眉間ボトックスを考えていて、何単位打つのか、失敗して目の開きが重くならないかが気になっている方に向けた記事です。
この記事では、眉間に使う単位の目安、まぶたが重くなる仕組み、失敗を減らすための確認点の3つがわかります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。施術の効果や経過、副作用の出方には個人差があります。掲載の施術は自由診療(保険適用外)です。詳しくは医師の診察でご確認ください。
眉間ボトックスは、A型ボツリヌス毒素で眉を寄せる皺眉筋と鼻根筋の動きを弱め、眉間の縦じわを目立ちにくくすることを目指す注射治療です。
眉間のしわは、考えごとをするときや目を凝らすときに眉を寄せる表情の積み重ねで刻まれやすくなります。
主に関わるのは、眉を内側に引き寄せる皺眉筋と、眉間を下へ引く鼻根筋の2つの筋肉です。
ボトックス注射は、神経から筋肉へ「縮め」と伝える物質(アセチルコリン)が出るのを抑えます。
筋肉の動きが弱まると、表情を作ったときに眉間へ深い折れ線が出にくくなります。
効果は永続しないため、時間がたつと神経の働きが戻り、続ける場合は定期的な再注射が必要です。
表情を動かしていないときにも残る深いしわは、ボトックスだけでは目立ちにくくならない場合があります。
止まったまま残るしわは別問題です。
そうした深いしわには、ヒアルロン酸注入など別の方法を医師と比べて検討する選択肢もあります。
見た目が気にならなければ施術を受けないことも選択肢の1つで、受けるかどうかは診察で説明を聞いてから決めて構いません。
国内で眉間の表情じわに承認されているボトックスビスタの用法では、合計10〜20単位を5か所に分けて注射するのが目安とされています。

以下の数字は、その添付文書の記載です。
添付文書では、65歳未満の成人に合計10〜20単位を、左右の皺眉筋に2か所ずつと鼻根筋に1か所、均等に分けて注射するとされています。
同じ添付文書では、眉間への1回の投与量は合計20単位まで、再投与は3か月以上あけることとされています。
| 項目 | 添付文書の記載(ボトックスビスタ・眉間) |
|---|---|
| 対象 | 65歳未満の成人の眉間の表情じわ |
| 合計の単位 | 10〜20単位(1回の上限は20単位) |
| 注射する場所 | 左右の皺眉筋に各2か所、鼻根筋に1か所 |
| 再投与の間隔 | 3か月以内の再投与は避ける |
量が多ければ安心、とは限りません。
単位数は多いほどよいわけではなく、筋肉の大きさ、しわの深さ、眉の位置、まぶたの状態をみて医師が決めます。
筋肉が小さい方や初めての方は少なめから始め、2週間後の経過をみて追加を検討する進め方もあります。
製剤ごとに1単位の強さは異なり、添付文書でも他のボツリヌス毒素製剤とは換算できないと注意されています。
そのため、製剤が違う料金表の単位数だけを並べて、効き目や割安さを比べることはできません。
65歳以上の方への投与は添付文書で推奨されておらず、海外の臨床試験では有効性が低く有害事象が多かったと記載されています。
眉間ボトックスでよく相談される失敗例は、まぶたや眉が重くなる、眉尻が吊り上がる、効きが弱い・左右差が出る、の3つに分けられます。

薬剤がまぶたを持ち上げる上眼瞼挙筋の近くまで広がると、まぶたが下がる眼瞼下垂が起こることがあります。
添付文書でも、眼瞼下垂を減らすために上眼瞼挙筋の周囲への投与を避けるよう注意が書かれています。
眉間と同時に額へ多めに打つと、眉を持ち上げる前頭筋の力も弱まり、眉やまぶたが重く感じやすくなります。
眉間だけが効いて額の外側の筋肉が強く働くと、眉尻が吊り上がった表情になることがあります。
この表情はスポックブローと呼ばれ、驚いたような、きつい印象に見えることがあります。
額の外側に少量を追加して整えられる場合があるため、気になるときは施術を受けた医療機関に相談してください。
