整形、頬のヒアルロン酸注入!パンパン顔のリスクとリフトアップ効果を解説

2024.12.26
美容コラム

頬へのヒアルロン酸注入とは?

頬へのヒアルロン酸注入は、年齢とともに目立ち始めるたるみやしわを改善するための美容施術の一つです。ヒアルロン酸は、体内に自然に存在する物質で、肌の保湿や弾力性を保つ役割を果たします。この性質を活かして、頬にヒアルロン酸を注入することで、肌を内側からふっくらと持ち上げ、たるみを改善する可能性があります。特に頬のボリューム不足や、加齢による顔全体の下垂感を気にしている方にとって、ヒアルロン酸注入は効果的なリフトアップ方法とされています。

この施術は、頬骨周辺に失われたボリュームを補うだけでなく、顔全体の輪郭を整えることも可能です。頬が引き上がることで、ほうれい線やゴルゴラインの目立ち具合も軽減され、より引き締まった印象を作り出します。特に、顔の中央部分であるミッドフェイスと呼ばれるエリアに注入することで、リフトアップ効果が高まり、顔全体がシャープに見える効果が期待できます。

ただし、ヒアルロン酸注入による効果は一時的であり、通常6ヶ月から2年程度で体内に吸収されていきます。そのため、効果を持続させるためには定期的なメンテナンスが必要です。また、施術後のダウンタイムが少なく、日常生活にすぐに戻れることから、忙しい方や手軽にリフトアップを希望する方に人気の施術です。

ヒアルロン酸注入で得られる効果と顔全体への影響

頬中央へのヒアルロン酸注入は、控えめ頬をふっくらさせるだけでなく、顔全体の印象に大きな影響を与えます。 注入によって肌のたるみを改善し、顔の部分が持ち上がるため、リフトアップ効果を実感します。これにより、ほうれい線が止まらなくなり、口元のしわも目立ちにくくなります。

注入したヒアルロン酸は皮膚の内部で水分を保持し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されることが期待されます。これは、肌が内側からハリを回復するため、小じわや乾燥によるトラブルも予防できるというメリットがあります。 また、ヒアルロン酸によるフェイスラインの引き締め効果により、小顔効果も期待でき、顔全体のバランスがよく整います。

ただし、注入量が多すぎると、顔が不自然に膨らんだり、バランスが崩れたりすることがあります。 そのため、施術前には医師との入念なカウンセリングが重要です。 注入する位置や量を正確に決めるには、顔全体のバランスを見極めた上で施術を行うことが、自然な仕上がりにつながります。

ヒアルロン酸注射の種類と選び方

ヒアルロン酸注射には、さまざまな種類があり、目的や部位に応じて使い分けられます。ヒアルロン酸の製剤は硬さや粒子の大きさ、持続期間が異なり、患者の希望や治療目的に合わせて選ぶことが重要です。例えば、ほうれい線や頬のボリュームアップには、比較的硬めのヒアルロン酸が選ばれることが多く、しっかりとしたリフトアップ効果が期待できます。一方、目の下や唇など、繊細な部分には柔らかめのヒアルロン酸が適しており、自然な仕上がりになります。

一般的には、頬のようなボリュームを必要とする部位には「ボリューマ」や「ボラックス」などの硬めのヒアルロン酸が使われます。これらの製剤は、皮膚の奥深くに注入され、しっかりと支える力を持ち、長期間にわたって効果を発揮します。特に、リフトアップや骨格形成を目的とする場合、硬さが求められるため、こうした製剤が選ばれます。

選び方においては、個々の肌質や顔の形、そしてどの程度のリフトアップ効果を期待するかによって変わります。ヒアルロン酸の種類が多岐にわたるため、信頼できる医師とのカウンセリングが非常に重要です。患者の希望やライフスタイルに合った製剤を選び、最適な量を正確に注入することで、自然で美しい仕上がりが得られます。また、使用されるヒアルロン酸製剤は、信頼できるメーカーからの承認を受けたものが使われることが一般的です。

