額のヒアルロン酸注入とは？効果と丸くする方法

額のヒアルロン酸注入は、額のボリューム不足や平坦さを改善し、より丸みを帯びた美しい形に整える施術です。ヒアルロン酸は肌に存在する保湿成分であり、注入することでふっくらとした効果を得られるため、額の丸みを出すのに最適です。この施術は特に額が平らだったり、年齢によって額のシワやボリュームロスが目立つ方に選ばれています。額に注入することで、自然なカーブを形成し、顔全体のバランスを向上させます。

額の注入の主な効果には、額の形を丸く整えることに加えて、シワの改善、皮膚の若返り効果、さらには顔全体のリフトアップ効果も期待できます。また、ヒアルロン酸は体内に自然に存在する成分であるため、アレルギー反応が少なく、安全性の高い方法として広く認知されています。施術時間が短く、ダウンタイムも比較的少ないことから、多忙な現代人にとっても負担の少ない選択肢です。

施術は注射のみで行われるため、メスを使わずに額を整えたいという方にも人気です。ボトックスと組み合わせて施術することも可能で、ボトックスによって筋肉の動きを抑制し、形状維持の効果を高めるケースもあります。

額を丸くするためのヒアルロン酸の特徴とフィラーの選び方

ヒアルロン酸にはさまざまな種類があり、注入する部位や求める効果によって適したものが異なります。額に注入するのは、弾力性と持続性が高いものが好まれます。例えば、アラガン社の「ジュビダーム」シリーズは、均一で滑らかな仕上がりが特徴です。このようなフィラーは、皮膚の薄い額でも自然な膨らみを作り出せるため、丸みを出したい方に適しています。

一方、フィラーの選び方として、「もち」や持続期間も考慮する必要があります。一般的に持続期間は6カ月から1年程度ですが、使用する製品や個人の代謝によって異なることもあります。持続性の高い製品を選ぶことで、頻繁に施術を繰り返す必要がなくなります。クリニックでは、専門医がフィラーの特性や患者の希望に合わせた最適な製品を提案してくれるので、相談することが大切です。

額の形を整えるために注入する1ccの効果と必要量

どれだけの量が必要かは個人の骨格や希望する仕上がりによって異なります。一般的には、初回で1ccから2cc程度を注入することが多いです。平坦な場所や、より大きな丸みを求める方は、2cc以上必要になることもあります。例えば、5ccを注入するケースもあり、この場合はより劇的な変化が期待できます。

1ccの場合、額に自然なボリュームを持たせることができ、シワの改善や丸みの形成が見られます。しかし、大きな変化を希望する場合は、複数回に分けて注入することも検討されます。注入量が増えるにつれて、腫れや内出血のリスクが高まる可能性があるため、ダウンタイムの管理や施術後のケアが重要です。施術後は、軽い腫れや内出血が数日から1週間程度続くことが一般的ですが、時間とともに吸収されていきます。

額のヒアルロン酸注入の料金と価格の目安

注入はクリニックによって料金が異なりますが、一般的な価格帯は1ccあたり30,000円から80,000円程度です。大手クリニックでは、それぞれ異なる価格設定やキャンペーンを行っているため、施術を受ける前に料金を比較することが重要です。クリニックによっては、初回限定の割引やモニター価格が用意されていることもあります。

美容整形を広く手がけているクリニックでは、価格も比較的リーズナブルな傾向にあります。額のヒアルロン酸注入では、1ccあたり約40,000円から60,000円の価格が提示されています。さらに、期間限定のキャンペーンやモニター価格を利用すれば、さらに低価格で施術を受けられることがあります。

また、自然な仕上がりを重視した施術を手がけているクリニックでは、、1ccあたり50,000円前後の価格設定です。患者一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングが特徴で、特に男性患者にも人気があります。

また、最新の製品を使用しており、1ccあたり50,000円から70,000円程度の料金が設定されています。アラガン社の製品を使用することが多く、持続性の高さが売りです。クリニックの立地や医師の技術によっても価格が変動するため、施術前にしっかりと確認することが大切です。

おすすめのクリニック料金比較

クリニックは数多く存在しますが、価格帯はクリニックごとに異なります。平均的に1ccあたり40,000円から60,000円、50,000円から80,000円程度が相場です。競争が激しい場所では、特に有名な医師が所属するクリニックや高級感のある施術室を提供する場所では、価格が高くなる傾向があります。

