIFU)との併用でリフトアップ効果を高めることも可能。エラ張りに悩む20代〜40代の女性や、顔の印象を柔らかくしたい方に人気の施術です。
ボトックス(ボツリヌス菌由来のタンパク質)は、神経と筋肉の間で信号を伝える物質「アセチルコリン」の働きを抑制します。これにより、咬筋の動きが一時的に弱まり、筋肉が使われなくなることで徐々に縮小します。結果として、エラ張りが目立たなくなり、フェイスラインがスリムに見えるようになります。筋肉が大きく発達している人ほど効果を実感しやすく、食いしばりや歯ぎしりの緩和、肩こり改善にも役立つことがあります。ただし、打ち方や量を誤ると「頬がこける」「表情が硬くなる」などの違和感が出ることも。医師の注射スキルや診断力が仕上がりを左右するため、経験豊富なクリニックを選ぶことが大切です。
エラボトックスの効果は、施術後2〜3日から徐々に感じ始め、2〜4週間ほどで最大効果を迎えます。持続期間は一般的に3〜6か月で、時間が経つと徐々に筋肉の動きが戻っていきます。初回は3か月ほどで再施術するのが理想で、継続することで筋肉が小さく定着しやすくなる傾向があります。個人差はありますが、体質・代謝・使用薬剤の種類(アラガン、韓国製など)によっても違いが出ます。また、1週間や2週間で効果がないと感じる人もいますが、多くの場合は筋肉のサイズが大きいため、数回の施術で徐々に効果を実感できるようになります。
エラボトックスが向いているのは、筋肉由来のエラ張りタイプの人です。咬筋が発達していて、食いしばり癖がある方、またはフェイスラインが四角く見える人に効果的です。一方で、骨格そのものが張っているタイプ(骨性エラ)の場合、ボトックスでは十分な変化を感じにくいことがあります。その場合はハイフや糸リフトとの併用が推奨されます。また、妊娠中や授乳中、神経・筋疾患のある人は施術を避ける必要があります。過去にアレルギー反応や副作用(腫れ・内出血)が出た人も注意が必要です。

エラボトックスは、「噛み締め癖」や「歯ぎしり」によって発達した咬筋に注射を行い、筋肉の働きを弱めてフェイスラインをスッキリ見せる治療です。しかし、打ち方や量を誤ると後悔するケースもあります。代表的なのが、頬こけや頬骨が目立つといった変化です。筋肉の収縮が抑えられすぎると頬がこけた印象になり、特に40代以降ではたるみや老け感が出やすくなります。また、効果を期待して何度も施術を繰り返すと、筋肉が過度に痩せてバランスが崩れることもあります。
さらに、失敗の確率を下げるためには、自分の筋肉タイプを理解することが重要です。骨格型の人がボトックスを受けても、期待したほどの効果が出ないことがあり、持ちが悪くエラがすぐ戻ると感じてしまう原因になります。ボトックスの効果は基本的に永久ではなく、3〜6か月で自然に薄れていきますが、継続して施術することで筋肉の張りが徐々に弱まり、持続期間が長くなるケースもあります。
施術後すぐに運動やマッサージを行うと薬剤が広がり、翌日の動きで思わぬ左右差が生じることもあるため、最低24時間は安静に過ごすのが理想です。また、避妊中や妊娠希望のある女性はボトックスの使用を控えるべきとされています。追加注入を希望する際は、初回から2〜3週間空けて行うのが安全です。
価格面では、80単位前後の注入が一般的で、金額は3〜10万円程度が相場です。持続を高めたい場合は、医師と相談し、半年ごとのメンテナンスを行うのがおすすめです。なお、万が一頬こけが気になる場合でも、ヒアルロン酸や脂肪注入などの方法があり、修正は可能です。
このように、エラボトックスは効果的で安全な施術ですが、医師の経験やアフターケアを軽視すると後悔につながるリスクがあります。信頼できる医師のもとで、自分の骨格・筋肉・年齢に合わせた最適なプランを立てることが、自然で美しい小顔効果を得るための最善の方法です。
最も多い後悔のひとつが「顔がこけた」というものです。これは、ボトックスを多く打ちすぎたことで、咬筋が過度に萎縮してしまうのが原因です。特に頬の皮膚が薄い人や、40代以降で皮膚のハリが低下している人は、筋肉が減ることでたるみが目立ち、老けた印象になりがちです。施術直後は変化が少なくても、2〜4週間後に筋肉が急激に小さくなり、頬が落ちたように見えるケースもあります。こうした場合、ハイフ(HIFU)やスレッドリフトとの併用でリフトアップ効果を補うのが有効です。また、医師の技術によって注射の深さや位置の調整も異なるため、「自然な変化を希望する」と明確に伝えることが重要です。無理に強い効果を求めるよりも、控えめな量から始めて調整する方が満足度の高い結果になります。
エラボトックスで後悔するもう一つの原因が、「左右の顔のバランスが崩れた」「笑ったときの表情が不自然」というものです。咬筋の発達は人によって左右差があるため、同じ量を打ってしまうと効果に差が出てしまうことがあります。その結果、片方のフェイスラインだけが細くなり、輪郭が歪んだように見える場合があります。また、ボトックスが表情筋まで影響すると、笑顔が引きつったり、口角が下がったように感じることも。これらは注射部位の深さや角度が原因で、経験の浅い施術者に起こりやすい失敗です。修正には時間がかかるため、施術前のカウンセリングで「左右の筋肉の張り」をしっかり確認してもらうことが大切です。自然な表情を維持したい場合は、少量を数回に分ける「マイクロ注入法」がおすすめです。
エラボトックスは、咬筋の働きを抑えることで小顔効果を得るため、どうしても一時的に咀嚼(そしゃく)力が弱まることがあります。これは「失敗」ではなく、効果の一部ですが、人によっては「硬い食べ物が噛みにくい」「奥歯の力が入らない」と感じる場合があります。特に、普段から歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、急な変化に違和感を覚えやすい傾向があります。ただし、この症状は一時的で、2〜3週間ほどで体が慣れることが多いです。また、咬む力が弱まることで肩こりや顎の緊張が和らぐという副次的なメリットもあります。施術前に「食いしばり緩和も目的なのか」「どの程度フェイスラインを細くしたいのか」を医師に伝えることで、最適な注入量を調整できます。