種類ごとの特徴と効果

ヒアルロン酸には、硬さや粘度が異なる複数の種類があり、それぞれ異なる用途や効果を持っています。 柔らかいタイプのヒアルロン酸は、唇や涙袋、目の下などの繊細な部分に使用されます。この部位は肌が進み、柔軟性が必要なため、柔らかな製剤が自然な仕上がりをもたらします。一方、頬や顎、鼻など、しっかりとした形状を求める部位には、粘度の高い硬めのヒアルロンにより、ボリュームが強調され、リフトアップ効果がより持続します。

使用される製剤の代表的な種類には、「ボルベラ」や「ボリューマ」があります。

ボルベラは柔らかく、主に目元や口元の微調整に使われます。対して、ボリューマは硬めで、頬や顎の形状を整えるのに効果的です。 これらの処方はそれぞれ6か月から1年以上の持続期間を持ち、必要に応じて再施術が行われます。

患者のニーズに合わせた製剤の検討が重要であり、施術前には医師との十分なカウンセリングが必要ありません。製剤の選択を間違えると、不自然な仕上がりになったり、施術効果が途中で変わるため、使用する規定の特徴を理解した上で、自分の目的に合った施術プランを立てることが大切です。

顔がパンパンになるリスクと原因

頬へのヒアルロン酸注入によって、顔が「パンパン」になってしまうリスクは、主に注入量や注入する部位の選定が適切でない場合に起こります。ヒアルロン酸は元々体内に存在する自然な成分であり、比較的安全性の高い施術とされていますが、過剰に注入されると、顔全体が不自然に膨らんでしまうことがあります。このような状態は特に、皮膚が弾力を失っている高齢の方や、元々頬骨が突出している方に多く見られます。

顔がパンパンになる原因の一つは、ヒアルロン酸自体にある「重み」です。

ヒアルロン酸は水分を吸収するため、注入量が多すぎると皮膚の下で過剰に膨らみ、不自然な見た目を引き起こします。また、ヒアルロン酸が偏って注入された場合や、浅い層に入れられた場合も、肌表面に凹凸ができやすくなり、顔が膨らんで見える原因となります。これらの問題は、技術不足の医師や経験の浅いクリニックで施術を受けた際に起こりやすいため、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

さらに、注入されたヒアルロン酸が皮膚の弾力に対して過剰である場合、皮膚がその重みを支えきれず、顔全体が下垂してしまうことがあります。これにより、リフトアップ効果が得られないばかりか、逆に老けた印象を与えることもあります。そのため、適切な量と深さでヒアルロン酸を注入することが、リスクを避けるためには不可欠です。

ヒアルロン酸を入れすぎた場合のリスク

ヒアルロン酸を過剰に注入した場合、顔が「パンパン」な印象になり、不自然に見えるリスクがあります。頬やほうれい線に多量のヒアルロン酸を入れると、皮膚の表面が膨張しすぎ、かなり老けますヒアルロン酸は水分を吸収する性質があるため、過剰な注入が顔全体のバランスを崩し、皮膚のたるみを悪化させる可能性もあります。

さらに、過剰な注入はしこりや凹凸を考えてもリスクがあります。これは、ヒアルロン酸が皮膚の特定の部位に偏ってしまってしまうことが原因です。また、ヒアルロン酸が血管を圧迫することで、内出血や最悪の場合は皮膚の壊死を考えるリスクもあります。

しかしリスクを避けるためには、ヒアルロン酸の注入量を少しずつ調整し、必要であれば複数回に分けて施術を行うことが推奨されます。で、過剰に入ったヒアルロン酸を分解することも可能ですが、追加の費用がかかるため、初回から慎重な施術が求められます。

注入する位置や量が不適切な場合

ヒアルロン酸の効果を最大限に引き出すためには、注入する位置と量の選定が重要です。不自然な見た目になるリスクがあります。 同様に、注入位置が浅すぎると、皮膚の表面に凹凸が生じることがあり、施術が失敗したような印象を抱くこともあります。 また、頬にヒアルロン酸を入れすぎると、顔全体が広がって見えるので、フェイスラインがぼやけてしまいます。

さらに、顔全体のバランスが崩れると、意図的に顔が左右非対称に見えることもあります。また、リフトアップを目的とした施術でも、皮膚がヒアルロン酸の重みに耐えられない場合、逆にたるみが悪化する可能性もあります。

