人中ボトックスとは、鼻の下が長く見える原因となる「上唇を下げる筋肉(上唇挙筋群)」にボトックス注射(ボツリヌス毒素)を打つことで、唇の位置を自然に上げ、鼻の下を短く見せる施術です。鼻の下が長いと間延びした印象を与えやすく、顔全体のバランスが崩れて見えることがあります。ボトックスは筋肉の動きを一時的に抑制するため、人中短縮手術のようにメスを入れず、ナチュラルに短縮効果を出せるのが特徴です。上唇がふんわり上がることで、口角も引き上がり、笑顔が明るく見える効果も。注入量は4単位前後が目安で、韓国や日本のクリニックでは料金は約1〜3万円が相場です。ダウンタイムが短く、痛みも少ないことから、気軽に受けられるプチ整形として人気が高まっています。
人中ボトックスは、上唇を下に引っ張る上唇挙筋・口輪筋の働きを一時的に弱めることで、鼻下を短縮して見せる施術です。筋肉の緊張を和らげることで上唇が自然に上がり、笑ったときや正面から見たときに「人中が短く見える」効果が得られます。ボツリヌス毒素は神経伝達をブロックし、筋肉の動きを3〜4か月程度抑制します。施術は数分で終わり、麻酔クリームを使用すれば痛みは最小限です。施術直後に軽い違和感やむくみを感じる場合もありますが、1〜2日で落ち着きます。ヒアルロン酸のように膨らませるのではなく、筋肉の動きをコントロールして短く見せる点が大きな違いです。過剰に打つと不自然な口元になるため、自然な仕上がりを重視したバランス調整が大切です。
ボトックスの効果は、施術後3日目〜1週間で現れ、持続期間は3〜4か月程度です。個人差はありますが、表情や筋肉の強さによって変化します。定期的に続けることで、筋肉の収縮が穏やかになり、より自然で長期的な短縮効果を維持できます。料金は1回あたり約1〜3万円、アラガン社製などの正規ボトックスを使用する場合はやや高額になりますが、仕上がりが自然で副作用も少ないと評判です。モニター価格を利用できるクリニックもあり、人気ボトックスおすすめの施術として注目を集めています。1回で大きく変わるというよりは、ナチュラルに印象を整える施術のため、劇的な変化ではなく「柔らかい笑顔」や「若々しい口元」を目指す人に向いています。

ボトックスは鼻の下を短縮するだけでなく、上唇のボリューム感や口角の上がり方を改善する効果もあります。上唇が上がることで、唇全体がふっくら見え、Eライン(鼻・唇・顎のライン)のバランスも整います。さらに、口角が自然に上がることで「笑顔が柔らかく見える」「老けて見えた印象が若返る」といった美容的メリットも。ヒアルロン酸注入と併用することで、より立体的で女性らしい唇を形成できます。表情筋のバランスを崩さずに施術を行うことが重要で、過剰注入や左右差を防ぐには経験豊富な医師を選ぶのがポイントです。1回の注射で自然に上唇が短く見えることから、整形初心者にも人気の施術です。
口角を下げる原因の一つは、「口角下制筋」という筋肉の強い緊張です。ボトックスでは、この筋肉をゆるめて自然に口角を上げる効果が期待できます。ヒアルロン酸との違いは、ボトックスが「筋肉に作用する」のに対し、ヒアルロン酸は「ボリュームを補う」点です。ヒアルロン酸を唇や口角周辺に少量注入すると、立体的でふっくらした口元が作れます。両者を併用すると、筋肉を緩めつつ形を整えるため、より理想的なEラインを形成できます。施術後は2〜3日で変化を感じ始め、3〜4か月持続します。痛みはほとんどなく、ダウンタイムも短いことから、表情を自然に改善したい方に最適な組み合わせです。
ボトックスを不自然に見せないためには、注射位置・角度・単位数のバランスが重要です。通常は4単位前後を人中中央部に浅く注入しますが、上唇の形や筋肉の強さに合わせて微調整する必要があります。過剰に打つと「唇が動かない」「笑顔が引きつる」「上唇がめくれる」といった失敗につながるため、経験豊富な医師のデザイン力が仕上がりを左右します。自然な短縮効果を得るには、ボトックスの拡散性が安定したアラガン社製製剤が推奨されます。施術前に、笑顔時の人中の長さや筋肉の動きを確認するカウンセリングを受けることで、より美しい結果が得られます。

