口角ボトックスの効果はいつから?持続期間や失敗しないための注意点

2025.12.11
美容コラム

口角ボトックスとは?自然に「口角が上がる」仕組み

口角ボトックスとは、口角下制筋という“口角を下げる筋肉”にボトックス注射をして、筋の働きを一時的に弱める施術です。表情筋のバランスを整えることで、下がりがちな口角を自然に上げ、ナチュラルな笑顔を作り出します。リフトアップ整形のようにメスを使わず、注射のみで効果を得られるのが大きなメリットです。注入部位は口角の下あたりで、適量を慎重にコントロールすることが成功の鍵。注入量が多すぎると効きすぎて不自然に見える場合もあり、経験豊富な医師の技術が重要です。痛みは軽く、当日からメイクしたまま過ごせるほどダウンタイムが短いのも特徴です。

口角を上げるメカニズムと注射のポイント

口角が下がる原因は、加齢や表情筋(特に下制筋・口角下制筋)の過剰な働きによるものです。口角ボトックス注射では、筋肉の一部の働きを弱めることで、上げたい方向の筋(大頬骨筋・挙筋など)が自然に優位になり、笑顔の印象が変化することがあります。注入部位は左右対称が理想ですが、元々の顔の筋バランスによって適量は異なります。量が多すぎると「上がらない」「違和感がある」といった失敗例につながることも。逆に少なすぎると効果ないと感じるケースもあるため、適用判断と注入技術が重要です。麻酔クリームを使用すれば痛みはほとんどなく、注射直後も腫れはごく軽度です。

笑顔を美しく見せる挙上効果とリフトアップの違い

口角ボトックスの効果は、リフトアップとは少し異なります。リフトアップが「皮膚やたるみを物理的に引き上げる」のに対し、ボトックスは「筋肉の動きをコントロールして自然に上がるように導く」点が特徴です。表情筋を上手にコントロールすることで、唇の端が上向きになり、笑顔が柔らかくなるナチュラルな変化を得られます。また、頬や顎、唇まわりのシワ・たるみにアプローチする目的で検討されることもあります。ヒアルロン酸との併用で、口角下の位置をより正確に調整することも可能です。整形に抵抗のある方でも自然なアップ効果が期待できます。

どんな人に向いている?施術の適応例と注意点

口角ボトックスは「いつも不機嫌に見える」「笑っても口角が上がらない」と感じる人におすすめです。また、加齢によるたるみやシワが気になる人、ナチュラルに口元を上げたい男性にも適しています。注意点として、筋肉の位置や表情癖によっては効き方に左右差が出やすい場合もあるため、初回は控えめな量から始めるのが理想です。韓国でも人気の整形注射で、症例数が多いクリニックを選ぶと失敗リスクを減らせます。飲酒やマッサージは術後24時間控えるなど、正しいケアを守ることが後悔しないコツです。

効果はいつから?持続期間と経過の目安

口角ボトックスの効果は注射後3〜7日で現れ、1〜2週間で口角の挙上が安定します。ピークは約2〜3週間後で、自然な笑顔が作りやすくなります。効果の持続期間は平均3〜6ヶ月で、回数を重ねるほど下がりにくくなる傾向があります。施術直後は腫れや軽い違和感が出ることもありますが、経過とともに自然に馴染みます。定期的に継続することで、たるみ予防やリフトアップ効果も長持ちし、より柔らかい印象の笑顔をキープできます。

口角ボトックスの効果が出るまでの期間(注射後〜2週間)

効果がいつから出るかは個人差がありますが、注射後3日目から徐々に変化が現れ、1〜2週間で効果を実感できます。直後は腫れや軽い違和感を感じることもありますが、ダウンタイムは短く、当日からメイクも可能です。笑顔が自然に上がり始める時期は約1週間後。効果ないと感じる人は、筋肉の強さや注入量が原因のことも。注射を追加することで最適なバランスを取れます。口コミでも「2週間で笑顔が優しくなった」と高評価が多く、手軽に印象を変えられる治療です。

