食いしばりボトックスで後悔?エラへの失敗例と美容外科での対策

2026.1.11
美容コラム

食いしばりボトックスとは?仕組みと小顔効果の関係

食いしばりボトックスとは、強く噛み締めることで発達した咬筋(こうきん)や側頭筋に「ボツリヌス毒素」を注射し、筋肉の働きを一時的に弱める治療法です。筋肉の緊張を抑えることで、歯ぎしりや顎の痛みを改善すると同時に、エラの張りをスッキリさせる小顔効果が得られることから、美容外科でも非常に人気の高い施術です。

ボトックスは整形手術のように切る必要がなく、ダウンタイムが短く、効果が自然なのが特徴。表情を保ったままフェイスラインを引き締めることができるため、男女問わず「エラボトックス 美容外科」で検索されることも増えています。効果の現れ方には個人差がありますが、施術後数日〜数週間で変化を感じることもあります。なお、年齢や肌の状態によってはフェイスラインやたるみに対する印象が変わることがありますが、必ずしもすべての方に効果が見られるわけではありません。

また、価格面も魅力で、保険適用外の自由診療ですが、料金や費用はクリニックによって3〜10万円程度と比較的手軽です。近年では口コミやレビューでも評価が高く、「歯ぎしりの改善」と「小顔効果」を同時に叶える美容法として定着しています。

ボツリヌスの作用と持続期間

ボトックスの主成分であるボツリヌス毒素は、神経と筋肉の間で情報を伝えるアセチルコリンの放出をブロックし、筋肉の動きを一時的に抑制します。これにより、食いしばりによる筋肉の緊張を和らげ、顎関節への負担を軽減する効果があります。エラの筋肉がリラックスすることで、フェイスラインが細くなり、自然な小顔改善効果も得られます。

持続期間は一般的に3〜6か月で、筋肉の動きが徐々に戻るにつれて効果も薄れていきます。ただし、回数を重ねることで効果が長持ちしやすくなるのが特徴です。特に、初回から3か月おきに2〜3回続けると、筋肉が過剰に戻りにくくなり、自然なフェイスラインをキープできます。

食いしばり・歯ぎしりの改善メカニズム

食いしばりボトックスは、咬筋や側頭筋の過剰な緊張を抑えることで、歯ぎしりや顎関節の痛みを軽減します。寝ている間に無意識に噛みしめてしまう人に多く見られる「歯の摩耗」や「顎の疲労」を緩和し、歯の保護にも効果的です。

また、歯ぎしりを抑えることで、エラの張りが減少し、顎ラインの改善・ほうれい線の緩和といった美容的メリットも得られます。医療的治療と美容効果が同時に得られるため、「ボトックス=美容整形」というイメージにとどまらず、歯科や形成外科でも治療として採用されています。

食いしばりボトックスの失敗例と後悔する原因

食いしばりボトックスは、歯ぎしりや顎の痛みを改善しつつ小顔効果も得られる人気の治療ですが、「顔がこけた」「たるんだ」「違和感がある」といった後悔の声も一部で見られます。これは主に、医師の技術や注入量のバランス、筋肉の状態を十分に見極めずに施術が行われた場合に起こるものです。ボツリヌス毒素は筋肉の動きを一時的に抑制するため、適切に使えば自然なフェイスラインを作れますが、過剰投与や位置のズレがあると不自然な仕上がりになります。また、筋肉が急に萎縮すると皮膚が余ってたるみが出ることも。こうしたトラブルを防ぐには、ボトックスの「単位(量)」や「打つ部位」をしっかり調整できる経験豊富な美容外科医を選ぶことが重要です。さらに、施術前に「どの程度小顔にしたいか」「食いしばりの改善を優先するのか」など、目的を明確にしておくことも後悔を防ぐポイントです。

顔がこける・たるみが出る

食いしばりボトックスの失敗例で最も多いのが、「顔がこける」「たるみが出る」というものです。これは咬筋が急激に萎縮し、皮膚が余ってしまうことで生じます。特に40代以降では皮膚のハリが落ちているため、筋肉を弱めすぎるとフェイスラインがたるんで老けた印象になることがあります。エラの筋肉を完全に抑えるのではなく、自然に力を抜く程度の注入量に調整することが大切です。施術後にたるみが気になる場合は、ハイフ(HIFU)や糸リフトなどのリフトアップ治療を併用することで改善が可能です。また、医師選びも重要で、「自然な仕上がりを得意とする美容外科」や「表情筋の構造に詳しい医師」を選ぶと安心です。強い小顔効果を求めるよりも、「肌と筋肉のバランスを保ちながらスッキリ見せる」ことを重視することで、老け見えを防ぐことができます。