駅近のクリニックが多い場合、アクセスの良さも施術を受ける際のポイントになります。例えば、駅周辺にある美容クリニックは、比較的リーズナブルな価格で施術を提供しているため、初めての方でも利用しやすい環境が整っています。

一方、都市部のクリニックでは、アフターケアの充実度や麻酔のオプションも含めたサービスが充実しているケースが多く、その分料金に反映されています。特に麻酔を使用する施術では、施術の痛みやダウンタイムを最小限に抑えるため、追加料金が発生することもありますが、安全性を重視した選択肢としておすすめです。

各クリニックでのヒアルロン酸の種類と価格例（アラガンなど）

クリニックによって使用する種類は異なりますが、アラガン社の「ジュビダーム」シリーズは多くのクリニックで採用されています。ジュビダームは、その滑らかさと持続性が高く評価されており、特に皮膚が薄い部位でも自然な仕上がりを提供します。

ジュビダームシリーズを使用する場合、1ccあたり約60,000円から80,000円の価格帯です。同じものを使用して1ccあたり50,000円前後となります。ルラクリニックでも、同じくアラガン社を使用し、1ccあたり50,000円から70,000円の価格が設定されています。

その他のクリニックでは、価格や効果に若干の差があります。ジュビダームは持続期間が1年以上とされる一方で、国内製品や韓国製品は持続期間が6カ月から9カ月程度となることが一般的です。価格と効果のバランスを考慮しながら、適切なフィラーを選ぶことが大切です。

ヒアルロン酸注入の施術方法と麻酔の使用

注射器を用いて皮下にヒアルロン酸を直接注入することで行い、施術は通常、クリニックの施術室で行われ、施術時間は短く、15分から30分程度で完了します。まず、施術前にはカウンセリングが行われ、患者の希望する仕上がりや必要な注入量が医師によって判断されます。額の形状や骨格に合わせて、最適な量とヒアルロン酸の種類が決定されます。

施術の際、麻酔を使用することで痛みを最小限に抑えることができます。多くのクリニックでは、麻酔クリームや局所麻酔を使用して、注射の痛みを軽減します。また、ヒアルロン酸そのものに麻酔成分（リドカイン）が含まれているタイプのものもあり、これを使用することで注入中や施術後の不快感を軽減することが可能です。施術は非常に短時間で終わるため、麻酔の効果が切れる前に施術を完了させることが一般的です。

施術後は、腫れや内出血が発生することが稀にありますが、これらは時間とともに解消されます。施術後すぐに効果が現れるため、すぐに顔のバランスが改善されたことが確認できます。ただし、完全な仕上がりは数日から1週間程度経ってからとなるため、その間は施術部位に過度な圧力をかけないよう注意が必要です。

痛みやダウンタイムを抑えるための麻酔オプション

比較的痛みが少ない施術として知られていますが、痛みをできる限り抑えたいという患者の声に応えて、クリニックではさまざまな麻酔オプションを提供しています。一般的な麻酔方法としては、麻酔クリームや局所麻酔が挙げられます。麻酔クリームは施術部位に塗布し、施術前に一定時間放置することで皮膚の感覚を鈍らせます。これにより、注射の際の痛みが軽減されます。

局所麻酔は、注射の前に行われることが多く、注入部位周辺に直接麻酔を注射します。この方法は即効性が高く、施術中の痛みをほとんど感じることなく行えるため、痛みに敏感な方にも適しています。また、ヒアルロン酸そのものにリドカインが含まれている場合、追加の麻酔なしでも痛みを感じにくいとされています。

ダウンタイムをできる限り短縮するためには、施術後のケアも重要です。施術後すぐに軽い腫れや内出血が生じることがありますが、これらの症状を和らげるために冷却療法や専用のケアクリームが使用されることがあります。腫れや痛みが長引く場合は、医師に相談して適切な対処法を確認することが推奨されます。

施術の流れと時間の目安

施術の流れは、以下のように進みます。まず、最初にカウンセリングが行われ、患者の希望する形や仕上がりのイメージを医師と共有します。この段階で、注入するヒアルロン酸の種類や必要量も決定されます。丸みを強調したい場合や、シワを目立たなくしたい場合など、患者の要望に応じてプランが立てられます。

