ピーリングはニキビ・ニキビ跡に効果あり?種類や頻度、治療回数を解説

2026.1.7
美容コラム

ピーリングとは?ニキビ・ニキビ跡に効果あり?仕組みと作用を解説

ピーリングとは、肌表面の古い角質を除去して新しい皮膚の再生を促すスキンケアまたは美容治療のことです。特に、ケミカルピーリングはグリコール酸やサリチル酸などの薬剤を用いて角質をやわらかくし、毛穴の詰まりや皮脂汚れを取り除きます。その結果、ニキビの原因となる毛穴詰まりを防ぎ、ニキビ跡や色素沈着の改善にも効果があります。

肌のターンオーバーを整えることで、くすみが取れて透明感のある肌質に変化し、化粧水や美容液の浸透も良くなります。ピーリングは顔だけでなく、背中・ワキ・デコルテなど皮脂分泌が多い部位にも施術できるのが特徴です。また、ニキビができやすい体質の人でも、皮脂ケアの一助となり、再発しにくい状態を目指す施術として用いられることがあります。

ただし、「ピーリングをすれば必ず治る」というわけではなく、肌質によっては回数や薬剤の濃度を調整する必要があります。やりすぎると肌バリアが低下し、逆に炎症や乾燥が起きやすくなることもあるため注意が必要です。医療機関ではケミカル以外にもマイルドな乳酸ピーリングや酵素タイプなど、刺激の少ない施術を選ぶことも可能です。

つまりピーリングとは、「角質を取り除くことで肌を生まれ変わらせるケア」であり、正しく行えばニキビやニキビ跡にもしっかり効く美容法です。皮膚科や専門クリニックで自分の肌状態を診てもらい、安全な頻度と方法で継続することが、美肌への最短ルートといえるでしょう。

ケミカルピーリングによるニキビ改善のメカニズム

ケミカルピーリングは、グリコール酸やサリチル酸などの薬剤を肌表面に塗布し、古い角質をやさしく溶かして除去する施術です。毛穴詰まりや皮脂過剰分泌を抑える作用があり、白ニキビ・黒ニキビの発生を防ぎ、炎症を鎮める効果があります。特にサリチル酸マクロゴールは皮脂に溶けやすく、毛穴内部まで浸透して皮膚のターンオーバーを正常化します。これにより、皮膚の厚みが整い、新しい肌細胞の再生が促進され、ニキビ跡の赤みや色素沈着も改善されます。また、ケミカルピーリングはコラーゲンの生成を刺激する作用があるため、肌のハリがアップし、フェイスラインのキメも整います。繰り返すニキビに悩む人だけでなく、20代以降の毛穴・くすみケアにも最適な治療法です。

ニキビ跡や毛穴の黒ずみにも効果がある理由

ピーリングは、ニキビ跡・毛穴の黒ずみ・色素沈着などの肌トラブル改善にも高い効果を発揮します。肌表面の古い角質が除去されることでターンオーバーが促進され、メラニンの排出がスムーズになり、シミやくすみを防止します。さらに、毛穴の詰まりや酸化した皮脂(黒ずみ)の原因を取り除くため、肌全体のトーンが明るく均一に整います。ケミカルピーリング後は、美容液やビタミンC誘導体が浸透しやすくなるため、ニキビ跡の赤みや色素沈着の改善スピードがアップします。サリチル酸ピーリングは特に皮脂の多いTゾーンや背中ニキビにも有効で、体のニキビケアにも応用可能です。施術後は皮膚が一時的に敏感になるため、保湿と紫外線対策を徹底することが大切です。

レーザー治療や美白成分との併用効果

ケミカルピーリングは、単独でも高い効果がありますが、レーザー治療やイオン導入との併用で相乗効果を発揮します。ピーリングにより古い角質が取り除かれることで、後に使用する薬剤や美容液の浸透力が高まり、レーザーによる色素沈着やくすみの改善がスムーズになります。例えば、ダーマスキン・フラクショナルレーザー・イオン導入などの施術と組み合わせることで、コラーゲン生成が促進され、肌のハリ・弾力・透明感が向上します。また、美白成分(ハイドロキノン・ビタミンC・トラネキサム酸など)との併用により、シミやそばかすの予防にも効果的です。特に背中や胸など皮脂の多い部位のケミカルピーリングでは、ニキビ跡やざらつきを改善し、なめらかな素肌へ導きます。

