ボトックスであごの梅干しシワも改善できる!?小顔になれる!?リスク・副作用などをまとめて解説

2023.4.27
美容コラム

あごの梅干しジワが気になる方には、あごへのボトックス注入がおすすめです。
あごへのボトックス注入は、あごにある複数のシワをきれいな状態にする施術です。
さらに、輪郭を整え、小顔効果も見込めます。

しかし、ボトックスを受けるにあたって、効果や持続期間、副作用などが分からなく、一歩を踏み出せない方も多いです。
そこでこの記事では、あごへボトックスを注入する効果や副作用などを解説していきます。
あごへのボトックス注入を検討している方は参考にしてみて下さい。

あごのシワ(梅干しジワ)とは

「梅干しジワ」とは、あごに力を入れた時にできるあごのゴツゴツしたシワのことです。
あごのシワは、複数のシワが集まっています。
それが、梅干しのようにみえることから、「梅干しジワ」とも言われています。
梅干しジワはあごにあるオトガイ筋の緊張が強いことでできてしまいますが、他にも原因は5つ挙げられます。

  • 年を重ねるにつれて起こる皮膚の衰え
  • 表情をつくる時に、あごに力が入っている
  • 歯のかみ合わせが悪いとき
  • あごが小さい
  • 食いしばってしまう癖がある

あごの皮膚は薄いため、筋肉の動きが皮膚表面に伝わりやすく、シワが残りやすいです。
そのため、歯のかみ合わせが悪い方、あごが小さい方が食べるときに、下あごをしっかり上に持ち上げるため、あごの筋肉を必要以上に使います。
これを繰り返すと、筋肉が過度に緊張した状態が続き、シワとなってしまいます。

他にも、泣いたり、悲しんだり、食べたり、話したりなど口周りの筋肉を動かすとできる表情ジワも梅干しジワの1つです。
また年齢を重ねると、コラーゲンやエラスチンが減少し、肌のハリがなくなってしまうため、表情を変えた時のシワが元に戻りません。
梅干しジワには解決する方法があるので、落ち込まなくて問題ありません。

あごへのボトックス注入で期待できる効果

ボトックス注射は、美容クリニックに行かれた経験のある方ならご存じの方も多い施術かもしれません。
ボトックスとは、ボツリヌス菌の作り出すA型ボツリヌス毒素(天然のタンパク質)のことです。
ボトックス注射で使用されているボトックスは、天然のタンパク質から菌体や有害な成分を除去し、筋肉を緊張を取り除く成分のみを抽出し、精製されています。

ボトックスには、脳が筋肉を動かすよう指令を出すと分泌される神経伝達物質、アセチルコリンの放出を食い止める作用があります。

そんなボトックス注射には以下のような効果が期待できます。

  • 梅干しジワの解消
  • 小顔効果

梅干しジワの解消

前述したように梅干しジワは、オトガイ筋の動きによってできます。
オトガイ筋にボトックスを注入することで、原因となっている筋肉の動きを抑制し、過度に緊張している筋肉を緩めることができ、徐々に筋肉のボリュームを落としてくれ、シャープな見た目とツルツルした肌ざわりへの変化が見込めます。

小顔効果

ボトックス注射には、小顔効果も期待できます。
美顔ローラーやむくみ取りのマッサージを必死に行っても、骨格や筋肉の形から、いくら小顔を目指しても、自分でできる範囲には限界があります。
ボトックス注射には筋肉の動きを緩める作用があるため、エラが貼っている部分、つまりあごを動かすことによって盛り上がってしまった筋肉に向けて注入することで、筋肉の動きを緩め、徐々に筋肉を落としてくれます。
そのため、あごをほっそりさせることができ、小顔効果が期待できるのです。

そして、あごにボトックスを注入すると肌内部のヒアルロン酸が下から皮膚を持ち上げてあごを張り出すため、eラインが整い横顔がきれいになったり、正面から見ると輪郭がシャープに見えるようにもなります。