次に、施術前に麻酔クリームや局所麻酔を施し、皮膚の感覚を鈍らせます。この麻酔のプロセスには、通常10分から20分程度の時間がかかります。その後、実際のヒアルロン酸注入が行われます。注入自体は5分から10分程度と短時間で終わりますが、額の形状や骨格に合わせて慎重に行われるため、微調整を繰り返しながら進められます。

施術が完了した後は、軽く冷却を行い、腫れや内出血を予防します。施術全体の所要時間は、カウンセリングを含めて1時間から1時間半程度が目安です。施術後は特に大きなダウンタイムもなく、軽い腫れや赤みが生じる程度で、通常は翌日からメイクや日常生活に戻ることが可能です。施術後の経過を確認するために、クリニックによってはアフターケアのための通院が推奨されることもあります。

額のヒアルロン酸注入の症例写真と施術後の変化

施術することでどのような変化が得られるのか、実際の症例写真を確認することが効果的です。形状を改善したい方や、丸みを持たせたいと考えている方にとって、ビフォーアフターの写真を見ることで、施術後のイメージがより明確になります。多くのクリニックでは、実際に行われた症例をもとに、施術前と施術後の変化を確認することができます。

症例写真を見てわかるように、施術後は額が滑らかで自然な丸みを帯びた形に変化し、顔全体のバランスが整います。また、シワが目立つ場所でも、注入することでシワが軽減され、若々しい印象を与えることができます。特に、横顔のラインが変わるため、プロフィール写真や鏡に映る自分の姿に大きな変化を感じることが多いです。

施術後すぐに効果を実感できるものの、腫れや内出血が少し見られる場合があります。これらは時間とともに自然に治癒しますが、施術後の経過をしっかりと確認しながら、適切なケアを行うことが重要です。特に、過度なマッサージや圧力を避けることが、効果を長持ちさせるポイントとなります。

ビフォーアフター写真でわかる丸い額の仕上がり

ビフォーアフターの写真には大きな変化が現れます。特に、平坦な額や、シワが深く刻まれた形状が、施術後は滑らかで丸みのある形に改善されていることが一目でわかります。丸みが出ることで、顔全体の印象を柔らかくし、女性的で若々しい印象を与えることができるため、特に人気の施術です。

例えば、症例写真では、額の中央にくぼみがあった方でも、ヒアルロン酸を注入することで、自然なカーブが形成されていることが確認できます。これにより、額全体がふっくらとし、正面から見た時のバランスが大きく向上します。横顔のラインもなだらかになり、より洗練された印象を作り出します。

男性の場合でも、額にヒアルロン酸を注入することで、シワを改善しながらも自然な仕上がりを実現することができます。特に男性の患者では、あまり丸すぎない自然なカーブを希望するケースが多く、医師とのカウンセリングを通じて、適切な量と形状を決定します。ヒアルロン酸の注入量や製品の選び方によっても仕上がりに差が出るため、症例写真はその参考資料として非常に役立ちます。

よくある質問（FAQ）

額へのヒアルロン酸注入に関する質問は、初めて施術を受ける方にとって非常に重要です。施術の流れや効果、リスク、持続期間など、事前に知っておくべきポイントを押さえておくことで、安心して施術を受けることができます。ここでは、よくある質問に基づいて、額のヒアルロン酸注入に関する基本的な情報を詳しく説明します。

こめかみへの注入も同時にできる？

額のヒアルロン酸注入と一緒に、こめかみへのヒアルロン酸注入も行うことが可能です。こめかみは加齢とともに痩せやすく、こけてしまうことがよくあります。こめかみが痩せると、顔全体がやつれて見えるため、こめかみをふっくらさせることで若々しい印象を作ることができます。額とこめかみは顔の上部を形作る重要な部分なので、同時に施術を行うことで、よりバランスのとれた美しい仕上がりになります。

こめかみへのヒアルロン酸注入では、少量で効果を得ることができるため、額への注入と合わせても自然な仕上がりになります。一般的には、こめかみには1ccから2cc程度のヒアルロン酸を注入し、ふっくらとした自然なカーブを作ります。施術後は額と同様に軽い腫れや内出血が見られることがありますが、これも数日で改善されます。

ヒアルロン酸の種類によって効果に差が出る？

ヒアルロン酸の種類によって、効果や持続期間に差が出ることがあります。たとえば、アラガン社の「ジュビダーム」シリーズは、滑らかさと持続性に優れており、特に額やこめかみのような皮膚が薄い部位でも自然な仕上がりが期待できます。一方、韓国製のヒアルロン酸や日本製の製品は、持続期間が短くなることがあるため、数カ月ごとに追加で注入が必要になる場合があります。