このようなトラブルを避けるためには、施術前のカウンセリングが大切です。医師と十分にコミュニケーションを取り、自分の希望する結果を正確に伝えることが重要です。また、施術後の経過観察も重要で、違和感を感じた場合は早めに医師に相談し、適切な対応を受けることが大切です。

頬へのヒアルロン酸注入でリフトアップ効果を高めるポイント

頬にヒアルロン酸を注入する際、リフトアップ効果を最大限に引き出すためには、いくつかの重要なポイントがあります。まず、注入する位置や深さが極めて重要です。ヒアルロン酸を骨に近い深層に注入することで、より確実にたるみを持ち上げ、顔全体の引き締まりを実感できるでしょう。特に、頬骨の上部に沿って注入することで、顔の中央部分のリフトアップ効果が高まります。

さらに、ヒアルロン酸の量も重要な要素です。少なすぎるとリフトアップ効果が得られず、逆に多すぎると顔がパンパンになり、不自然な仕上がりになります。適切な量を正確に見極め、顔全体のバランスを考慮しながら注入することが、自然で美しい仕上がりを保つための鍵です。

リフトアップ効果をさらに強化するための技術として、「MDコード」や「ピンポイント注入」といった手法もあります。これらは解剖学に基づいて注入箇所を細かく指定し、特定のポイントにヒアルロン酸を注入する方法です。これにより、顔全体の引き締め効果が向上し、より長期間にわたってリフトアップ効果を持続させることができます。施術を受ける際は、これらの技術を熟知した医師に依頼することで、理想的な結果を得ることが可能です。

入れる位置と量の最適化

ヒアルロン酸を頬に注入する際、入れる位置と量の最適化は非常に重要です。顔のどの部分にヒアルロン酸を注入するかによって、得られる効果が大きく変わります。例えば、頬がこけてしまっている場合や、くぼみが気になる場合は、適切な量を頬上部に注入することで、ふっくらとした若々しい印象を取り戻せます。

また、ヒアルロン酸注入の量も慎重に調整されなければなりません。2ccのヒアルロン酸は一般的に使用される量で、適量のヒアルロン酸を頬やほうれい線に注入することで、自然な仕上がりが期待できます。ただし、入れすぎてしまうと、膨らみすぎて不自然な外見になる可能性があるため、施術前に医師と十分なカウンセリングを行い、どのくらいの量が適切かを確認することが重要です。

頬のたるみが目立つ場合、ヒアルロン酸注入を糸リフトや脂肪注入と組み合わせることも検討する価値があります。これにより、リフトアップ効果を強化し、さらに頬のボリュームを取り戻せます。特に、ヒアルロン酸は糸リフトやハイフ(HIFU)と相性が良く、相乗効果で肌の引き締めやたるみ改善が期待できます。頬のこけやくぼみがなくなるまでの施術には時間と細かな調整が必要ですが、正しい技術と適切な量であれば、理想的な結果を得られるでしょう。

リフトアップを強化する注入テクニック

リフトアップ効果を最大化するためのヒアルロン酸注入テクニックにはいくつかのポイントがあります。まず、頬の上部や側面にヒアルロン酸を注入することで、顔全体のリフトアップを図ることができます。この技術は特に、頬のたるみやほうれい線が気になる場合に効果的です。頬のたるみは年齢とともに進行しやすく、こめかみ周辺や頬骨付近に注入することで、頬がリフトアップし、フェイスラインが引き締まるようになります。

ヒアルロン酸だけでなく、糸リフトを併用することでリフトアップ効果がさらに強化されます。糸リフトは、特殊な糸を皮膚に挿入し、物理的に皮膚を引き上げる手法です。これにヒアルロン酸を追加することで、ボリュームを持たせつつリフトアップを行い、自然な仕上がりを実現できます。脂肪注入もまた、リフトアップと相性が良く、脂肪が不足している箇所にふっくら感を持たせつつ、リフトアップ効果を高めます。

さらに、施術後のメンテナンスとしてハイフ(HIFU)を取り入れることで、リフトアップ効果を長持ちさせることができます。ハイフは超音波を利用して肌の奥深くに熱を届け、肌のたるみを引き締める施術で、ヒアルロン酸や糸リフトの効果を持続させる補完的な手段として非常に効果的です。これにより、ほうれい線や頬のたるみがなくなり、頬上部のリフトアップが長期にわたって持続します。