効果の持続期間などについて

ボトックス注射の効果の持続期間は、注入後2日から4日後です。
神経伝達物質が十分に阻害されるのは1〜2週間が目安で、4〜6か月程継続します。
また、ボトックスの投与量によっても異なり、長期間に渡ってボトックスを注入した場合等治療回数が増えるほど、持続期間が伸び、治療間隔の期間が伸びる傾向があります。
口周りの筋肉は毎日使うため、あごへのボトックス注射は他の部位と比べると、効果の持続期間が短いです。

しかし、何度かボトックス注射を繰り返し、筋力が段階的にしっかり落ちている場合は、再度成長する可能性が比較的少ないため、効果の持続期間が長くなる傾向があります。
そのため、ボトックス注射の推奨頻度は半年に1回程度です。

想定より早く効果が切れたからといって、ボトックスを短い間隔で注入してしまうと、抗体ができ、効果が表れにくくなってしまう恐れがあるため、避けましょう。
一人ひとりの状態や投与量によって変わるため、最適な感覚は医師に判断してもらうようにして下さい。

ボトックスとヒアルロン酸注入の併用

あごの梅干しジワを取り除くだけでなく、さらに輪郭をシャープにしたい方には、あごボトックスとヒアルロン酸注入の併用がおすすめです。
あごボトックスであごの筋肉の動きを鈍くした状態で、ヒアルロン酸を注入すると、注入したヒアルロン酸は形が崩れにくく、注入後の状態をキープしやすくなります。
そして、ヒアルロン酸は、シワを伸ばす製品として開発され、たるみを改善させるものとして使用されています。加齢に伴い皮膚が衰えると、皮膚のハリがなくなりたるみが出てきます。

このたるみに適切な量のヒアルロン酸を注入すると、改善に導くことができ、あごにハリを出し、シャープな見た目のあごを形成できるのです。
このようにボトックス注射とヒアルロン酸注射を組み合わせると相乗効果が見込めます。

あごへのボトックス注入におけるリスク・副作用

あごボトックスは、梅干しジワを解消に導いたり、小顔効果が見込める施術です。
メスを使用しないため、気軽に受けられる施術ですが、効果を維持するためには繰り返しの施術が必要であったり、施術時の痛みや施術後のリスクや副作用なども起こり得ることを把握しておきましょう。

あごボトックスのリスクや副作用は以下のようなことが挙げられます。

  • 注射をする際に痛みがある
  • 一時的に表情がこわばることがある
  • 腫れや内出血、凹凸
  • 頭痛が起こることがある
  • 施術を受けられない方もいる

注射をする際に痛みがある

あごにボトックスを注入する際は注射器を使用して行います。
注射針は細いですが、針を使用するため、ボトックスを注入する際に多少痛みを感じます。
また、薬剤を注入する際に痛みを感じる場合もあります。

痛みに弱い方は、事前にクリニック側に麻酔を用意してもらえると痛みを感じにくくすることが可能です。
麻酔の使用を希望する際は、医師に相談しましょう。

一時的に表情がこわばることがある

ボトックス注射の効果は個人差がありますが、過度な筋肉の緊張を和らげることができます。
ボトックスを注入することで、筋肉が緩み、動きが弱まります。
そのため、多少の重さやだるさのような違和感や、表情筋が上手く動かせなくなるなど、注入部の周りに違和感を生じることが稀にあります。
一時的な症状なので問題なく、1週間から1カ月かけて徐々に緩和されていくため、不安にならず経過を待ちましょう。

腫れや内出血、凹凸

施術直後は、注入部に赤みや腫れ、内出血の副作用がでることがあります。
しかし、1週間~1カ月で自然に治まるため、経過を待ちましょう。
また、ボトックスを注入した筋肉に均一に効果が現れるまで、あごの真ん中あたりに不自然な凹凸ができることがあります。
失敗したのかと不安になる方もいますが、徐々に薬剤の効果が行き渡り、凹凸はキレイになくなるため、経過を見ましょう。

