笑ったときに上の歯ぐきが目立つガミースマイルについて、ボトックス注射を大阪で検討している方に向けて書いた記事です。
この記事では、原因の見分け方、ボトックス注射の仕組みと経過、費用とリスクの3点がわかります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。施術の効果や経過、副作用の出方には個人差があります。掲載の施術は自由診療(保険適用外)です。詳しくは医師の診察でご確認ください。
この記事の要点
この記事は、厚生労働省とPMDA(医薬品医療機器総合機構)が公開している資料をもとにまとめました。
ガミースマイルとは笑ったときに上の歯ぐきが大きく見える状態のことで、その原因は筋肉、歯ぐき、上あごの骨格の3つに大きく分かれます。

一般には、笑ったときに歯ぐきが3mm以上見えるとガミースマイルと呼ばれることが多いです。
病気ではなく見た目の悩みとして扱われるため、治療するかどうかはご本人の希望で決めます。
原因によって合う治療が変わるので、まずは自分の歯ぐきがなぜ見えるのかを知ることが出発点です。
上唇挙筋(じょうしんきょきん)は、上唇を上へ引き上げる表情筋のひとつです。
この筋肉や周りの筋肉がよく動く方は、笑ったときに上唇が大きく持ち上がり、歯ぐきが見えやすくなります。
真顔では気にならず、笑ったときだけ歯ぐきが目立つ場合は、筋肉の働きが関わっていることがあります。
歯ぐきが歯の表面を広く覆っていると、歯が短く見え、相対的に歯ぐきの面積が大きく見えます。
この場合は筋肉の動きとは関係が薄いため、歯科での診断が判断材料になります。
上あごの骨が縦に長い場合や、前歯が前や下に出ている場合も、歯ぐきが見えやすくなります。
上唇がもともと短い方や、いくつかの原因が重なっている方も少なくありません。
ボトックス注射は上唇を引き上げる筋肉の働きを一時的に弱め、笑ったときに上唇が上がりすぎるのを抑えることを目指す施術です。

ボトックスはボツリヌストキシン製剤の通称で、ボツリヌス菌がつくるたんぱく質を精製した薬剤です。
神経から筋肉へ伝わる信号を弱めることで、注射した筋肉の動きが穏やかになります。
ガミースマイルでは、小鼻の横から上唇の上にかけての筋肉に、左右それぞれ少量ずつ注射する方法が一般的です。
量が多すぎると上唇が動きにくくなり、笑顔が不自然に見えることがあるため、少量から調整します。
上あごの骨格や歯の位置が主な原因の場合、筋肉の動きを弱めても歯ぐきの見え方の変化は小さくなります。
歯ぐきが歯にかぶさっている場合も、注射ではなく歯科の処置が検討されます。
妊娠中・授乳中の方や、重症筋無力症など神経と筋肉の病気がある方は、注射を受けられないことがあります。
ガミースマイルの治療法はボトックス注射、粘膜の手術、歯ぐきの処置、矯正、骨の手術の5つに分けられ、原因に合わせて選びます。