筋肉の量に対して単位が少ない場合や、左右の筋肉の強さが違う場合は、効き方に差が出ることがあります。
効果が安定するまで2週間ほどかかるため、追加するかどうかはその時期の診察で判断するのが一般的です。
長い期間くり返すと中和抗体ができて効きにくくなることがあると、添付文書に記載されています。
注射した部位の内出血、腫れ、痛み、頭痛が出ることがあり、多くは時間とともに落ち着きます。
まれに、物が二重に見える複視、目の閉じにくさ、アレルギー反応が報告されています。
眉間ボトックスの後に目の開きが重く感じる原因には、薬剤の広がりによる眼瞼下垂と、眉で目を開ける癖が弱まることの2つがあります。
まぶたを開ける力が弱い方は、無意識に額の前頭筋で眉を持ち上げ、目を開けやすくしていることがあります。
自覚のない軽い眼瞼下垂という意味で、こうした状態は「隠れ眼瞼下垂」と呼ばれることがあります。
眉間への注射が額の筋肉に及んだり額にも同時に打ったりすると、眉で補っていた分が減り、目が開きにくく感じます。
施術前には、まっすぐ前を見たときの眉の高さや、額にしわを寄せて目を開けていないかを医師が確かめます。
眼瞼下垂がはっきりある場合はボトックスでは改善しないため、眼科や形成外科での診察が適していることがあります。
目の開きの重さや物が二重に見える症状が強いときは、早めに施術を受けた医療機関へ連絡してください。
眉間ボトックスの失敗を減らすには、施術前の診察で単位と注射位置を決める理由を確かめ、2週間後に経過をみることが大切です。
施術前に、目を開けた状態、眉を寄せた状態、額を上げた状態の3つで筋肉の動きを確認します。
過去にボトックスを受けたことがある方は、他の医療機関の分も含めて時期・部位・製剤を伝えてください。
初回は少なめの単位から始め、足りない分を後で足す考え方は、まぶたの重さを避けたい方に向いています。
施術当日は、注射した部位を強くもんだりこすったりしないよう案内されることが一般的です。
当日の過ごし方や腫れの経過は、ボトックスのダウンタイムの解説も参考にしてください。
妊娠中・授乳中の方や、重症筋無力症など神経と筋肉の病気がある方は、添付文書で投与しないこととされています。
施術後3〜4か月の間に息苦しさや強い脱力感など体調の変化があれば、すぐに医師に伝えてください。
眉間ボトックスの効果は数日で出はじめて2週間ほどで安定し、3〜4か月ほどで徐々に弱まるため、失敗と感じた変化も時間とともに薄れていきます。
| 時期 | 一般的な経過(国内承認製剤の情報などによる目安・個人差があります) |
|---|---|
| 注射後2〜3日 | 筋肉の動きが弱まりはじめる |
| 約2週間 | 効果が安定し、追加の要否を判断しやすい |
| 3〜4か月 | 神経の働きが戻り、効果が少しずつ弱まる |
添付文書では、効果は通常3〜4か月で消えるため、続けるには投与をくり返す必要があるとされています。
効き方や持続期間には個人差があり、筋肉の量や表情の癖、使う製剤によっても変わります。
焦って追加しないことが大切です。
打った薬剤を後から取り除く方法はないため、まぶたの重さは効果が弱まるまで経過をみるのが基本です。
スポックブローや左右差は、2週間後の診察で少量を追加して整えられる場合があります。
次回以降は、前回の単位と注射位置の記録をもとに、量や位置を見直します。
眉間ボトックスは自由診療のため料金は医療機関ごとに異なり、当院では使用する製剤ごとの料金を税込でメニューページに掲載しています。
メディカルアルファクリニック(大阪市中央区南船場4-5-8 ラスターオン心斎橋6F)では、眉間を含む顔のボトックス注射を行っています。
当院で使用している眉間ボトックスの製剤には、韓国製のリズトックスがあります。
