
ICLとレーシックって結局どっちがいいの? 高いお金を払って失敗したらどうしよう…



費用や老眼への影響も気になるし、後悔しない選び方を知りたい!
こうした疑問を抱える方のためにこの記事では、ICLとレーシックの違いや特徴を詳しく解説します。
手術方法や費用、術後の見え方、ダウンタイム、リスク、老眼や白内障など将来の目への影響まで幅広く比較しています。
「どっちがいい?」「やらなきゃよかった?」といった不安や、「費用は?」「失敗したらどうなる?」という疑問にも回答しているため、参考にしてみてください。
ICLとレーシックの費用や手術方法、リスクの違いを比較し、老眼や白内障など将来の見え方への影響についても解説します。
また、自分の目の状態やライフスタイルに合わせた手術の選び方や、おすすめの人の特徴も紹介しています。
どちらの手術を検討するか迷った際の判断材料の一つとなり、安心してクリニック選びや手術方法の選択ができるでしょう。
手術を検討する際には、費用だけでなくクリニックの実績や保証内容も重要です。
以下は、ICLとレーシックの両方に対応する主要クリニックを比較した表になります。
クリニック名 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
---|---|---|---|
レーシック費用 | 21万円〜 | 7.5万円〜 | 未実施(レーシック追加矯正はあり) |
ICL費用 | ICL(乱視なし):46万円~ ICL(乱視あり):55.8万円~ | ICL(乱視なし):42.7万円~ ICL(乱視あり):55.8万円~ | ICL(乱視なし):58万円~ ICL(乱視あり):68万円~ |
症例数・実績 | ICL27,000症例以上 (2002年11月1日〜2025年1月31日) | レーシック症例数, 138万5142症例 (2025年4月30日現在). ICL症例数, 101,015症例 | 北澤院長の執刀数:ICL30,368件(2007年~17年間) |
保証期間 | 3年間 | 1~10年 | 通常1年、延長保証3年プランあり |
特徴 | ICLに特化し、症例数と技術力が高く、医療者にも選ばれる信頼性あり | 圧倒的な症例数とリーズナブルな価格帯が強み、コストパフォーマンスにも優れている | 名医在籍・アクセス良好で安心感があり、プランの選択肢や保証制度が充実している |
公式サイト | 先進会眼科 | 品川近視クリニック | アイクリニック東京 |
※2025年9月現在 ※表示価格はすべて両眼、税込価格になります。
先進会眼科はICLに特化しており、2万7,000件以上の豊富な症例数を誇ります。
また、専門性と技術力の高さで信頼があり、医療者から選ばれるクリニックです。
品川近視クリニックはレーシック・ICLともに国内最大級の実績を持ち、特にレーシックでは138万件以上と圧倒的な症例数があり、価格の安さとコストパフォーマンスが魅力でしょう。
アイクリニック東京はICLエキスパートインストラクターの北澤院長による3万件以上の執刀実績を背景に、名医による安心感と東京駅近くというアクセスの良さ、さらに充実した保証制度が特徴です。
費用や実績、サポート体制の違いを知ることで、自分に合ったクリニックを選ぶ参考になるでしょう。
ICLなら先進会眼科がおすすめ
ICL手術を検討するなら、先進会眼科がおすすめです。
豊富な症例数と高い安全性で知られ、乱視の有無に応じた最適なレンズを選択可能です。
術後の保証制度も整っており、安心して手術を受けられる環境が整っています。
また、初心者でも丁寧なカウンセリングが行われているため不安を軽減できるでしょう。
公式サイト:https://senshinkai-clinic.jp/
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レーシックなら品川近視クリニックがおすすめ
レーシックを受けるなら、品川近視クリニックがおすすめです。
最新の技術と豊富な手術実績で視力回復の精度が高く、短時間で日常生活に戻ることが可能です。
費用は片目約10〜15万円からで、手頃な価格帯で受けられる点も魅力でしょう。
術前の丁寧なカウンセリングとアフターケアも充実しており、初めての方でも安心して手術を受けられます。
公式サイト:https://www.shinagawa-lasik.com/
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ICLとレーシックの手術方法の違い


