エラボトックス注射とは、咬筋(こうきん)という噛むときに使う筋肉にボトックスを注入し、張り出したエラをスッキリ見せる美容施術です。ボトックス注射とは、筋肉の動きを一時的に弱める薬剤(ボツリヌス毒素)を使い、筋肉の肥大を抑える整形治療の一種です。注入量は40単位〜80単位が一般的で、エラの張り具合や骨格に合わせて量を調整します。痛みは細い針を使うため軽度で、麻酔クリームの併用でほとんど感じません。ダウンタイムは1〜2日程度、腫れや赤みも翌日には落ち着くケースがほとんどです。男女ともに人気が高く、特に男性はフェイスラインを自然に引き締めたい方におすすめです。
エラ張りの主な原因は、骨格そのものの張り出しと、咬筋の発達です。特に歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、咬筋が発達してエラが横に広がって見えます。また、顎関節症がある人は筋肉の緊張が続くため、エラ部分がさらに張ることも。こうしたケースでは、ボトックス注射によって筋肉の動きを抑え、エラ張りを改善できます。骨格性の場合でも、筋肉をリラックスさせることで輪郭がやわらかくなり、見た目の印象が大きく変化します。咬筋の発達によるエラ張りは、美容整形だけでなく、機能的な側面からも治療対象となります。
エラのボトックス注射は、咬筋の肥大に直接アプローチします。ボトックスが神経伝達をブロックすることで、筋肉が過度に収縮しなくなり、次第に縮小していきます。これによりフェイスラインがシャープになり、小顔効果が現れます。施術後1〜2週間で変化を感じる方が多く、効果は3〜6ヶ月間持続します。打ち続けると筋肉のボリュームが減少し、長期的な変化を感じる方もいるようです。また、ヒアルロン酸注入を併用すれば、あご先のラインを整えて横顔美人に仕上げることも可能です。骨の削りを伴わないため、整形手術よりも手軽で安全な方法といえます。
エラボトックスは美容目的だけでなく、顎関節症や歯ぎしりの緩和にも効果を発揮します。咬筋の過剰な緊張が原因で生じる痛みや関節音、こわばりを緩和する作用があるため、歯医者でも治療目的で導入されるケースがあります。エラボトックスを打つと、咬筋が柔らかくなり、噛みしめ癖が減少。結果として顎関節への負担が軽くなり、頭痛や肩こりの改善にもつながります。美容整形として受ける場合も、医療的な副次効果が期待できる点が特徴です。顎関節症とエラの張りを同時に改善したい人には非常におすすめの施術です。

エラボトックス注射は、咬筋を緩めて顔の横幅をスッキリさせる小顔効果があります。注射後2週間で効果が安定し、3〜6ヶ月間持続します。顎のラインが整い、横顔も美しく見えるようになります。歯ぎしりや顎関節症の軽減など機能面の改善も期待でき、美容と健康の両面でメリットがある治療です。
エラボトックスの代表的な効果は、フェイスラインをスッキリと引き締める小顔効果です。咬筋が縮小することで、顔幅が細くなり、自然なVラインを形成します。特に「エラボトックス60単位」や「エラボトックス80単位」など、筋肉量に合わせた適正量を注入することで、無理のない変化が得られます。効果は2週間ほどで安定し、3〜6ヶ月持続。打ち続けることで筋肉の張りが減り、たるみのリスクも少なくなります。男性にも人気が高く、骨格を残しつつ自然に引き締めたい方にも適しています。
エラボトックスは、顎や人中・口角のラインバランスを整えることで、横顔の印象を大きく改善します。エラの張りが軽減すると、顎先がスッと際立ち、ヒアルロン酸で軽く高さを出せば理想的なEラインも実現可能です。ヒアルロン酸はボトックスよりも持続期間が長く、半年〜1年程度効果が続きます。両方を併用することで、輪郭がより立体的になり、整形に頼らない自然な変化が得られます。特に男性ではフェイスラインを引き締めたい方、女性ではやわらかい印象を求める方におすすめです。

効果はいつから出るのかというと、早ければ翌日〜1週間後、ピークは2〜3週間後に訪れます。持続期間は約3〜6ヶ月で、継続的に打ち続けることで筋肉が縮小し、効果が長持ちします。副作用は一時的な腫れや違和感程度で、ダウンタイムも短く翌日から通常生活が可能です。
エラボトックス注射後の変化は翌日〜1週間ほどで感じ始め、2週間後には明確にフェイスラインが細く見えるようになります。筋肉の活動が少しずつ抑えられ、徐々に小顔効果が現れるのが特徴です。ダウンタイムは軽く、腫れや熱感が出ても1〜2日で落ち着きます。施術後すぐに運動やマッサージを行うのは避け、安静に過ごすことで効果が安定します。痛みや副作用は少ないものの、アレルギー体質の方は事前に医師へ相談しておくと安心です。
エラボトックスのピークは施術から2〜3週間後。持続期間は平均3〜6ヶ月で、代謝が早い人は短め、筋肉が強い人は60〜80単位と多めに注入することで効果を長持ちさせます。小顔ボトックスの期間とほぼ同様で、半年に一度程度の継続施術がおすすめです。効果が切れた後も、筋肉が以前より小さく保たれるため、継続によって半永久的な変化を感じる人もいます。無理なく自然にフェイスラインをキープできるのが大きな魅力です。
エラボトックスを継続的に打ち続けると、筋肉が縮小して戻りにくくなり、長期的な小顔効果が定着します。1回では大きな変化を感じにくい人も、3回〜5回の継続でフェイスラインが明確に変化します。頻度としては4〜6ヶ月ごとが理想で、過剰な間隔での注射はたるみや不自然な表情の原因になるため注意が必要です。副作用を避けながら効果を高めるには、医師の診断に基づく量調整が欠かせません。定期的な施術で、自然な小顔ラインを維持できます。