効果のピークと持続期間(約3〜6ヶ月)

口角ボトックスの効果期間は3〜6ヶ月が目安です。効果のピークは施術後2週間〜1ヶ月頃で、ナチュラルな上がり方を保ちます。永久的な効果ではありませんが、継続することで筋のバランスが安定し、口角が下がりにくくなります。アラガン社製など高品質の薬剤を使用すると、持続期間が長く自然な結果になりやすいです。リスクを避けるには、効きすぎないように注入量をコントロールすることが大切。顎や頬のボトックスと組み合わせることで、よりバランスの取れたリフトアップ効果が得られます。

永久ではないが、続けるほど上がりやすくなる理由

ボトックスの効果は永久ではありませんが、継続することで筋肉のクセが弱まり、自然に上がりやすくなります。口角を下げる下制筋の活動が抑えられ、上げる筋(挙筋・輪筋など)が優位に働くようになるため、笑顔がより柔らかくなります。施術を3〜4回繰り返すと、元に戻るスピードも遅くなり、たるみ予防にもつながります。継続する際は、3〜6ヶ月ごとに行うのがおすすめです。ヒアルロン酸との併用で、より立体的な口角リフトアップも可能になります。

痛み・腫れ・副作用は?術後のリスクと対処法

口角ボトックスは注射のみで行うため、痛みや腫れは軽度です。麻酔クリームを使用すればチクッとする程度で、施術直後にメイクも可能。副作用としては、一時的な赤み・内出血・違和感が出ることがありますが、数日〜1週間で自然に落ち着きます。まれに効きすぎによる表情のこわばりや左右差が起こることもありますが、適量を守ればリスクは低め。施術後は飲酒やマッサージを控え、強い表情運動を避けることで、より美しい仕上がりを維持できます。

注射時の痛み・腫れはどのくらい?ダウンタイムの実際

口角ボトックス注射の痛みは非常に軽く、麻酔クリームを使えばほとんど気になりません。腫れや赤みも直後〜翌日までで、ダウンタイムが短いのが特徴です。まれに注入部位に小さな内出血が出ることもありますが、メイクで隠せる程度です。副作用としては、一時的な違和感や軽いむくみが出ることがありますが、数日で落ち着きます。施術当日の飲酒・入浴・マッサージは控え、術後のスキンケアは優しく行うことが大切です。

後悔しないための術後ケアと経過観察のポイント

ボトックス注射後は、表情筋の動きを安定させるため、強い表情運動やうつ伏せ寝を避けましょう。効果は1〜2週間で安定するため、経過を見ながら左右差や上がらない部分があれば再調整が可能です。ヒアルロン酸やスキンリフトを同時に行う場合は、医師の指示に従って期間をあけて行うのが安全です。後悔しないためには、経過写真を撮って変化を確認し、自分に合った量と間隔を見極めることがポイントです。

左右差や「上がらない」失敗例・不自然になる原因

失敗例で多いのは、左右差が出たり、笑顔が不自然になるケースです。これは注入位置や量のわずかなズレが原因で、筋肉のバランスが崩れることによります。また、効きすぎて口角が動かない「上がらない」状態になることも。こうしたリスクを防ぐには、下制筋の位置を正確に見極める医師の技術が不可欠です。適量を注入すれば、自然なリフトアップ効果を得られます。口コミで症例写真や症例数を確認し、経験豊富な医師を選ぶことが成功の秘訣です。

よくある質問

口角ボトックスは、口角を上げたい人やたるみ・シワを改善したい人に人気の注射施術ですが、「効果はいつから出るの?」「どのくらい持続する?」「副作用はある?」など、気になる点も多いでしょう。ここでは、2回目以降の施術間隔や注入量、メイク・マッサージができるタイミング、費用相場など、初めての方でも安心して受けられるようによくある質問をわかりやすく解説します。

2回目のメリットとデメリットは?