「ICL」と「レーシック」は、視力矯正のアプローチが大きく異なります。
手術方法の違いだけでなく、元に戻せるかどうかという可逆性の点や、適応できる度数や目の状態にも差があります。
以下では、それぞれの特徴を比較し、どの手術が自分に合っているかを理解するためのポイントを解説します。
ICL(眼内コンタクトレンズ) | レーシック(LASIK) | |
---|---|---|
手術方法 | 眼内にレンズを挿入 | 角膜をレーザーで削って矯正 |
角膜への影響 | 削らない | 削る |
適応範囲の違い | 強度近視や乱視にも対応 | 軽度~中度の近視・乱視向き |
可逆性の違い | レンズを取り出せば元に戻せる | 削った角膜は元に戻せない |
見え方 | より鮮明で夜間も安定 | 日常は問題ないが夜間はやや光がにじむ場合あり |
ドライアイリスク | 比較的低い | 比較的高い |
手術時間(両眼) | 約10~15分 | 約10~20分 |
費用相場 | 50万円〜80万円 | 10万円〜30万円 |
近視の戻り | ほぼなし | 軽度の近視戻りの可能性あり |
ICLは角膜を削らず眼内にレンズを挿入するため、強度近視や乱視でも正確に矯正でき、夜間の見え方も安定します。
さらに必要に応じてレンズを取り出したり交換したりできる可逆性があるのが大きな特徴です。
一方、レーシックは軽度〜中度の近視・乱視向きで、費用は比較的安く手術時間も短いです。
しかし、角膜を削るために一度手術してしまうと元には戻せず、夜間の光のにじみやドライアイのリスクがあり、さらに軽度の近視戻りが起こる可能性があります。
それぞれの特性を理解することで、費用や見え方、将来性に応じた最適な選択ができるでしょう。
眼内レンズを挿入して視力を矯正する【ICL】
ICLは、「眼内に専用のコンタクトレンズを挿入」して視力を矯正する手術です。
角膜を削らずに行うため、元の目の形を維持できるのが特徴で、強度の近視や乱視にも対応可能です。
また、手術後にレンズを取り出すことができるため、将来的な目の変化にも柔軟に対応できます。
- 強度の近視や乱視がある方
- 角膜が薄く、レーシックが難しい方
- 将来的に可逆性のある手術を希望する方
ICLは、強度の近視や乱視がある方や、角膜が薄くてレーシックが難しい方、将来的な手術の可逆性を重視したい方に適しています。
眼内に専用レンズを挿入する視力矯正方法のため、高度な近視や乱視でも正確に視力を矯正でき、基本的に角膜の厚みに関わらず手術が可能です。
さらに、必要に応じてレンズの取り出しや交換ができるため、将来的な視力変化や白内障手術への影響にも柔軟に対応でき、将来の選択肢を残したい人にも安心して選ばれています。
レーザーで角膜の形状を変えて視力を矯正する【レーシック】
レーシックは、「レーザーを使って角膜の形状を変える」ことで視力を矯正する手術です。
近視や遠視、乱視の度数に応じて角膜の中央部分を薄く削ることで、光の屈折率を調整し、網膜に正しく像が映るようにします。
手術時間は短く、痛みもほとんどなく日帰りで受けられるのが特徴です。
ただし、角膜を削る不可逆的な手術であるため、角膜が薄い人や強度の近視・乱視の人には適さない場合があります。
- 角膜の厚みが十分にある人
- 視力の度数が手術可能な範囲の人
- 目の健康状態が良好な人
レーシックを受けられるのは、角膜の厚みが十分にある方です。
「レーシック」はレーザーで角膜を削って形状を変える手術のため、角膜が薄いと安全に手術できない場合があります。
また、視力の度数が手術可能な範囲内であることも重要で、一般的には近視はおよそ−8Dまで、遠視は+4Dまで、乱視は−5Dまでが目安です。
それ以上の強度の近視や乱視の場合、手術を受けても十分な視力改善が得られない可能性があります。
さらに、目の健康状態もICLと比べると重要で、強いドライアイや角膜疾患、緑内障などの目の病気がないことが手術を受ける条件になるでしょう。
つまり目の状態が良好であることで、安全かつ安定した視力矯正が期待できます。
ICLとレーシックはどっちがいい?あなたへのおすすめは?