頭痛が起こることがある

ボトックス注射で表情筋の緊張が和らぐと、施術以前と顔のバランスが変わります。
すると、バランスを整えるために、表情筋の他の筋肉が疲労し、頭痛に繋がってしまう場合があります。

この症状は、普段頭痛があまりない方に現れやすいです。
表情筋が新しい顔の形・バランスに慣れてきたら、自然と治まっていくので問題ありません。

施術を受けられない方もいる

妊娠中や授乳中の方は、あごボトックス注射を受けられません。
妊娠の可能性がある方も、一定期間は避妊が必要です。

上記の他にも、ボトックス製剤に対して、アレルギー反応を起こす可能性もあります。
アレルギー体質の方や、他の薬剤にアレルギー反応を起こしたことがある方は、事前に医師やスタッフに相談しましょう。

あごへのボトックス注入で失敗しないためのポイント

ボトックス注射の失敗例の代表が、表情が不自然、顔を動かしにくくなるケースです。
あごボトックスの場合、あごの筋肉であるオトガイ筋のまわりにある表情筋への薬剤の影響が原因です。

反対に、施術を受けたのに効果が得られない場合もあります。

ここまであごへのボトックス注入におけるリスクや副作用について紹介しましたが、失敗しないためのポイントを把握しておくと、事前に防げるものもあるため安心して施術が受けられます。
失敗しないために重要なポイントを以下4つ解説していきます。

自身に最適なクリニック選び

ボトックス注射は手軽に行える施術です。
しかし、注入位置や注入量を間違えると、オトガイ筋の周辺の筋肉に影響し、失敗に繋がってしまう可能性があります。

あごボトックス注射を受ける際は、注意事項や注入方法を守っていれば問題ありません。
クリニックを選ぶ際は、ボトックス注射の症例数や実績が多いクリニックや、ボトックス注射を得意としている医師を選びましょう。

安全性の高い製剤を選ぶ

ボトックス注射で使用するボツリヌストキシン製剤には、種類が複数あります。
体内へ注入するため、厚生労働省が認可している「ボトックスビスタ®」という薬剤を取り扱っているクリニックがおすすめです。
取扱い製剤の種類は、クリニックのホームページやカウンセリングに行った際に、事前に確認しておきましょう。

施術頻度

ボトックス注射は連続して受けると抗体ができやすい施術です。
ボトックス注射を定期的に受けようと考えている方は、前述した半年に1回くらいの施術頻度と注入量を守って行うようにしましょう。

不安や疑問な点は事前に解消しておく

上記で説明したような施術時や施術後に起こり得るリスクや副作用など、ボトックス注射について、事前に把握しておきましょう。
また、不安や疑問などはきちんと相談し、納得してから施術を決めることが大切です。
自分自身の希望する状態によって、他に適した施術の提案など、選択肢が広がる場合もあるため、目標や理想の仕上がりを正確に伝えましょう。

まとめ

この記事では、梅干しジワや小顔に効果的な施術であるあごボトックスについて、効果や併用すると良い施術、リスクや副作用などについて解説しました。
リスクや副作用が起こり得る可能性もありますが、失敗しないためのポイントを押さえておくと事前に防げるものもあります。
本記事で失敗しないためのポイントを紹介しているので、参考にしてみて下さい。

あごボトックスの施術を受け、梅干しジワや小顔効果を得たい方は、「メディカルアルファクリニック」での施術がおすすめです。
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この記事の監修
髙木 希奈

一般社団法人予防医療研究会 理事長
聖マリアンナ医科大学卒業
精神保健指定医、精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医
「Bell Clinic 松濤」 特別顧問
医療提携エステ「銀座メディック」顧問
著書に「あなたの周りの身近な狂気」(セブン&アイ出版)「間取りの恋愛心理学」(三五館)など。

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