頬がパンパンになってしまったときの対処法

ヒアルロン酸注入後、もし顔がパンパンに膨らんでしまった場合、適切な対処を行うことで早期に回復することができます。まず、施術直後はヒアルロン酸の影響で腫れやむくみが一時的に強くなることがありますが、通常は数日から1週間ほどで自然に収まります。しかし、パンパンになってしまう原因としては、ヒアルロン酸の過剰な注入や、注入位置が不適切な場合があります。このような状況では、医師と相談し、適切な対処を講じることが重要です。

1つ目の対処法としては、冷却が効果的です。施術後すぐに腫れが生じた場合、患部を冷やすことで腫れを軽減し、血流を抑えることができます。冷やしすぎると逆効果になるため、冷たいタオルや保冷剤を使い、数分ごとに休憩を挟むことが大切です。

2つ目の方法は、ヒアルロン酸溶解酵素(ヒアルロニダーゼ)の注射です。過剰に注入されたヒアルロン酸は、この酵素を使って分解することができます。特に、過度に膨らんでしまったり、不自然な形になった場合には、ヒアルロン酸を適切に溶解し、元の形に戻すことが可能です。施術後にヒアルロン酸が溶解されるまでには数日かかるため、溶解酵素を使用する場合は、医師と相談して最適なタイミングを見計らう必要があります。

また、3つ目の対処法として、施術後のケアが不十分だった場合には、ダウンタイム中のケアを徹底することが重要です。顔に圧力をかけないようにし、寝るときには頭を高くして寝るなど、腫れやむくみを防ぐための工夫をすることが推奨されます。激しい運動やサウナ、長時間の入浴は血行を促進し、腫れを悪化させる可能性があるため、避けるべきです。

いずれの場合も、パンパンな状態が続いたり、痛みを伴う場合には、できるだけ早く医師に相談することが重要です。放置することで症状が悪化する可能性があるため、適切なケアや治療を早期に受けることで、より早い回復が見込めます。

ダウンタイムのケアと冷却法

ヒアルロン酸注入後はダウンタイムが発生することがあります。ダウンタイムとは、施術後に体が回復するために必要な休息期間のことで、この期間中は適切なケアが重要です。まず、施術後すぐに頬が腫れたり、赤みが出る場合がありますが、冷却法を用いることで症状を和らげることができます。冷却パッドや冷やしたタオルを使用して、患部をやさしく冷やすことで腫れを抑え、痛みを軽減する効果があります。

施術後24〜48時間は特に敏感な時期であり、この間は過度な運動や高温の環境を避けることが推奨されます。たとえば、長時間の入浴やサウナの利用は控えるべきです。冷却法に加えて、外部からの刺激を最小限に抑えるため、メイクやスキンケアも控えめに行いましょう。また、ヒアルロン酸は術後すぐには安定しないため、頬を強く押したり、マッサージを行うことは避けてください。

ケアをしっかり行うことで、ダウンタイムを短縮し、施術後の仕上がりを美しく保つことができます。冷却をうまく活用し、腫れや痛みを最小限に抑えることで、術後のストレスを軽減し、回復を促進できます。

ヒアルロン酸注入のダウンタイムと腫れの期間

ヒアルロン酸注入後のダウンタイムは、施術内容や個人差によって異なりますが、一般的には数日から1週間程度で腫れが引いてくることが多いです。頬への注入は比較的ダウンタイムが短く、通常は施術当日から翌日にかけて軽い腫れが見られることがありますが、これは一時的なものです。多くの人は、施術後2〜3日目から日常生活に戻ることができ、化粧や軽い運動も可能になります。

腫れのピークは施術後1〜2日目に訪れることが多く、この時期にはアイスパックで冷却するなど、適切なケアを行うことで腫れを最小限に抑えることができます。また、腫れだけでなく、注入箇所に軽い赤みや内出血が生じる場合もありますが、これも通常1週間以内には自然に消失します。