ピーリングの種類と特徴|自分の肌に合う治療を選ぶ

ピーリングには、目的や肌質に応じてさまざまな種類があります。最も一般的なのがケミカルピーリングで、グリコール酸・乳酸・サリチル酸などの薬剤を使い、角質をやさしく溶かして除去します。特にサリチル酸マクロゴールピーリングはニキビや皮脂トラブルに効果的で、生理前などホルモンバランスが乱れてニキビができやすい時期にも向いています。

一方、酵素ピーリングや石鹸タイプは市販でも手軽に取り入れやすく、肌に負担が少ないのが特徴です。ただし、スクラブ入り石鹸はこすりすぎると悪化する可能性があるため、敏感肌の人はマイルドタイプを選びましょう。

また、マクロピーリングやミラノリピールなど医療機関で行うピーリングは、肌再生やコラーゲン生成を促進する作用があり、シミ・たるみ・ニキビ跡にも高い効果が期待できます。

ただし、肌質によっては刺激を感じる場合もあり、「治らない」と感じる原因の多くは薬剤の選択ミスや施術間隔の誤りにあります。ケミカルが合わない場合でも、乳酸や酵素などマイルドな代替法を選ぶことで十分改善可能です。

ピーリングには「顔」「背中」「ワキ」などの部位別メニューもあり、自分の肌状態に合った方法を皮膚科医に相談して選ぶことが大切です。

グリコール酸・サリチル酸など代表的な薬剤の違い

ピーリングにはいくつかの薬剤があり、目的や肌質によって使い分けることで効果を最大限に引き出せます。代表的なのが「グリコール酸・サリチル酸・乳酸」の3種類です。まずグリコール酸は分子が小さいため、肌の角質層に素早く浸透し、古い角質や毛穴の詰まりを除去します。くすみ・シミ・色素沈着の改善、そして肌のトーンアップやツヤ感アップに最適です。次にサリチル酸マクロゴールは皮脂溶解力が高く、特にニキビ・毛穴詰まり・脂性肌に効果を発揮します。炎症を抑えながら角質を柔らかくし、赤ニキビや黒ずみ毛穴の改善に適しています。一方、乳酸ピーリングは刺激が少ないため、乾燥肌や敏感肌にもおすすめです。保湿効果も高く、肌のごわつきやキメの乱れを優しく整える作用があります。皮膚科や美容クリニックではこれらの薬剤を単体または組み合わせて施術し、肌の状態に合わせて濃度や頻度を調整します。自分の肌に合う薬剤を選ぶことが、美しい仕上がりへの第一歩です。

肌質に効く、色別のおすすめピーリング

肌質や肌の色調(白肌・黒ずみ・黄ぐすみ)によって、効果的なピーリングは異なります。まず白く明るい透明感を目指したい人には、グリコール酸や乳酸を使ったピーリングがおすすめ。角質をやさしく除去しながらターンオーバーを促進し、肌のくすみを取り除いて明るさを引き出します。黒ずみ毛穴やニキビ跡に悩む人には、サリチル酸マクロゴールが最適です。皮脂の分泌をコントロールしながら毛穴の詰まりを解消し、毛穴の黒ずみやテカリを改善します。また、黄ぐすみや乾燥肌には、ミルクピーリング(乳酸+保湿成分配合)がぴったりです。乾燥によるごわつきをやわらげ、ハリと弾力を取り戻します。さらに、肌の赤みや敏感さが気になる場合は、アミノ酸系や酵素ピーリングなどマイルドな処方を選ぶと刺激が少なく安心です。自分の肌トーン・皮脂量・季節ごとの変化に合わせて薬剤を使い分けることで、一人ひとりに合ったオーダーメイドピーリングが実現します。

ケミカル以外のピーリングとの比較

ピーリングには、薬剤を使用するケミカルピーリングのほかに、物理的・自然派の方法もあります。たとえば酵素ピーリングは、パパイン酵素やプロテアーゼが古い角質を分解する作用を利用したもので、敏感肌や乾燥肌にも優しいのが特徴です。角質をやさしく落としながら、つるんとしたなめらか肌へ導きます。また、スクラブピーリングは微細な粒子で肌表面を磨くようにケアするタイプで、毛穴の黒ずみやざらつきに効果的ですが、摩擦による刺激に注意が必要です。さらに、近年注目されているのがマクロピーリングやミラノリピールなどの美容医療系ピーリング。これらはケミカルと保湿・再生成分を組み合わせた医療施術で、角質除去だけでなく肌のハリ・コラーゲン生成・美白効果も期待できます。ホームケアでは酵素やスクラブタイプを週1回程度、皮膚科ではケミカルや医療ピーリングを2〜3週間ごとに継続するとバランス良く肌質を改善できます。目的と肌質に応じて、ケミカルとその他のピーリングを上手に使い分けることが、美肌への最短ルートです。

ピーリングの頻度と治療回数|どのくらいで効果が出る?

