サクセンダは危険性がある!?|リスク・副作用や個人輸入・オンライン処方についても解説

2023.4.13
美容コラム

サクセンダは、食事制限や運動をしなくてもダイエットできると注目されている肥満治療薬です。
サクセンダには食欲を抑え脂肪燃焼効果があるので、減量が期待できます。

サクセンダは医療機関を受診し、健康状態に問題がなければ処方されます。
自分で注射をする形でサクセンダを取り入れます。
ダイエットに取り組んでもすぐにリバウンドする人、厳しい食事制限にダイエットを断念してきた人にとっては、無理せずダイエットできるサクセンダは気になるところですよね。

近年はオンライン処方に対応しているクリニックも多く、メディカルアルファクリニックでは、オンライン診療で処方が可能です。

本記事では、サクセンダに危険性はあるのか、リスク・副作用やリバウンドについて解説しています。
サクセンダを利用する前に、ぜひ参考にしてみてください。

 サクセンダとは

サクセンダとは肥満治療薬で「GLPー1」という痩せるホルモンと言われている成分が含まれている注射になります。

GLPー1は分泌されるホルモンで、人の体内にあります。GLPー1の働きは、インスリンの分泌です。分泌量が多いと食欲が抑えられる効果が期待できます。

つまり、GLPー1を注射すると空腹感を減退させ食べ過ぎを防げるので、いつもよりも食事量を減らせます。

例えばいつもならお腹いっぱいになるまで食べないと満足できなかった人も、注射をすれば腹7〜8分目で満足できるようになるのです。少量の食事量で満腹感を得られるようになるため、ダイエットに有効です。

サクセンダは、米国食品医薬局(FDA)やヨーロッパ医薬品許可当局(EMA)で認可されていますが、日本では未認可になっています。

GLP1注射とは

サクセンダはGLP1注射の一種です。GLP1注射とはGLP-1を投与することで、自然に体重増加を抑制させる痩身治療の一つです。GLP1注射では、体の外からGLP-1を補います。
GLP1注射のメリットは3つです。

  • 血糖値を下げる
  • 食欲を抑える
  • 脂肪が分解しやすくなる

GLP-1は元々体内にあるホルモンの一つで、血糖値を下げる役割があります。体の中のGLP-1が少ない状態は食欲が抑えられなく、食事量が増えてしまうのです。GLP1注射をするとお腹が空きにくくなるので、食事量が減り自然に体重の減少が期待できます。

GLP1は他にも「ビクトーザ」「オゼンピック」という種類があります。ビクトーザとオゼンピックは有効成分に違いはありますが、どちらも肥満治療薬に使われています。サクセンダとビクトーザ・オゼンピックがどのように違うか見ていきましょう。

サクセンダ ビクトーザ オゼンピック
有効成分 リラグルチド リラグルチド セマグルチド
開発経緯 肥満症の治療薬 糖尿病の治療薬 糖尿病の治療薬
1回の最大投与量 3.0㎎ 0.3~1.8mg 1.0mg
投与頻度 1日1回 1日1回 週1回

 

サクセンダは肥満治療として開発された治療薬ですが、ビクトーザとオゼンピックは元々糖尿病の治療薬です。
近年ダイエットとしても有効だと判明し、肥満治療にも使われています。

1回の投与量にも違いがあります。1回の投与量が最も多いのはサクセンダです。
投与量が多い分だけ強い効果を期待できます。また投与の頻度も異なり、サクセンダとビクトーザは1日1回ですが、オゼンピックは週1回です。

3つとも肥満治療に利用しますが有効成分・開発経緯・一回の投与量や投与頻度に違いがあります。3つを比較すると、サクセンダは投与量が多い分だけ強い効果を期待できるので、すこしでも効果を多く感じたいならサクセンダの利用を検討すると良いでしょう。
※投与量は医師の指示の元、決めてゆくものですので、担当医師と診察時にご相談の上、投与量を調整することをおすすめします。

GLP1注射は、1日1回自分で皮下注射します。注射に慣れていない人でも操作は簡単なので、心配はいりません。
脂肪が燃焼しやすくなり太りにくくなる効果も期待できるでしょう。

サクセンダの効果

サクセンダの効果は3つあります。

  • 食欲を抑える
  • 基礎代謝アップ
  • 内蔵脂肪を付きにくくする

それぞれについて見ていきましょう。

食欲を抑える

サクセンダには食欲を抑える効果があります。食事中に血糖値が上昇すれば、満腹感が得られにくいので、ついつい食べ過ぎてしまうのです。サクセンダは血糖値の上昇を抑える働きがあります。