ここでは、向く悩み、回数・期間、費用の扱い、主なリスクの4つの項目で同じように並べます。
ボトックス注射は、筋肉の働きで上唇が上がりすぎる方に向く方法です。
上唇の内側の粘膜を切って縫い縮める手術は、筋肉の動きによるガミースマイルを手術で抑えたい方に向く方法です。
歯ぐきを切って形を整える処置は、歯ぐきが歯にかぶさって歯が短く見える方に向く方法です。
前歯を歯ぐきの方向へ動かす矯正は、歯の位置や噛み合わせが関わっている方に向く方法です。
上あごの骨を切って位置を動かす手術は、骨格が主な原因となっている方に向く方法です。
| 治療法 | 向く悩み | 回数・期間 | 費用の扱い | 主なリスク |
|---|---|---|---|---|
| ボトックス注射 | 笑うと上唇が上がりすぎる | 3〜4か月程度ごとに繰り返す | 自由診療 | 内出血・左右差・笑顔の違和感 |
| 粘膜を縫い縮める手術 | 筋肉の動きを手術で抑えたい | 手術1回・腫れは1〜2週間程度 | 美容目的は自由診療 | 腫れ・痛み・後戻り |
| 歯ぐきの処置 | 歯ぐきが歯にかぶさっている | 歯科で処置・数週間から数か月 | 審美目的は自由診療が多い | 痛み・しみる感じ |
| 歯列矯正 | 歯の位置や噛み合わせ | 1〜3年程度 | 多くは自由診療 | 歯根が短くなる・後戻り |
| 上あごの骨の手術 | 骨格が主な原因 | 入院を伴う手術 | 顎変形症なら保険の場合あり | 腫れ・しびれ |
複数の原因が重なる場合は、ボトックス注射とほかの治療を組み合わせることもあります。
ガミースマイルへのボトックス注射は、医師の診察で原因を確かめてから行い、その作用は数日から2週間ほどかけて現れるとされています。
注射した筋肉の動きは、2〜3日ほどで穏やかになり始め、2週間ほどで落ち着くとされています。
作用は3〜4か月程度で少しずつ薄れ、筋肉の動きは注射前の状態に戻っていくとされています。
続けるかどうかは、作用が薄れたタイミングで医師と相談して決めます。
左右差が気になる場合は、2週間前後に診察を受けて、追加の調整が必要かを相談します。
当日は注射した部分を強くこすったり、もんだりしないようにします。
飲酒や激しい運動、長い入浴は、内出血や腫れが強くならないよう当日は控えるのが一般的です。
ガミースマイルへのボトックス注射は傷が小さい施術ですが、内出血や左右差、笑顔の違和感などのリスクがあり、事前の説明が欠かせません。
こうした変化は、作用が薄れるとともに戻っていくとされていますが、数か月続くことがあります。
まれに、発疹や息苦しさなどのアレルギー反応が起こることがあります。
短い間隔で注射を繰り返すと、体に抗体ができて作用が出にくくなる可能性も指摘されています。
気になる症状が出たときは、自己判断せず、施術を受けた医療機関に連絡します。
ガミースマイルへのボトックス注射は自由診療(保険適用外)で、その費用は使う製剤の種類や注射する量によって医療機関ごとに異なります。
保険が使えないため、診察料や再診料がかかるかどうかも含めて、事前に総額を確かめておくと安心です。
当院の料金表では、ガミースマイル1部位へのリズトックス注射を2,400円(税込)で掲載しています。
当院で使用しているガミースマイル向けの製剤のひとつが、韓国製のボツリヌストキシン製剤であるリズトックスです。
料金はメディカルアルファの料金表で、部位ごとの金額を確認できます。
この費用で受ける注射にも、内出血や左右差、笑顔の違和感などの副作用やリスクがあります。
注射できる部位や施術の内容は、ボトックス注射のメニューページで部位ごとに紹介しています。
【施術を受ける前にご確認ください】
【未承認医薬品等に関する説明】
リズトックスについて
国内承認品を使う場合も、ガミースマイルへの注射は承認範囲外の使い方(適応外使用)となり、救済制度の対象外となることがあります。
大阪でガミースマイルのボトックス注射を相談するときは、原因の診断、使う製剤、リスクの説明を受けたうえで、納得してから決めることが大切です。
厚生労働省は、美容医療を受ける前に確かめたい点として次のような項目を示しています。
ガミースマイルの場合は、これに加えて、歯ぐきが見える原因を診察でどう判断したかを聞いておくと、治療法を選びやすくなります。
骨格や歯ぐきが主な原因と考えられる場合は、歯科や形成外科での相談を勧められることもあります。
ご相談・ご予約はメディカルアルファクリニック(心斎橋)のLINEまたはWeb予約から
メディカルアルファクリニック(大阪市中央区南船場4-5-8 ラスターオン心斎橋6F)では、ガミースマイルへのボトックス注射のご相談をお受けしています。
診療時間は10:00〜19:00で、お電話(050-1724-3463)でもお問い合わせいただけます。
院の場所や診療科目は、当院のトップページでご案内しています。
ガミースマイルのボトックス注射について、痛み、持続期間、やめた後の変化、妊娠中の扱いなど、よく聞かれる質問にお答えします。
細い針を使い、注射の時間も短い施術ですが、痛みの感じ方には個人差があり、冷却や麻酔クリームを使うことがあります。
作用は一般に3〜4か月程度で薄れていくとされ、続く期間には個人差があります。
筋肉が原因の場合は歯ぐきの見え方が控えめになることが期待できますが、骨格や歯ぐきが原因の場合は変化が小さく、個人差もあります。
作用が薄れると、筋肉の動きは注射前の状態に戻っていくとされています。
国内承認品の添付文書では妊娠中・授乳中の方への使用を避けることとされており、この期間は施術を控えます。
ガミースマイルのボトックス注射は筋肉が原因の場合に検討される方法で、原因の診断とリスクの理解が施術を選ぶ前の土台になります。
メディカルアルファクリニック(大阪市中央区南船場4-5-8 ラスターオン心斎橋6F)では、ガミースマイルの原因の見立てからご説明しています。
ガミースマイルのボトックス注射に関するこの記事は、厚生労働省、PMDA(医薬品医療機器総合機構)、消費者庁の公開資料を参考にしています。