腫れやダウンタイムを短縮するためには、施術前後の生活習慣に注意することが大切です。施術前後のアルコール摂取や、血流を促進する薬の使用は腫れを悪化させる可能性があるため、避けるべきです。また、ヒアルロン酸が定着するまでは、強い圧力をかけるようなマッサージやフェイシャルケアも控えた方が良いでしょう。

副作用が心配な場合には、施術を担当する医師に予め相談しておくと安心です。施術後のケアや腫れの予防策について、医師から具体的なアドバイスを受けることで、スムーズな回復が期待できます。

ダウンタイムの平均期間と腫れの程度

ヒアルロン酸注入後のダウンタイムの平均期間は、個人差があるものの、通常は2〜5日程度とされています。注入部位や使用する量によっても変わりますが、頬のような皮膚が薄くてデリケートな部分では、腫れが比較的目立ちやすい傾向にあります。特に、2cc以上のヒアルロン酸を注入した場合は、より多くの腫れが見られることがあるため、事前に医師と相談し、ダウンタイムの期間を考慮したスケジュールを立てることが重要です。

ダウンタイム中の腫れは、通常、施術後すぐにピークを迎え、次第に治まっていきます。腫れの程度も個人差があり、脂肪注入など他の施術を同時に行った場合は、ダウンタイムがやや長くなる可能性があります。脂肪注入は、ヒアルロン酸よりも腫れや内出血が起こりやすいため、より慎重なケアが必要です。また、ほうれい線や頬のくぼみが気になる人は、少量の注入でも十分な効果が得られる場合があり、ダウンタイムが短縮されることもあります。

ダウンタイム中に腫れがなかなか引かない場合や、痛みが強い場合は、必ず医師に相談しましょう。冷却や安静を徹底することで、ダウンタイムを短縮し、早期に通常の生活に戻ることが可能です。

痛みや副作用はあるのか?

ヒアルロン酸注入における痛みや副作用は、多くの人が気になるポイントです。注入時の痛みは、個人差がありますが、一般的にはそれほど強くありません。施術前に麻酔クリームや局所麻酔を使用することが多く、痛みを最小限に抑えることができます。頬の部位は比較的敏感な場所ではありますが、施術中に感じる痛みは、針の刺さる感覚や軽い圧迫感程度で、通常は数分で終わります。

一方、副作用についても知っておく必要があります。ヒアルロン酸は体内で自然に存在する成分なので、アレルギー反応が起こる可能性は低いとされています。しかし、まれに注入後に腫れや内出血が見られることがあります。これらの副作用は通常、数日以内に治まりますが、場合によっては数週間かかることもあります。

頬のような目立つ部位に注入する場合、注入直後は腫れが目立つことがあるため、ダウンタイム中は冷却や安静が推奨されます。また、ヒアルロン酸が適切に吸収されないと、しこりのような硬い部分ができることもあります。この場合、医師の診断を受け、適切な処置を行うことが重要です。

副作用を最小限に抑えるためには、信頼できる医師を選び、丁寧な施術を受けることが大切です。施術前には十分なカウンセリングを行い、アフターケアについても詳しく説明を受けることで、安心して施術を受けることができるでしょう。

注入時の痛み、手術後の副作用や注意点

ヒアルロン酸の注入時に感じる痛みは、前述のように個人差がありますが、施術を受ける人の多くが「想像していたよりも軽い」と感じるケースが多いです。麻酔クリームや局所麻酔の効果がしっかりしているため、施術中の痛みはかなり軽減されます。ただし、痛みに敏感な人は事前に医師に相談し、痛みを最小限に抑えるための方法を確認しておくことが重要です。

手術後の副作用として最も一般的なのは、注入部位の腫れや内出血です。頬の皮膚は比較的デリケートであるため、少量の注射でも一時的な腫れが見られることがあります。特に、脂肪注入や2cc以上のヒアルロン酸を注入した場合、腫れが長引くことがありますが、通常は1週間程度で落ち着きます。

施術後に気をつけるべき注意点として、以下のことが挙げられます。

激しい運動や飲酒の制限

施術後24〜48時間は、血行が良くなる行為を控えることで、腫れや内出血を抑えることができます。特に運動や飲酒は血管を拡張させ、腫れが悪化する可能性があるため、避けるべきです。