サクセンダによって血糖値の上昇が抑えられると、食事の量が少なくても満腹感を得られるので、食欲を抑えられます。さらに、サクセンダを取り入れていると消化のスピードが遅くなるのです。

消化のスピードが遅いと少しの食事でも腹持ちが良くなり、空腹を感じにくくなります。サクセンダには食欲を抑えられる効果があるので、食べ過ぎや暴飲暴食による体重増加を防げます。

基礎代謝アップ

サクセンダには基礎代謝アップの効果があります。
人間が活動する上での最低限のエネルギーが基礎代謝です。
基礎代謝が上がると必要とするエネルギー量が多くなるので、脂肪が落ちやすくなります。

若いうちは基礎代謝が高いですが、年を重ねると基礎代謝が低下します。
若い時は少し食事量を減らしたり、少しの運動ですぐに体重が減少しますが、中高年になると少し運動した程度では体重はなかなか変わりません。

中高年になって体重が落ちにくくなるのは基礎代謝が低下しているためです。サクセンダを採り入れると基礎代謝がアップし、痩せやすい体質になります。

内蔵脂肪を付きにくくする

サクセンダには内臓脂肪を付きにくくする効果があります。
内臓脂肪は体内に取り込んだ中性脂肪が蓄積したものです。
食べ過ぎると内臓脂肪がつきやすくなってしまいます。
内臓脂肪が蓄積されていくと、健康被害のリスクが高まるのです。
しかしサクセンダを採り入れると食べ過ぎを抑えられ、内臓脂肪がつきにくくなります。

サクセンダのリスク・副作用

サクセンダのリスク・副作用は以下の通りです。

  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢
  • 胃腸障害
  • 低血糖
  • 旧成腎不全
  • 脱水症状
  • アナフィラキシーショック
  • 腸閉塞
  • うつ

サクセンダには、上記のような副作用やリスクが報告されています。
ただし他の薬と比べると、副作用やリスクが発生する割合は低いです。
副作用が現れやすいのは、初めてサクセンダを投与した時です。

サクセンダに耐性がないため、頭痛やめまいなどの症状が副作用として出てきます。
このような症状が出た場合はサクセンダの使用を一旦中止し、必ず医師にご相談ください。

サクセンダをやめたらリバウンドする?

サクセンダはやめるとリバウンドしやすいです。

その理由は2つあります。

  • 短期間の使用
  • 食べる量が多くなる

それぞれについて見ていきましょう。

短期間の使用

サクセンダの利用が短期間のみの場合、リバウンドしやすいです。サクセンダを利用すると食欲が抑えられるので、食事量が減ります。しかも基礎代謝が上がるので、内臓脂肪がつきにくくなるメリットがあります。

体重が減ったことに気を良くして短期間で使用をやめてしまうと、抑えていた食事量がすぐに元に戻ってしまうでしょう。

例えば短期間で体重を落としたい場合、食事量をいつもよりかなり減らせば、体重は減ります。
しかし体重が減ったら満足してダイエットを止めれば食事量を減らしていた反動で食べ過ぎてしまうでしょう。

食べることに勢いづいてしまうと、体重がもとに戻るだけでなく余計に体重が増えてしまう場合もあります。
このようにサクセンダを短期間で止めてしまうと、リバウンドしやすいのです。

食べる量が多くなる

サクセンダを短期間で止めてしまうと食生活が安定せずに乱れてしまいます。
サクセンダを利用している時は食欲が抑えられるので、食べ過ぎを防げます。
しかしサクセンダを止めてしまうと、食事量が徐々に増えていってしまうのです。

空腹感をあまり感じないのに、つい間食や夜食をとってしまう場合もあるでしょう。
サクセンダを利用していた時は夕食を抑えていたのに、夕食を多く食べるようになると体重はすぐに元通りです。

リバウンドを防ぐためには3つの方法

リバウンドを防ぐためには3つの方法を実践しましょう。

1つ目はサクセンダを3か月以上継続することです。
サクセンダを利用して体重が減ったからと短期間で止めるとリバウンドしやすいので、3か月以上は継続しましょう。3か月以上継続させることで食生活が安定するので、サクセンダを止めても暴飲暴食を防げます。

2つ目の方法は適度な運動です。
食事だけで体重減少を維持するのは難しいです。
適度な運動をすることで、リバウンドを防げます。
おすすめの運動は、ジョギングや水泳などの有酸素運動です。
有酸素運動をすると体内の脂質をエネルギーに変えられるので、脂肪燃焼効果が期待できます。

3つ目の方法は食べ過ぎを防ぐ事です。
リバウンドを防ぐには食事量が大切です。
ついつい食べ過ぎてしまうと、いつの間にか体重は元通りになります。
ダイエット後はそれまでの節制の反動で食べ過ぎてしまう人が多いですが、食事量は腹八分目にするなど、食事量に気を付けましょう。また、バランスの取れた食事を摂るのも健康な体を作るのに必要です。

サクセンダの個人輸入は危険!?