表情の違和感・左右差

ボトックスを注射する位置や深さが適切でないと、「笑顔が引きつる」「左右のフェイスラインが非対称になる」といった表情の違和感が出ることがあります。これは、筋肉の動きを抑えるボツリヌス毒素が想定外の範囲に広がったり、片側の筋肉だけ強く作用したりすることで起こります。表情筋と咬筋のバランスを見極めずに一律の注入量で施術する医師に多く見られる失敗です。こうした左右差は時間の経過とともに徐々に改善しますが、完全に戻るまでに3〜6か月かかることもあります。再発を防ぐには、カウンセリング時に「左右の咬筋の発達差」や「笑顔の動き方」を確認し、注射の位置を丁寧に調整してもらうことが大切です。また、初回は控えめな量で打ち、効果を見ながら追加注入する「段階的施術」を選ぶのも安全な方法です。

咀嚼力の低下や違和感

ボトックスは噛むための筋肉・咬筋に作用するため、施術後に「硬い食べ物が噛みにくい」「顎が疲れやすい」と感じる人もいます。これはボツリヌスの効果によって筋肉の収縮が抑えられるために起こる一時的な症状です。通常は2〜3週間で体が慣れ、自然な咀嚼力に戻ることが多いですが、過剰に注入すると噛む力が著しく低下し、食事に支障をきたすこともあります。特にエラボトックスで量(単位)を多く打ちすぎた場合は注意が必要です。改善策としては、初回は少量から始め、効果を確認しながら調整していくことが望ましいです。また、施術後は無理に硬いものを噛まず、顎の筋肉を休ませることで回復が早まります。経験豊富な医師は、噛む機能を保ちつつ美容効果を出す注入バランスを熟知しているため、信頼できるクリニックでの施術が何より重要です。

施術の回数・値段・痛みの目安

ボトックス治療は1回で終わりではなく、効果を安定させるためには定期的な施術が必要です。筋肉の大きさや生活習慣によって持続期間は異なりますが、平均で3〜6か月ほどです。初回から3か月ごとに2〜3回施術すると、筋肉が過度に戻らなくなり、持続効果が長くなります。また、注入量や薬剤の種類(アラガン社製や韓国製)によって値段や痛みの感じ方にも差があります。ボトックスの針は非常に細く、施術時間も5〜10分程度。麻酔クリームを使用すればほぼ無痛で受けられます。副作用として軽い内出血や赤みが出る場合もありますが、数日で自然に治まります。

エラボトックスの施術は何回必要?

食いしばりやエラの張りを根本的に改善するには、3〜4か月間隔で2〜3回の施術が理想的です。初回で筋肉の働きをある程度抑え、2回目以降に安定させていくイメージです。継続することで筋肉が使われにくくなり、効果の持続が長くなる傾向があります。その後は半年〜1年に1回のメンテナンスで小顔効果を保つことが可能です。過剰に打ちすぎると筋肉が萎縮しすぎて頬のこけや皮膚のたるみにつながることもあるため、医師と相談して回数を調整しましょう。

値段の相場と薬剤の違い

食いしばりボトックスの費用は、使用する薬剤やクリニックによって異なります。アラガン社製ボトックスは厚生労働省の承認を受けており、安全性と効果の持続が高いため、両エラで6〜10万円前後が相場です。一方、韓国製のボツリヌストキシン製剤は安い傾向があり、3〜5万円程度で受けられるケースもあります。ただし、安いからといって質が劣るわけではありませんが、効果の持続期間や作用の安定性には差があります。費用の安さだけで選ぶのではなく、症例実績とカウンセリングの丁寧さを基準に選ぶことが大切です。

痛みやダウンタイム・副作用・デメリットは?

ボトックス注射の痛みは非常に軽く、ほとんどの人が「チクッとする程度」と感じます。施術時間も短く、ダウンタイムはほぼありません。ごくまれに内出血や軽い腫れが出ることがありますが、メイクで隠せる程度です。副作用としては、一時的な違和感や軽い筋肉痛、稀に頭痛が起きることもあります。デメリットとしては、効果が永久ではなく、一定期間ごとに再注射が必要な点が挙げられます。ただし、回数を重ねることで効果が長持ちしやすくなり、注射間隔を延ばすことも可能です。施術後は当日の運動や飲酒を避け、安静に過ごすことで副作用を最小限に抑えられます。