口角ボトックスは1回でも効果を実感できますが、2回目以降の施術では筋肉のクセが弱まり、より長く自然な「上がった口角」を維持しやすくなるというメリットがあります。表情筋のバランスが安定することで、笑顔がより柔らかく、たるみの予防にもつながります。一方で、デメリットとしては短期間に繰り返しすぎると筋肉が弱まりすぎて不自然に見えたり、「効きすぎ」による違和感が出ることがあります。そのため、3〜6ヶ月の間隔をあけて継続するのが理想です。適量を守れば、2回目以降は持続期間が延び、戻りにくい自然なリフトアップ効果を得られます。

費用相場と失敗しないおすすめのクリニックは?

口角ボトックスの費用相場は、1回あたり1〜3万円前後が一般的です。使用する薬剤や注入部位の数、注入量によって価格が変動します。特にアラガン社製のボトックスは厚生労働省に承認されており、効果が安定していておすすめです。費用の安さだけで選ぶと、効きが弱い・効果期間が短い・左右差が出やすいといったリスクがあるため注意が必要です。口コミや症例数が豊富で、カウンセリングに時間をかけてくれる医師を選ぶと安心です。韓国や日本の大手美容外科では症例経験が多く、自然な仕上がりを重視した施術を受けられるクリニックが多いです。

変化を感じられる注入量は?間隔は?

口角ボトックスの注入量は、一般的に左右合わせて4〜8単位が目安です。筋肉の強さや性別によって適量は異なり、男性は女性よりもやや多めに打つ傾向があります。量が少なすぎると効果が出にくく、逆に多すぎると不自然に見えるため、医師が表情筋の動きを見ながら調整します。効果がいつから出るかは注射後3〜7日目、ピークは2週間前後です。持続期間は3〜6ヶ月ほどで、定期的に継続することでより安定した上向きの口角を維持できます。2回目以降は効果が出やすくなり、リフトアップやたるみ予防にもつながります。

メイクやスキンケア、マッサージはいつから?

施術当日は注射部位への刺激を避けるため、メイクやスキンケアは控えたほうが安心です。翌日からは通常通りメイク可能で、ファンデーションや口紅も問題ありません。スキンケアの際は、強くこすらず優しく保湿することがポイントです。マッサージやエステは、薬剤が安定するまで約2週間は控えるのが理想。早い段階で刺激を与えるとボトックスが拡散し、左右差や効果のムラが出るリスクがあります。また、飲酒やサウナも腫れを悪化させる可能性があるため、術後1〜2日は避けましょう。丁寧なケアが、仕上がりの美しさと効果期間の延長につながります。

口周りのシワも改善する?

はい、口角ボトックスには口角を上げる効果だけでなく、口元のシワやたるみを軽減する美容効果もあります。下制筋(口角を下げる筋肉)の動きを弱めることで、口角下や唇の横にできる「への字シワ」や「マリオネットライン」が薄くなる傾向があります。さらに、筋肉のバランスが整うことでフェイスラインの引き締めや、頬のリフトアップ効果も期待できます。たるみ予防として継続施術する方も多く、ヒアルロン酸注入との併用でより立体的な仕上がりが可能です。副作用は少なく、ナチュラルな若返りを目指す方に最適な施術です。

まとめ

口角ボトックスは、下がった口角を自然に上げたい方にぴったりの施術です。注射のみで手軽にリフトアップでき、1〜2週間で効果が現れ、3〜6ヶ月持続します。たるみや口元のシワにも効果があり、継続することで表情筋のバランスが整い、戻りにくいナチュラルな笑顔を実現できます。費用相場は1〜3万円前後で、アラガン社製など信頼性の高い薬剤を使用するクリニックがおすすめです。術後の痛みや腫れは軽度で、ダウンタイムもほとんどありません。マッサージや飲酒などの注意点を守れば、副作用リスクを抑えつつ美しい仕上がりをキープできます。口コミや症例を参考に、経験豊富な医師を選ぶことが成功のカギです。

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この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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