リズトックスの単位はボトックスビスタの単位と換算できないため、添付文書の10〜20単位をそのまま当てはめることはできません。
何単位を打つかは、診察で筋肉の動きを見てから医師が説明します。
リズトックスを使う眉間のボツリヌス毒素注射の料金は3,600円(税込・自由診療)で、ボトックス注射のメニューページに掲載しています。
ほかの部位や製剤の料金は、料金一覧のページでご確認ください。
この料金は国内承認製剤のボトックスビスタを使う料金ではありません。
料金に含まれる範囲や単位数、診察料の有無は、メニューページと診察時の説明でご確認ください。
料金は改定されることがあるため、来院前にメニューページかお電話(050-1724-3463)でご確認ください。
費用にかかわらず、内出血・腫れ・頭痛や、まぶたや眉が重くなるなどの副作用が起こる可能性があります。
リズトックスは国内で承認されていない医薬品のため、未承認医薬品に関する5つの項目を次にまとめます。
リズトックスについて
未承認医薬品であること:リズトックスは、国内では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医薬品です。
入手経路:医師の責任のもと、輸入代行業者を通じて個人輸入により入手しています。
国内の承認医薬品等の有無:眉間の表情じわには、国内で承認されているA型ボツリヌス毒素製剤(ボトックスビスタ)があります。
諸外国での安全性等の情報:リズトックスは韓国では承認されていますが、国内での使用経験は十分でなく、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
海外でも、ボツリヌス毒素製剤では注射部位の痛みや内出血、頭痛、眼瞼下垂、まれに薬剤が広がることによる脱力などの副作用が報告されています。
医薬品副作用被害救済制度:国内で承認されていない医薬品のため、重い副作用が起きても医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
眉間のボツリヌス毒素注射(リズトックス)の費用とリスクについて
お問い合わせ先:050-1724-3463(受付10:00〜19:00)
自由診療:当院の眉間のボツリヌス毒素注射は自由診療(保険適用外)です。
施術内容・回数・期間:眉間の皺眉筋と鼻根筋に注射する施術で、通常は1回の注射を行い、効果は数か月で弱まります。
効果の持続には個人差と製剤による違いがあり、続ける場合の再注射の時期は診察で医師と決めます。
標準的な費用:リズトックスを使う眉間3,600円(税込)。
主なリスク・副作用:内出血、腫れ、痛み、頭痛、まぶたの重さ(眼瞼下垂)、眉の左右差や眉尻の吊り上がり、複視、アレルギー反応などが起こることがあります。
眉間ボトックスの単位、目の開きへの影響、受ける間隔、保険の扱いについて、診察の前によく寄せられる5つの質問と答えをまとめました。
眉間ボトックスは単位を増やすほどよい治療ではなく、筋肉とまぶたの状態に合わせて量と位置を決めることが、目の開きの失敗を減らす鍵になります。
国内承認製剤の目安は合計10〜20単位で、製剤が違えば単位数を単純には比べられません。
失敗例には、まぶたや眉の重さ、眉尻の吊り上がり、効きの弱さや左右差があります。
眉で目を開ける癖がある方は施術前に医師へ伝え、額との同時注射は慎重に検討してください。
メディカルアルファクリニック(大阪市中央区南船場4-5-8 ラスターオン心斎橋6F)では、10:00〜19:00に眉間ボトックスのご相談を受け付けています。
診療内容や院の概要は当院のトップページをご覧ください。
ご相談・ご予約はメディカルアルファクリニック(心斎橋)のLINEまたはWeb予約から
眉間ボトックスの単位数や注意事項、未承認医薬品に関する記載は、PMDAの添付文書と審査報告書、厚生労働省の公開資料をもとにしています。