ボトックス注射後は軽度な腫れ・赤み・痛みなどの副作用が出る場合がありますが、1週間以内に落ち着きます。過剰に打ち続けると、筋肉が弱くなり表情が不自然になることもあるため、注入量と間隔の調整が大切です。アレルギーやたるみのリスクを避けるためにも、信頼できる医師のもとで施術しましょう。
ボトックス注射後の一時的な副作用として、内出血・赤み・腫れ・違和感などが挙げられます。これらは数日〜1週間で自然に消える軽度なものです。痛みは注射時に少しチクッとする程度で、麻酔クリームを使用すればほとんど気になりません。まれに注入量が多すぎると咬む力が弱まったり、食事時に違和感を覚えることがありますが、一時的なものです。運動やサウナは当日避け、冷やして安静にすることで回復が早まります。アレルギー体質の方は施術前にパッチテストを受けておくと安心です。

エラ張りや顔の大きさが気になる方、歯ぎしりや顎関節症を改善したい方に最適です。手術をせずに整形効果を得たい人や、ダウンタイムの少ない治療を求める方にもおすすめ。男性の骨格改善にも効果的で、自然な変化でシャープなフェイスラインを実現できます。
エラボトックスはダウンタイムが短く、施術直後からメイクや仕事が可能です。そのため、整形に抵抗がある方や、忙しい社会人にも人気です。腫れや熱感は翌日には落ち着き、自然にフェイスラインが細くなります。運動制限もほとんどなく、軽いジョギング程度なら1週間後から再開できます。切開や骨削りを行わないため、リスクや副作用が少なく、初めて小顔施術を受ける人にも適しています。
エラボトックスは、歯ぎしりや顎関節症の改善にも高い効果があります。咬筋が過剰に発達していると、就寝中の歯ぎしりや顎の痛みが悪化しますが、ボトックス注射によって筋肉の緊張を和らげることで、症状が軽減します。歯医者でも治療の一環として採用されており、美容と医療の両面で注目されています。筋肉の緊張が取れることで、フェイスラインも自然に細くなり、一石二鳥の効果が得られます。

エラボトックス注射は、初めての方でも安心して受けられる人気の施術ですが、「どのくらい痛いの?」「効果はいつまで続くの?」「副作用はある?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。ここでは、施術前に知っておきたい基本的な質問や注意点をわかりやすくまとめました。
エラボトックスの料金相場は1回あたり2万〜6万円程度です。注入量(40単位・60単位・80単位)や薬剤の種類(アラガン社製、韓国製など)によって費用が異なります。BNLSなどの脂肪溶解注射を同時に行うと、さらに高い効果が得られます。安すぎるクリニックは希釈率が高く効果が弱い場合もあるため、料金だけでなく実績を重視することが大切です。
失敗を防ぐためには、注入量・単位・頻度を医師がしっかり見極めることが重要です。過剰に打つと表情が不自然になったり、たるみが出るリスクがあります。経験豊富な美容外科医に相談し、必要最低限の量を適切な間隔で打ち続けることで、ナチュラルな変化を保てます。

エラボトックス注射は、短時間で小顔効果を実感できる人気の美容治療です。注射箇所は主に「咬筋(こうきん)」と呼ばれるエラ部分で、ここにボトックスを注入することで筋肉の動きを抑え、エラ張りを自然に改善します。1回の注入量は40〜80単位が一般的で、咬筋の発達具合により調整されます。施術そのものは数分で終わり、痛みはごくわずか。ヒアルロン酸注入と併用すれば、顎やフェイスラインのライン補正も可能です。ヒアルロン酸は歯科でも使われる成分で、通常は0.5〜1ccほどを注入して自然な立体感を出します。
また、ボトックス治療は「肩ボトックス」との併用も人気があります。肩や首まわりの筋肉をゆるめることで、顔全体の印象がさらにスッキリし、小顔効果がより際立ちます。肩ボトックス注射後は、一時的にだるさを感じる場合がありますが、数日で落ち着きます。エラボトックスと同様に、どちらも打ち続けることで筋肉の張りがやわらぎ、長期的な変化を期待できます。
施術後の注意事項としては、当日の激しい運動や飲酒、顔のマッサージ、長時間の入浴を避けることが大切です。注射箇所を強く押したり、うつ伏せ寝をすると薬剤が広がり、左右差や効果のムラが出る可能性があります。また、ヒアルロン酸との併用を行う場合は、注入間隔を医師と相談して調整しましょう。
その後の経過として、注射後3〜7日で徐々に変化が現れ、2週間ほどで効果が安定します。持続期間は3〜6ヶ月が目安で、定期的に継続することで自然で美しいフェイスラインを維持できます。ダウンタイムが短く、整形に抵抗がある方や仕事の合間に受けたい方にもおすすめの施術です。信頼できる医師のもとで、注入量・間隔・箇所を適切にコントロールすれば、副作用リスクを抑えながら理想の小顔を長期的にキープできます。
2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医