ICLとレーシックは、それぞれメリット・デメリットが異なるため、一概にどちらが正解とは言えません。
視力の状態やライフスタイル、将来の見え方への不安などによって向き不向きがあります。
ここでは、自分に合った選び方のポイントと、おすすめの選択肢をわかりやすく解説します。
見え方の質を重視する・将来の選択肢を残したい人にはICLがオススメ
「見え方の質を重視したい人」や、「将来の目の状態に合わせて選択肢を残しておきたい人」には【ICL】がおすすめです。
ICLは角膜を削らずに眼内レンズを挿入する手術なので、万が一の場合はレンズを取り出して元の状態に戻せる可逆性があります。
そのため、老眼や白内障など将来の目の変化にも対応しやすく、長期的な視力の安定性も期待できるでしょう。
また、夜間の見え方やコントラスト感度の質が高く、レーシックよりもクリアな視界を得られるケースが多いことも魅力のひとつです。
安全性と快適な見え方の両方を重視する方に特に向いています。
費用を抑えたい・早く回復したい人にはレーシックがオススメ
「費用を抑えたい人」や、「手術後の回復をできるだけ早くしたい人」には【レーシック】がおすすめです。
レーシックは角膜を削って視力を矯正する手術で、ICLに比べて手術費用が安く、施術時間も短いため当日から日常生活に戻りやすいのが特徴です。
また、多くのクリニックで保証やアフターケアが整っており、短期間で視力を改善したい方に向いています。
【費用で比較】手術料金の相場と保険適用の有無


レーシックとICLは、視力矯正手術として広く知られていますが、それぞれ特徴と費用が異なります。
手術を検討する際、費用は重要な要素となりますが、保険適用の有無や医療費控除の対象となるかどうかも考慮すべきポイントです。
以下では、レーシックとICLの手術料金の相場、保険適用の有無、そして医療費控除の適用について比較し、それぞれの特徴を明確にします。
- 初期費用の比較
- 保険適用と医療費控除
- 長期的なコストパフォーマンス
ICL(眼内コンタクトレンズ) | レーシック(LASIK) | |
---|---|---|
初期費用(両眼) | 約50~80万円 | 約10万〜30万 |
保険適用 | 適用外 | 適用外 |
医療費控除対象 | 対象 | 対象 |
長期的コストパフォーマンス | 高い(レンズ交換不要) | 中程度(メンテナンス費用あり) |
ICLはレンズ代と手術費用を含めて両眼で約50万~80万円、レーシックは術式やオプションによりますが約10万~30万円が相場です。
両者とも保険適用はなく自由診療ですが、視力矯正目的の手術として医療費控除の対象になります。
費用面ではレーシックが安価ですが、ICLはレンズ交換の必要がなく長期的に安定した効果が得られるため、トータルで見ればICLもコストパフォーマンスが高いといえます。
レーシックは加齢や視力変化により再手術や追加矯正が必要になる可能性がある点も考慮するとよいでしょう。
【リスクで比較】起こりうる合併症や副作用の違い


「ICL」と「レーシック」はどちらも安全性の高い手術ですが、合併症や副作用のリスクには違いがあります。
術後の見え方や目の健康に影響する可能性があるため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
以下では、それぞれ考えられる主なリスク・デメリットを紹介します。
ICL手術で考えられる主なリスク・デメリット
- 感染や炎症のリスク
- 白内障や眼圧上昇の可能性
- レンズのズレや乱視の残り
ICL手術では、目の中に人工レンズを挿入するため、レーシックと比べると手術に関わるリスクがいくつかあります。
まず、手術後に眼内感染や炎症が起こる場合があり、放置すると視力低下につながる可能性があります。
また、稀に白内障の発症や眼圧上昇が見られる場合があり、定期的な経過観察が重要です。
さらに、レンズのズレが生じたり、乱視が完全には矯正されないこともあり、人によっては追加の治療や調整が必要になることがあります。
こうしたリスクを理解したうえで、医師と相談しながら手術を検討することが大切です。
レーシック手術で考えられる主なリスク・デメリット
- ドライアイや一時的な視力の揺らぎ
- 夜間のハロー・グレア(光のにじみやまぶしさ)
- 過矯正や矯正不足による視力の不安定化
レーシックには比較的安全性が高いとされる一方で、まれに手術後のドライアイや視力の揺らぎを感じることがあるでしょう。
また、夜間や暗い場所で光がにじんで見えるハロー・グレアといった状態に陥る可能性もあります。
さらに、矯正が強すぎたり弱すぎたりすると、思ったような視力が得られず再手術を検討しなければならない場合もあります。
これらのリスクを理解したうえで、自分の目の状態に合った手術方法を選ぶことが大切です。
【見え方で比較】術後の鮮明さや夜間の見え方に差は出る?