エラボトックスは、注射だけで小顔効果を得られる便利な施術ですが、医師の技術力や診断力によって結果が大きく変わる治療です。失敗を防ぐためには、クリニック選びと医師の見極めが何よりも重要になります。まず注目すべきは、「症例数」や「レビュー(口コミ)」です。実際の患者が投稿するレビューは信頼性が高く、仕上がりの自然さやスタッフ対応の丁寧さを知る手がかりになります。特に有名な病院として知られるクリニックは、症例数が多く、修正にも対応できる体制が整っているため安心です。
また、カウンセリング時に医師がエラ以外の筋肉(たとえば頬やフェイスライン全体)まで考慮して施術プランを立ててくれるかどうかも重要です。経験豊富な医師ほど、単にエラだけを細くするのではなく、顔全体のバランスを見ながら調整してくれます。こうした医師は、効き始めの時期や効果がいつまで続くかを、個人の筋肉量・年齢・代謝に合わせて明確に説明してくれます。
料金についても、平均的な価格を把握しておくことが大切です。相場は両エラで3〜10万円ほどですが、異常に安い場合は薬剤の品質(アラガン製か韓国製か)や注入量が不明瞭なケースもあります。「安さ」よりも「信頼できる医師」を優先すべきです。また、痛みやダウンタイムが心配な場合は、麻酔クリームやアイスパックを使用してくれるかも確認しましょう。施術自体の痛みはわずかで、化粧も当日から可能なことが多いです。
信頼できる医師を見分けるポイントは、カウンセリングの丁寧さです。優れた医師は、筋肉の張り具合・皮膚の厚み・左右のバランスを細かく診断し、どの部位にどの量を注入すべきかを明確に説明してくれます。「なぜその量が最適なのか」「どんな副作用があり得るのか」まできちんと伝えてくれる医師は、患者の安全を第一に考えています。反対に、十分な説明もなく「とりあえず打ちましょう」という対応をするクリニックは避けた方が良いでしょう。また、他の治療(ハイフや糸リフトなど)との併用が適しているかを提案してくれる医師は、全体のバランスを重視している証拠です。
失敗を防ぐうえで欠かせないのが、実績と症例写真のチェックです。クリニックの公式サイトやSNSで公開されている「ビフォー・アフター」写真を確認し、仕上がりが自然かどうかを見極めましょう。症例数が多いクリニックほど経験が豊富で、個人差に応じた施術が可能です。特に「左右差を感じにくい」「笑顔が自然」という口コミがあるクリニックは信頼できます。また、カウンセリング時に過去の症例を見せてもらい、同じような顔型の患者の仕上がりを確認するとイメージが掴みやすいです。価格の安さよりも「技術の確かさ」「安全性」「アフターサポート」を重視しましょう。
ボトックス施術には、内出血・腫れ・軽い違和感などの軽微な副作用が起こることがあります。信頼できる医師は、これらのリスクを事前に正直に伝え、発生した場合の対応策を説明してくれます。例えば「当日の運動やマッサージを避ける」「数日間は強く咬まない」など、術後ケアについても具体的に案内する医師は安心です。また、費用・効果・持続期間・再施術のタイミングについても明確に説明し、不安点を残さないようにしてくれます。もし説明が曖昧だったり、質問への回答が不十分な場合は、他のクリニックを検討するのがおすすめです。

エラボトックスは、短期間でフェイスラインをスッキリ見せられる人気の小顔治療です。施術後2〜3日で少しずつ効果が現れ、効果を実感する人も多い一方で、筋肉の大きさや体質によっては効果の出方に個人差があります。ボトックスの成分(ボツリヌス毒素)は神経伝達を抑える働きがあり、筋肉を一時的にリラックスさせることで自然な小顔ラインを作ります。整形のように切らずに済むため、整形との比較でもダウンタイムが短く、安全性の高さが魅力です。
料金は使用薬剤(アラガン社製・韓国製など)やクリニックによって異なり、料金比較を行うと3〜10万円程度が相場です。痛みは極めて少なく、麻酔クリームを使えばチクッとする程度で済みます。施術前には相談を行い、目的や希望の仕上がりをしっかり伝えることが重要です。
経過としては、施術から2〜4週間で最大効果が現れ、経過写真を見ると徐々にフェイスラインが引き締まる様子が確認できます。ただし、すぐに戻ると感じる人は筋肉の発達が強いか、効果の持続が短いタイプの薬剤を使用している可能性があります。また、急激に筋肉が萎縮すると皮膚が余り、たるみ・ほうれい線といった印象を与えることもあるため、ハイフなどでリフトアップを併用すると理想的です。
一方で、「やめられない」「やめた方がいい」と感じる人もいますが、ボトックスは一時的な作用であり、やめても徐々に元に戻るだけで大きな副作用はありません。重要なのは、目的を明確にし、信頼できる医師と相談しながら、自分に合ったスパンで継続することです。焦らず、自分の顔に合ったペースで施術を続けることで、自然で若々しいフェイスラインを長期的に保つことができます。
2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医