また、ヒアルロン酸には、柔らかさや粘度の違いもあり、部位によって適した製品が異なります。柔らかいタイプのヒアルロン酸は、細かいシワや薄い皮膚に適しており、硬めのタイプは深いシワやボリュームアップに向いています。医師が患者の希望や額の状態に合わせて最適なヒアルロン酸を選ぶことで、自然な仕上がりと長持ちする効果が期待できます。

リスクや持続期間は？

ヒアルロン酸注入は比較的安全な施術ですが、リスクが全くないわけではありません。代表的なリスクには、施術後の腫れや内出血、感染症のリスク、そして稀にアレルギー反応が挙げられます。施術中の感染予防や、清潔な環境での施術が行われるため、感染症のリスクは非常に低いですが、万が一の事態に備え、施術後の経過観察が重要です。

ヒアルロン酸の持続期間は、通常6カ月から1年程度です。使用する製品や個人の代謝により異なりますが、持続期間が短いと感じた場合、追加の注入を行うこともできます。たとえば、初回に2cc程度を注入し、数カ月後に再度1ccを追加することで、長期間にわたる維持が可能になります。さらに、ヒアルロン酸が吸収されるスピードは個人差があるため、医師との定期的なカウンセリングを行いながら最適なタイミングでの追加注入を検討しましょう。

まとめ

額のヒアルロン酸注入は、丸みのある美しい額を手軽に実現できる美容施術です。即効性があり、施術直後から効果が確認できるため、特に忙しい現代人に適した選択肢です。メリットとしては、ダウンタイムが短く、痛みや腫れも最小限に抑えられる点が挙げられます。ヒアルロン酸は施術後時間とともに自然に定着し、顔全体のバランスを整える効果が期待できます。

一方で、注入量によって結果が異なるため、例えばおでこに5cc注入する場合は、より大きな変化が得られることがあります。また、ヒアルロン酸の注入が不十分だった場合や仕上がりに不満がある場合は、追加注入や調整が可能です。ヒアルロン酸は完全に体内に吸収される前に、施術後6カ月から1年程度の持続が見込めますが、効果を長続きさせたい場合は、定期的な施術が推奨されます。

額の凹みやシワの改善にもヒアルロン酸は有効ですが、深いしわに対しては、ボトックスと併用することでより効果的な改善が可能です。しわにボトックスを使用することで、筋肉の動きを抑え、長期間にわたってシワの発生を防ぐ効果が得られます。

クリニック選びも重要なポイントです。料金や施術の質を比較することで、自分に合った場所を見つけることができます。施術の値段はクリニックごとに異なりますが、一般的には1ccあたり30,000円から80,000円が相場です。総額は、施術に必要な量やクリニックの技術によっても異なり、例えばおでこに5cc注入する場合は高額になることもあります。

また、額にヒアルロン酸を注入しても思うような結果が得られなかった場合や、何らかの理由で元に戻したい場合は、ヒアルロン酸を溶かすための処置が可能です。ヒアルロン酸を分解する酵素を注入することで、施術前の状態に戻すことができます。

さらに、ヒアルロン酸以外の選択肢として、脂肪注入も検討されることがあります。自身の脂肪を採取し注入する方法で、ヒアルロン酸に比べて定着率が高く、持続期間が長いというメリットがありますが、施術の難易度が高く、ダウンタイムも長くなる傾向があります。脂肪注入の費用はヒアルロン酸よりも高くなることが一般的です。

施術後のケアや頻度については、定期的なブログやダウンタイムブログをチェックすることで、他の患者の経験を参考にすることができます。ブログでは、施術後のリアルな感想や腫れ、顎やまぶたの施術に関する情報も多く掲載されています。これらを参考にすることで、施術後のケアやダウンタイムの過ごし方についてより深い理解を得られます。

額のヒアルロン酸注入は、男性にも効果的な施術で、シワや額の凹みを解消しながら、自然な仕上がりを得ることができます。リスクや失敗の可能性を最小限に抑えるためにも、信頼できるクリニック選びが重要です。失敗を避けるためには、豊富な経験を持つ医師に施術を依頼し、事前のカウンセリングでしっかりと要望を伝えることが大切です。

この記事の監修

小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医