ICLとレーシックでは、術後の見え方や夜間の視界に違いが出ることがあります。
どちらも近視や遠視を矯正できますが、目の構造や手術方法の違いから、鮮明さや暗所での見え方に差が生じることがあります。
ここでは、ICLとレーシックそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
ICL(眼内コンタクトレンズ) | レーシック(LASIK) | |
---|---|---|
鮮明さ | 鮮明でコントラストも高い | 良好だがやや低下することも |
夜間視力 | 瞳孔が開く暗所でも光学的な歪みが少なく、夜間の光のにじみ(ハロー・グレア)が出にくい | 夜間は光がにじむ(ハロー・グレア)が出る場合があり、特に強度近視の人でリスクが高い |
安定性 | 長期的に安定、戻りはほぼなし | 数年単位で軽度の近視戻りが起こる場合がある |
ドライアイ | 発症リスクは低い | 角膜神経を切断するため、術後にドライアイを感じやすい場合あり |
ICLとレーシックは術後の見え方に違いがあり、特に夜間や暗所で差が出やすいといわれます。
ICLは眼内レンズで光を正確に屈折させるため、昼夜を問わずクリアでコントラストの高い視界を維持しやすく、夜間のにじみやハロー(光の輪)が起こりにくい傾向があります。
一方、レーシックは角膜を削って形を変えるため、暗所では光の散乱が生じやすく、街灯や車のライトなどがにじんで見えることがあります。
ただし多くの場合は時間とともに慣れ、日常生活には大きな支障がないレベルに落ち着くことが一般的です。
【適応条件で比較】強度近視や角膜が薄い場合でも手術は可能か


適応条件ではどうでしょうか。
角膜の厚みや強度近視、乱視の有無などによって、受けられる視力矯正手術は変わってきます。
この表では、ICLとレーシックがそれぞれどのような条件で手術可能かを比較し、どちらが自分に合いやすいかを分かりやすくまとめています。
手術の安全性や術後の見え方にも関わる重要なポイントになるでしょう。
ICL(眼内コンタクトレンズ) | レーシック(LASIK) | |
---|---|---|
強度近視への適応 | 条件によって最大-15D程度まで対応可能 | おおよそ-8D程度までが限界 |
角膜が薄い場合 | レンズ挿入なので影響が少なく適応しやすい | 角膜を削るため適応外になりやすい |
乱視 | 強い乱視でも比較的矯正可能 | 強い乱視では矯正が難しい場合あり |
軽度円錐角膜 | 適応できる場合あり(専門医の判断が必要) | 原則適応不可 |
レーシックは「角膜を削って視力を矯正する手術」のため、「角膜が薄い方」や「強度の乱視がある方」は手術の適応が制限される場合があります。
そのため、希望する視力改善が十分に得られないケースも考えられます。
一方、ICLは眼内に専用レンズを挿入する方法で、「角膜を削らずに視力を矯正できる」のが特徴です。
「強度近視」や「乱視」、「角膜が薄い方」でも対応しやすく、必要に応じてレンズを取り出すことも可能なため、将来的な可逆性も確保できます。
これにより、視力の変化や将来の白内障手術などにも柔軟に対応でき、安心して長期的な視力矯正が可能です。
適応条件を理解しておくことで、自分に最適な手術を選ぶ判断材料になります。
【回復期間で比較】ダウンタイムの長さと仕事復帰までの目安


手術後の回復期間や日常生活への影響は、ICLとレーシックで大きく異なります。
ダウンタイムの長さや仕事復帰の目安を把握することで、自分のライフスタイルに合った手術を選ぶことができるでしょう。
ここでは、ICLとレーシックそれぞれの回復の特徴を詳しく解説します。
ICL(眼内コンタクトレンズ) | レーシック(LASIK) | |
---|---|---|
ダウンタイム | ほとんどなし、手術翌日から日常生活可能 | 数日〜1週間程度、特に目の乾燥や光のにじみ注意が必要 |
視力回復の目安 | 数日〜1週間で安定 | 即日〜数日で回復、ただし個人差あり |
仕事復帰の目安 | 翌日〜数日で可能 | 2〜7日程度が目安、重い作業や目を酷使する仕事はもう少し注意が必要 |
ICLは角膜を削らずに「眼内にレンズを挿入する手術」のため、術後の目の負担が少なく、ほとんどダウンタイムが必要ありません。
手術直後から日常生活や仕事への復帰が可能で、視力も比較的早く安定します。
また、夜間や暗所での見え方も安定しやすく、ドライアイのリスクも低めです。
一方、レーシックは角膜を削る手術であるため、術後数日から1週間程度は目を休める必要があります。
特に手術直後は光のにじみや光の輪が見えてしまうハロー現象、ドライアイの症状が出やすく、完全に視力が安定するまで時間がかかります。
そのため、仕事復帰や運転、夜間活動などは慎重にスケジュールを調整する必要があります。
【将来性で比較】老眼や白内障になったときの影響