ピーリングの効果は1回でも肌のつるつる感やトーンアップを実感できることが多いですが、ニキビ跡や毛穴の開きなど根深い悩みには3〜5回以上の継続治療が必要です。通常は2〜3週間に1回のペースで行い、肌のターンオーバーが整うまで定期的に継続します。

ただし、「早く治したいから」と頻繁に行うのは逆効果です。ケミカルピーリングを過剰に行うと角質が薄くなり、バリア機能が低下して乾燥や赤み、皮むけを引き起こすことがあります。特に生理前や体調が悪い時期、紫外線が強い季節には、肌が敏感になりやすいため施術を避けるのが賢明です。

また、ピーリング後は洗顔やクレンジングにも注意が必要です。刺激の強い石鹸やスクラブ入り洗顔料を使用すると、肌の回復が遅れて炎症が悪化することもあります。ピーリング直後は低刺激の保湿ケアと日焼け止めを徹底し、肌の再生をサポートする期間を大切にしましょう。

「思ったより治らない」と感じる場合は、肌質に合わない薬剤を使っている可能性も。サリチル酸や乳酸など、刺激の少ない薬剤に変更することで改善するケースも多いです。焦らず丁寧にケアを重ねることで、なめらかで透明感のある美肌を実現できます。

施術期間と料金の相場

ケミカルピーリングの料金相場は1回あたり5,000〜15,000円程度で、施術部位や薬剤によって異なります。顔全体の施術で10,000円前後が目安です。初回は軽めの濃度から始め、2〜3週間に1回のペースで5回程度継続することで、毛穴やニキビ跡の改善を実感できます。サリチル酸ピーリングやグリコール酸ピーリングは、皮膚科・美容クリニックどちらでも実施可能ですが、医療機関では濃度や施術時間の調整が細かく可能なため、安全性が高いのが特徴です。ホームピーリング剤も市販されていますが、自己判断で頻度を上げると炎症や皮むけ・悪化のリスクがあるため、医師の指導のもと継続するのが理想です。

レーザーや他施術との組み合わせで最短改善を狙う、ピーリング治療の注意点

ピーリング治療は単体でもニキビや毛穴・くすみに効果がありますが、レーザー・マッサージピール・ニードル治療などとの併用で、より短期間での改善を目指すことができます。例えば、ピーリング後にフラクショナルレーザーやダーマペンを組み合わせると、コラーゲン生成が促されてニキビ跡や小じわが改善し、ハリのある滑らかな肌質へと導きます。

ただし、複数施術を同日に行うことは肌への負担が大きく、炎症や色素沈着が起こりやすいため注意が必要です。特に、ピーリング後は角質が薄くなりバリア機能が一時的に低下するため、レーザー照射やマッサージなどの刺激は控えるのが理想です。また、洗顔やメイクも施術当日は避け、翌日の夜以降に再開すると安心です。

ピーリングの種類(ケミカル・マクロピール・ミルク系など)によってダウンタイムや副作用の出やすさも異なります。赤みやヒリつきが出ても、通常は2〜3日で落ち着きますが、長引く場合は皮膚科医に相談しましょう。施術期間中は紫外線対策と保湿を徹底し、肌を摩擦しないことが大切です。「早く治したいから」と頻繁に行うのは逆効果で、肌の炎症や色素沈着を引き起こす原因にもなります。

ピーリング治療は、「無理に早くではなく、肌に合わせて丁寧に」を心がけることがポイントです。横浜などの美容クリニックでも推奨されるように、肌の状態を見極めながら定期的に行えば、よくない副作用を避けつつ最短で美肌へ導くことができます。

まとめ

ピーリングは、ニキビやニキビ跡・毛穴の黒ずみを根本から改善できる治療法です。グリコール酸・サリチル酸などの薬剤によって古い角質を除去し、肌の再生を促すことで、皮脂バランスが整い炎症が起こりにくい肌へ導きます。皮膚科では、目的に合わせて濃度や薬剤を調整できるため、セルフケアでは難しい深いニキビ跡や色素沈着にも対応可能です。1回でもつるんとした質感を実感できますが、5回以上の継続治療でより安定した美肌効果が得られます。治療後は紫外線対策と保湿を徹底し、レチノールや強いスクラブとの併用を避けることがポイントです。正しい頻度とアフターケアを守れば、肌の透明感と弾力を取り戻し、自信の持てる素肌へと生まれ変わることができます。

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この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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