ボトックスは手軽で人気のある施術ですが、副作用やデメリットを理解した上で受けることが大切です。ボトックス注射は筋肉の動きを抑えるため、打ちすぎると「上唇が動かしにくい」「笑顔が不自然になる」といった違和感を感じる場合があります。まれに「口角が上がらない」「唇がめくれる」「発音しづらい」などの症状が出ることもあり、これは注射位置や量のバランスが原因です。また、一時的に腫れ・赤み・痛み・内出血が生じることがありますが、ほとんどは2〜3日でおさまります。施術後すぐの飲酒やマッサージ、激しい運動は腫れを悪化させるリスクがあるため、48時間程度は安静に過ごすことが推奨されます。ボトックスの持続期間は3〜4か月ですが、回数を重ねることで筋肉が徐々に落ち着き、より自然で長持ちする効果が得られます。韓国製や安価な薬剤を使うと効きすぎや効果が不安定になることもあるため、アラガン社製など信頼性の高い製剤を使用するクリニックを選ぶことが失敗を防ぐコツです。
ボトックスで最も多い失敗が、「打ちすぎによる不自然さ」です。ボトックスは筋肉を緩める作用があるため、必要以上に注入すると上唇の可動域が制限され、笑ったときに唇が上がらず表情が硬く見えることがあります。また、上唇の位置が上がりすぎると「ガミースマイル(歯茎が見える)」になるリスクも。さらに、食事中に違和感がある・発音がしづらいといった症状も一時的に起こる可能性があります。これらの副作用はボトックスが時間とともに分解されることで自然に戻りますが、施術後1〜2週間は経過を観察し、異常が続く場合は必ず医師に相談を。ボトックスは0.1〜0.2cc、4単位前後の少量で効果を出すのが理想です。打ちすぎを防ぐためには、注入範囲を限定し、「短縮効果」と「自然さ」のバランスを取るデザインが不可欠です。
ボトックスの副作用は多くが一時的で軽度です。施術直後に注射部位が少し腫れたり、赤みや内出血が出ることがありますが、2〜3日で改善します。痛みは針を刺す瞬間のチクッとした感覚程度で、麻酔クリームを使用すればほとんど感じません。違和感が残る場合も1週間以内に自然に解消されるケースが大半です。まれに「効果が出すぎた」「効かない」と感じることもありますが、これは筋肉の発達差・注入位置・製剤の単位数などが関係しています。施術当日は入浴・飲酒・顔のマッサージを控えるのが望ましく、血行を促進しすぎると内出血が悪化する可能性があります。ボトックスの経過観察期間として、1〜2週間後に医師が状態をチェックし、必要に応じて微調整(リタッチ)を行うのが一般的です。正しいアフターケアを守れば、副作用の心配はほとんどありません。
ボトックスの効果は、一般的に3〜4か月ほど持続します。初回は筋肉が強く反応するため、効果がやや短く感じられることもありますが、2回目以降は安定しやすくなります。3〜4か月ごとに定期的に施術を繰り返すと、筋肉が過剰に動かなくなり、人中が短く見える状態が定着していきます。ただし、頻繁に打ちすぎると筋肉が萎縮し、上唇が薄く見えたり、表情が硬くなるリスクもあるため、医師と相談して適切な期間・頻度(年3回程度)を守ることが大切です。持続期間を延ばすコツとしては、保湿や紫外線ケア、マッサージを控えるなどの口元ケアを心がけましょう。韓国では「4単位×2回施術」で人中短縮を定着させる方法が主流で、日本でも徐々に広まっています。料金は1回あたり1〜3万円前後で、アラガン製を使用した施術はより持ちが良いとされています。
ボトックスは筋肉を緩めるアプローチ、ヒアルロン酸は形を整えるアプローチとして、併用することで理想的な短縮・口角アップ効果が得られます。ボトックスで上唇を軽く持ち上げつつ、ヒアルロン酸を唇や人中溝に少量注入することで、立体感と自然な丸みが生まれます。韓国では「人中ボトックス+ヒアルロン酸」が定番で、短縮効果だけでなくほうれい線や口角下がりの改善にも有効とされています。両者の施術間隔は1〜2週間あけるのが理想で、同日に行う場合は医師の判断が重要です。症例写真をチェックし、どの程度の変化を目指すか明確にしておくと、満足度の高い仕上がりになります。費用は併用で約3〜6万円前後が目安。ナチュラルで上品な笑顔を作るために、デザイン力と経験豊富な医師の選定が何よりも大切です。