視力矯正手術は、今の見え方だけでなく、将来的な目の健康にも影響する可能性も考慮しなければなりません。
老眼や白内障など加齢に伴う変化を考慮すると、ICLとレーシックでは術後の対応や選択肢に差が出ることがあります。
ここでは、将来の目の状態を踏まえたICLとレーシックの手術の違いを解説します。
ICL(眼内コンタクトレンズ) | レーシック(LASIK) | |
---|---|---|
手術をやり直す・元に戻す | レンズを摘出・交換することで元に戻す 再度矯正が可能 | 角膜を削る手術のため元に戻せず、やり直しには追加矯正が必要 |
老眼への対応 | 将来的に近視が残る場合は老眼鏡や追加手術で調整可能 | 術後も老眼は進行するため、別途老眼対策が必要 |
白内障発症時 | レンズを取り出して白内障手術が可能なため、影響は少ない | 白内障手術は可能。角膜形状の変化により手術計画が複雑になる場合あり |
加齢による目の変化への対応のしやすさ | 可逆性があるため、視力変化に柔軟に対応可能 | 角膜を削るため、加齢による屈折変化への対応は制限される |
手術をやり直したり元の状態に戻したりできるか
手術の可逆性という観点では、ICLとレーシックで大きく違います。
ICLは目の中にレンズを入れる方法なので、必要に応じてレンズを取り出すことが可能です。
将来的に視力が変化しても、手術前の状態に戻せる可能性が高いのが特徴です。
一方、レーシックは角膜を削る手術のため、元に戻すことはできません。
再手術や視力調整は可能ですが、完全に手術前の状態に戻すことはできない点に注意が必要です。
加齢による目の変化への対応のしやすさ
加齢による目の変化への対応のしやすさも、ICLとレーシックで差があります。
ICLは目の中に人工レンズを入れるだけなので、加齢による老眼や白内障の影響が出た場合でも、レンズの入れ替えや別の治療で調整しやすい特徴があります。
将来的に目の状態が変わっても柔軟に対応できる点が魅力です。
一方、レーシックは角膜を削って形を変える手術のため、老眼や白内障など加齢に伴う視力変化への対応は限定的です。
必要に応じて眼鏡やコンタクトで補うことが主な変化への対応方法となります。
将来的に白内障を発症した際の対応や手術への影響
将来的に白内障を発症した場合の対応も、ICLとレーシックでは違いがあります。
ICLは、目の中に挿入したレンズを取り出して白内障手術用の人工水晶体(眼内レンズ)に入れ替えることができるため、白内障手術への影響は少なく、スムーズに対応可能です。
将来的に目の状態が変わっても選択肢が残されている点がメリットでしょう。
一方、レーシックは角膜を削って形を変えているため、白内障手術自体は可能です。
しかし、角膜形状の変化により術前の視力測定や眼内レンズの度数計算がやや複雑になるため、白内障手術後の見え方に誤差が出る可能性があります。
よくある質問


ここでは、ICLやレーシックに関してよくある疑問にお答えします。
手術を受ける前に知っておきたいポイントや、費用・安全性・適応条件など、気になる情報をまとめました。
まとめ
ICLとレーシックは、どちらも視力矯正に高い効果が期待できる手術ですが、方法や適応範囲、将来への影響には違いがあります。
ICLは角膜を削らず眼内レンズを挿入する手術で、強度近視や乱視にも対応できるため、将来的に白内障や老眼になっても柔軟に対応できる可逆性があります。
一方、レーシックは角膜をレーザーで削る手術で、費用を抑えやすく、術後の回復も早いのが特徴です。
しかし、軽度〜中度の近視や乱視であれば十分な効果がありますが、夜間視力やドライアイには注意が必要です。