患部への強い圧力を避ける注入直後は、ヒアルロン酸がまだ定着していないため、頬を強く押すことは避けましょう。また、うつ伏せで寝ることも、頬に圧力をかけることになるので控えるべきです。

定期的なチェックとフォローアップ

施術後は、数週間から数ヶ月後にフォローアップが行われることが一般的です。しこりや異常な変化が見られる場合、早めに医師の診察を受けることが重要です。

これらの注意点を守ることで、副作用を軽減し、より良い仕上がりを得ることができるでしょう。

ヒアルロン酸注入クリニックの料金比較

ヒアルロン酸注入は、クリニックによって料金が大きく異なります。クリニックの数や競争状況により、価格設定にもばらつきが見られます。施術の料金は、使用するヒアルロン酸の種類や注入量によって異なりますが、一般的には1ccあたり5万円から10万円が相場となっています。

また、キャンペーン価格やお得なパッケージを提供しているクリニックも多く、質の高い施術をリーズナブルな価格で受けられることがあります。施術後のフォローアップや丁寧なカウンセリングが充実しているクリニックもあり、そうした要素が料金に反映される場合があります。

クリニックの選択肢は幅広く、安価で手軽に施術を受けられるところから、ハイエンドなクリニックまでさまざまです。料金は1ccあたり5万円から7万円程度が一般的ですが、丁寧なサービスを提供するクリニックではやや高めの料金設定が見られることもあります。その場合、料金相場は1ccあたり7万円から10万円程度です。

多くのクリニックでは初回限定価格やモニター価格を利用できるため、初めて施術を受ける人は事前に料金体系を確認しておくと良いでしょう。また、使用するヒアルロン酸の種類や施術内容によっても価格が変動するため、カウンセリング時にしっかりと説明を受け、納得した上で施術を受けることが重要です。

料金や施術内容の違い

ヒアルロン酸注入の料金は、クリニックによって異なります。施術費用には、クリニックの規模や立地、提供されるサービスの質、使用するヒアルロン酸の種類などが影響しています。これにより、料金には幅がある場合があります。

また、クリニックによっては施術内容やオプションが異なることもあります。例えば、2ccのヒアルロン酸を標準で提供するクリニックもあれば、追加料金で糸リフトや脂肪注入といった他の施術を組み合わせるオプションを提案することもあります。これにより、頬のたるみやほうれい線といった悩みに対するアプローチが多様化し、個々のニーズに応じたプランが選べます。

施術を受ける際には、費用だけでなく、クリニックの信頼性や医師の経験、口コミなどを確認することが重要です。多くのクリニックでは、症例写真や具体的な施術内容を公開している場合があり、それらを参考にすることで、自分に合ったクリニックを選びやすくなります。

料金が比較的安価なクリニックもありますが、その分施術のオプションが限られている場合や、特定の技術を取り扱っていないこともあります。事前に、自分が求める施術内容や効果を明確にし、信頼できるクリニックで相談を受けることで、納得のいく結果を得られるでしょう。

まとめ

ヒアルロン酸の頬への注入は、適切な位置と量の最適化が非常に重要で、リフトアップやほうれい線の改善に効果的な施術です。特に、頬のたるみやこけ、くぼみなど、年齢とともに現れる症状に対しては、ヒアルロン酸を使うことで自然な若返り効果を期待できます。施術には、2ccなど適切な量のヒアルロン酸を使用し、他の施術(糸リフトや脂肪注入)と組み合わせることで、さらに満足度の高い仕上がりが実現します。

施術後のダウンタイムには、腫れや痛みが伴うことが一般的ですが、冷却法や適切なケアを行うことで回復を促進し、副作用を最小限に抑えることができます。痛みや副作用については、個人差があるものの、多くの場合は数日で改善され、日常生活に支障が出ることは少ないです。

施術料金や提供されるサービスにはクリニックごとに差があります。最適なクリニック選びには、信頼性と口コミの確認が重要です。事前にしっかりとカウンセリングを行い、自分に合った施術を受けることが求められます。

ヒアルロン酸注入は、手軽に若返りを実感できる効果的な方法であり、正しいケアを行うことで、美しい仕上がりを長く維持することが可能です。

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この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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