後悔を防ぐための美容外科での対策と注意点

食いしばりボトックスで後悔しないためには、施術前の準備と医師選びが非常に重要です。ボトックス注射はシンプルな施術に見えて、実際は注入位置・量・筋肉のバランス調整が仕上がりを大きく左右します。失敗例の多くは「安さだけで選んだ」「カウンセリングが短かった」「医師が筋肉構造を正確に理解していなかった」というケースです。美容外科では医師の技術差がはっきり出るため、実績や症例数を確認し、安心して任せられる医師を選ぶことが後悔防止の第一歩です。特に、ボトックスは効果が3〜6か月続くため、一度の判断ミスで数か月間違和感を抱える可能性があります。

また、ボトックスの目的を明確にすることも重要です。「小顔重視」「食いしばり改善重視」など、希望をはっきり伝えることで、医師は注入の深さや量を最適化できます。さらに、施術後のメンテナンスやアフターケア体制が整っているかも確認しましょう。何か異変があった際、すぐに対応できる美容外科は信頼できます。

カウンセリングでの確認ポイント

ボトックスで失敗しないためには、まずカウンセリングの質が最重要です。信頼できる美容外科では、咬筋(こうきん)や側頭筋の発達度、左右差、皮膚の厚みなどを丁寧に診察した上で、適切な注入部位と量を提案してくれます。

カウンセリング時に確認すべきポイントはまず、医師の経験・症例数・実際の症例写真を見せてもらい、自然な仕上がりか確認し、施術目的のすり合わせとして「食いしばり改善」「小顔」「エラ張り解消」など、目的によって注射の深さ・位置が異なります。

また、リスク説明の有無や副作用やダウンタイムを丁寧に説明してくれる医師は信頼できます。

また、初回のカウンセリングで「安さを強調するだけ」「即日施術を急かす」場合は注意が必要です。良心的なクリニックは、施術前に十分な時間を取り、質問に一つひとつ丁寧に答えてくれます。さらに、「将来的なメンテナンス計画」まで提案できる医師を選ぶと、長期的に満足度の高い結果を得られます。

適切な注入量と間隔の調整

ボトックスの効果や仕上がりを左右する最大の要素は、注入量(単位)と施術間隔です。過剰な量を一度に注入すると、筋肉が急に弱まり、顔がこけたり、皮膚のたるみが出たりする原因になります。逆に量が少なすぎると十分な効果が得られず、「効いていない」と感じる人も。

初回は控えめの量から始めて、2〜3週間後に再調整するのが理想的です。効果の出方を見ながら少しずつ最適な量を見つけていくことで、自然なフェイスラインを維持できます。施術間隔は3〜6か月が目安で、短期間に何度も注射すると抗体ができて効きにくくなる場合もあるため注意が必要です。

また、筋肉の回復スピードや生活習慣(噛み締めの強さ、食いしばりの頻度)によっても最適な間隔は変わります。医師に「前回からどれくらいで戻ったか」を正確に伝えることで、次回の調整がしやすくなります。定期的な施術を繰り返すことで、咬筋の活動が穏やかになり、結果的に長期的な小顔効果や食いしばり改善につながります。

長期的なケアと改善アプローチ

食いしばりボトックスは、1回で永久的な効果を得られるわけではなく、定期的なケアが前提の治療です。効果を持続させるためには、適切な間隔での再注射に加えて、生活習慣の見直しも必要です。特に「歯ぎしり・食いしばり」はストレスや姿勢の影響も大きいため、マウスピースの使用や就寝時の顎の位置調整など、歯科的アプローチを併用すると改善が早まります。

また、美容面でのケアとしては、ボトックスによって弱まった筋肉の影響で生じるたるみやハリの低下を防ぐために、ハイフや糸リフト、スキンケアによる肌の引き締めも効果的です。40代以降では、ボトックス単独よりも複合的な施術を行うことで、より自然で若々しい印象を保てます。

さらに、長期的なケアの中では「効果が出すぎた」「効かなくなってきた」などの変化にも対応できる医師との関係性が重要です。信頼できる美容外科は、短期的な結果だけでなく、将来的なフェイスラインの維持まで見据えた治療プランを提案してくれます。

まとめ

食いしばりボトックスで後悔しないためには、カウンセリング・注入量・長期ケアの3つが最も重要なポイントです。医師の経験や説明力を重視し、自分の悩み(食いしばり・たるみ・エラ張り)を正確に伝えることで、理想的な結果を得られます。施術前には必ずリスクと効果の両方を理解し、安さよりも安全性・信頼性を優先することが大切です。また、ボトックスは定期的なケアを前提とした治療であり、短期的な小顔効果だけでなく、長期的な改善プランを立てることが満足度を高める鍵です。

信頼できる美容外科で、自分の表情やライフスタイルに合った施術を受けることで、後悔のない自然で美しいフェイスラインを長く保つことができます。

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この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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