ボトックスとヒアルロン酸を組み合わせることで、鼻の下を短縮しながら口元全体を美しく整える相乗効果が得られます。ボトックスは筋肉の動きを緩めて「上唇を持ち上げる」効果を発揮し、ヒアルロン酸は「ボリュームを足して形を整える」効果があります。この2つを同時に行うことで、単体では得られない立体感と自然なリフトアップが実現します。特に「上唇が薄い」「人中が長い」「笑顔が間延びして見える」といった悩みに効果的です。また、ほうれい線や口角下がりの改善にもつながり、若々しく優しい印象の口元を作ることができます。ヒアルロン酸は即効性があり、ボトックスは時間をかけて安定するため、両者の効果が重なってより持続的な美しさを保てるのが魅力です。韓国や日本の美容外科では、この「人中短縮+リップ形成」の組み合わせが定番になっています。
ボトックスとヒアルロン酸を併用する際は、口元の筋肉と唇のバランスを見極めた施術が鍵です。まずボトックスを上唇を下げる筋肉(上唇挙筋、口輪筋など)に少量注入し、筋肉の緊張を和らげて上唇を自然に上げます。その後、ヒアルロン酸を上唇の中央または口角のラインにごく少量ずつ注入することで、ふっくらとした丸みと立体感が生まれます。この組み合わせにより、唇全体が短く見え、口角が上がった柔らかい印象を作ることができます。注入量は人によって異なりますが、0.3〜0.6ml前後が目安。仕上がりをナチュラルに保つには、一度に多く入れすぎず、数週間あけて少しずつ整える方法が推奨されます。施術後は軽い腫れや赤みが出ることがありますが、2〜3日で落ち着き、1週間後にはより自然なラインになります。
ボトックス×ヒアルロン酸を美しく仕上げるためには、注入量のバランスと医師のデザイン力が最も重要です。上唇を短縮しすぎると不自然に見えたり、笑顔の際に上唇がめくれる「ガミースマイル」になることがあります。そのため、ボトックスは4単位前後を目安に浅く注入し、ヒアルロン酸は形を整える程度にとどめるのが理想です。医師は笑顔や正面時の筋肉の動きを見ながら、人中・唇・口角・Eラインの全体バランスをデザインします。クリニックを選ぶ際は、症例写真をチェックし、自分の理想に近い仕上がりを確認することが大切です。また、ヒアルロン酸の種類にもこだわりましょう。柔らかくなじみやすいタイプを使用すると、より自然な動きとツヤが再現できます。安さだけで選ばず、経験豊富で審美感の高い医師を選ぶことが、後悔しない施術への第一歩です。

人中ボトックスは、鼻の下を短くする(短縮)ことで顔全体のバランスを整え、上品な印象に導く施術です。ボトックスが筋肉の動きを緩め、上唇を自然に上げることで鼻下が短く見え、シワやたるみも目立ちにくくなります。さらに、ヒアルロン酸を併用することで唇のボリュームアップや口角ラインの整え効果が加わり、理想的な口元へと導きます。施術はどこに打つか(注入位置)が非常に重要で、上唇中央部の筋肉に適切な単位を注入することで自然な仕上がりが得られます。
痛みはほとんどなく、麻酔クリームを使えば施術中の刺激も最小限。ダウンタイムは短く、施術後すぐにメイクができるケースも多いため、初めての方でも安心です。また、ボトックスには汗を抑える効果もあるため、上唇周りの汗が気になる人にもメリットがあります。過剰に注入すると不自然な表情になるリスクがあるため、経験豊富な医師によるバランスの取れたデザインが欠かせません。
「どのくらい短くするか」「どこを整えるか」といった希望を丁寧に伝え、症例写真を確認しながら施術を進めることが後悔を防ぐポイントです。自然で優しい笑顔と、清潔感のある若々しい印象を求める方に、ボトックスはおすすめの美容法です。
2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医