サクセンダの個人輸入は危険です。
個人輸入は安くサクセンダを手に入れられるメリットがあります。
しかし、個人輸入にはメリットを上回る下記のようなデメリットもあるのです。

  • 偽造品の可能性がある
  • 有害物質が含まれている可能性がある
  • 重篤な健康被害が生じても自己責任となる

インターネット上から個人輸入でサクセンダを購入すると、手軽に購入できるうえ安く手に入るのでメリットが大きいと思う人もいるでしょうが、正規品が手に入るとは限りません。偽造製品や人体に有害な物質が含まれている可能性もあります。

医療機関で処方された薬を服用して健康被害が出た場合、公的な救済制度があるので安心です。
しかし個人輸入で手に入れた薬を服用して健康被害が生じても救済制度の利用はできません。

個人輸入で手に入れると医療機関で処方されるよりも安く手に入るため、少しでも安くサクセンダを手に入れたい人は個人輸入を利用しがちです。サクセンダは注目されているので、少しでも安く手に入れたいと希望する人もいます。

そのような人をターゲットにして、使用済みのサクセンダを販売している悪質な業者も存在します。
健康被害を及ぼすような偽物のサクセンダが出回り社会問題に発展する事態に陥っている諸外国もあります。

安心してサクセンダを利用するためには、危険性がある個人輸入はおすすめできません。

サクセンダはオンライン診療がおすすめ

サクセンダはオンライン診療がおすすめです。

医療機関まで足を運ばなくても、パソコンやスマホを通じて自宅で診療が受けられるのがオンライン診療です。オンライン診療のメリットは4つ挙げられます。

1つ目のメリットは通院の時間がかからない点です。オンライン診療はスマホやパソコンなどインターネット環境下で利用します。受診のため医療機関に行く必要がないので、通院の時間がかかりません。

通院にかかる交通費も必要ないので、通院にかかる時間と費用の負担が軽減できます。自分の都合に合わせて受診できるので、自宅のほか職場で診療を受けることも可能です。

2つ目のメリットは待ち時間がない点です。医療機関を受診する場合、予約していてもかなり待たされることがあります。忙しい人からすると待たされて時間を無駄に感じるでしょう。また、体調が悪いのに長時間待たされるとさらに体調が悪化する危険性があります。

オンライン診療の場合、決められた時間になるとインターネットを利用して診療してもらうので、待ち時間がありません。
忙しく時間を無駄にしたくない方や高熱など体調が悪く医療機関に行くのが困難な方には、大きなメリットです。

3つ目のメリットは処方箋が自宅に届く点です。
オンライン診療後には処方された薬や処方箋が自宅に届きます。
通常医療機関を受診した場合には、自分で処方された薬を取りに行く必要があります。
オンラインの場合は薬が自宅に届くので、薬を取りに行く手間が省けるのです。

4つ目のメリットは遠方の医療機関を受診できる点です。
実際に医療機関に足を運んで受診する場合、遠いと交通費や時間が多くかかって大変なケースも多いことでしょう。
オンライン診療であれば、遠く離れた他県の医療機関の医師の診察でも気軽に受けることができます。

オンライン診療でサクセンダを処方してもらうなら「メディカルアルファクリニック」がおすすめです。

メディカルアルファクリニックの特徴

  • サポート体制が充実
  • ダイエット以外の美容医療にも対応
  • 初回からオンライン診療に対応
  • サクセンダをまとめて買うと割引になる

メディカルアルファクリニックでは、丁寧なカウンセリングからダイエットプランの提案、リバウンドの不安解消などサポート体制も充実しています。

オンライン診療を行っている医療機関の中には、初回のみは医療機関まで足を運ばなければならないところがありますが、メディカルアルファクリニックは初回からオンライン診療が可能です。もちろん対面での受診もできます。

また、LINEで簡単に診療予約が取れるので、面倒な手間はありません。
是非お気軽にお問い合わせください。


この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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