糸リフトで鼻が高くなる?話題のGメッシュ・Gコグノーズについてまとめて解説

2023.7.2
美容コラム

鼻整形をしてみたいけど「プロテーゼには抵抗がある」「ダウンタイムを長く取れない」「ヒアルロン酸注入では満足できなかった」という方も多いのではないでしょうか?
そんな方には、手軽に鼻の高さや印象を変えることができる、糸リフトがおすすめです。Gメッシュ・Gコグノーズは、糸を使った鼻整形でメスを使うことなく施術ができます。
一体どんな施術なのか、危険性はないのか、そのメリットやデメリットから副作用やダウンタイムまで、Gメッシュ・Gコグノーズについてご紹介していきます。
また、使っている糸の素材の違いから「クレオパトラノーズ」という名前で施術を提供しているクリニックもあります。鼻整形を考えている方は参考にしてみてくださいね。

Gメッシュとは

Gメッシュとは、その名の通りメッシュ状になった糸を使用し、専用の注射器で鼻に注入していくことで鼻の印象を変える施術です。
メッシュ状になっているので、鼻に挿入した後、肉芽組織が入り込んで自分の組織に置き換わっていきます。

糸の素材は、生体適合性の高いPCL(ポリカプロラクトン)と呼ばれているもので、吸収性縫合糸として手術で使われることもあります。
柔軟性も高く、ナチュラルに鼻の高さを演出してくれるので、少しだけ顔の印象を変えたいという方にも向いている施術です。

また、約2年程かけて体内に吸収されていくので、一定期間高さをキープできるところもポイントです。
安全かつ、持続力があるところもGメッシュの魅力でしょう。

施術時間は、だいたい10分〜15分程で切開もしないので、糸の挿入口に赤みが出るダウンタイムも2〜3日ほどです。
忙しくてなかなかダウンタイムを取れない方や、大事な予定の前に鼻の印象を変えたい方にもおすすめです。

Gコグノーズとは

Gコグノーズは、鼻整形のために開発された、鉄条網型のコグがついた糸を使用します。
このコグが組織に引っかかることでリフトアップ効果を発揮してくれます。
Gメッシュよりも細く仕上がるので、鼻筋を太くせずにシュッとした印象に整えたい方にピッタリです。

Gコグノーズも、Gメッシュと同素材のPCLを使用しており、約2年程かけて体内に吸収されます。
Gコグノーズは、Gメッシュよりもリフトアップ効果が高いため、高さだけではなく鼻中隔延長として使用されることもあります。
鼻先の丸みを解消することができるので、団子鼻に悩んでいる方にもおすすめの施術です。

施術時間も、約10分〜15分程度と短く忙しい方でも手軽に受けることができます。
メスを使わずに、柔軟性の高い糸を使用していることから、痛みに弱い方でも安心して施術を受けられそうです。

Gメッシュ・Gコグノーズのメリット・デメリット

Gメッシュも、Gコグノーズもどちらもメリットは多く、安全性の高い施術であることや、専用の注射器で挿入していくため痛みを感じにくいこと、傷跡が小さいため周りから気づかれにくいという点が上げられます。
また、施術時間やダウンタイムも短いためすぐに日常生活に戻ることができて、通院も必要ありません。イベント前に鼻の印象を変えたい方にもおすすめの施術と言えるでしょう。

デメリットとしては、プロテーゼほど高さや印象を変えるのは難しいという点です。
半永久的に高さを出せるプロテーゼとは違って、GメッシュやGコグノーズは約2年ほどかけて体内に吸収されていくので、その効果も一時的なものです。

「まずはお試しで鼻を高くしてみたい」「安全性の高い施術がいい」という方には、Gメッシュ、Gコグノーズはおすすめの施術です。

Gメッシュ・Gコグノーズのリスク・副作用・ダウンタイム

Gメッシュ、Gコグノーズでは局所麻酔を行った後、専用の注射器で糸を挿入していきます。
局所麻酔の際に痛みを感じる方もいますが、麻酔テープや麻酔クリームを使えるクリニックもあるので、相談してみましょう。

術後は、まれに色素沈着や内出血、腫れやあざを起こす可能性もあります。
また、針穴から菌が入り込むことで感染を起こす可能性もあります。
薬を処方された場合には、必ず飲み切るようにしましょう。

また、術後1ヶ月程度は笑ったり大きな口を開ける際に違和感を覚える方も多いようです。
時間が経つうちに違和感は軽減されていきますが、症状が重い場合は施術を担当した医師や、クリニックに相談するようにしてください。

施術当日は洗顔を控え、術後3日間はサウナや入浴、飲酒、刺入部位のお化粧は控えるようにしましょう。

鼻への糸リフトとヒアルロン酸注入との違い

 

鼻整形の中で、知名度の高いヒアルロン酸注入も、糸リフトと同じで手軽に鼻の印象を変えることができる施術です。
どちらもダウンタイムや施術時間が短く、体内に吸収されていく素材なので、お試し感覚で施術を受けることができます。

そんなヒアルロン酸注入ですが、鼻の周りには多くの血管があり、ヒアルロン酸を注入することで圧迫してしまったり、血管塞いでしまうことで皮膚が壊死してしまう可能性もあります。
最悪の場合は、目の血管を塞ぎ、失明してしまうケースもあります。

また、ヒアルロン酸注入でも量を調節することで鼻筋の高さを出すことはできますが、鼻先には注入可能なスペースが限られており、誤注入しやすい構造となっているため、安全性の問題から鼻先への注入はできません。

適量を超えたヒアルロン酸を注入することで、鼻筋が横に広がるような仕上がりになりますが、糸リフトの場合はシャープな印象に仕上がるため、鼻筋が太く見えることも少ないでしょう。安全性の問題や、注入箇所の違いなどから「ヒアルロン酸注入はリスクが心配」「鼻先まで印象を変えたい」という方には鼻の糸リフトが向いているかもしれません。

 

鼻への糸リフトと他の隆鼻術との違い

一言に鼻整形といっても、鼻翼や鼻中隔、鼻筋や鼻先など、どこの部分の印象を変えたいかで施術は変わってきます。

鼻プロテーゼは、シリコン製のプロテーゼを挿入することで鼻筋を整える施術です。
I型やL型などの種類があり、鼻根から鼻先にかけて高くすることができます。
鼻筋を通すことで小鼻が小さく見えるようになることも魅力です。

耳介軟骨移植は、耳の軟骨を鼻先に移植することで、鼻先の形を整えることができます。
ツンと上を向いたような鼻にすることも可能です。
自分の組織を移植するので、アレルギーも起こらず、耳の形にも影響がないため安全性の高い施術です。

鼻尖形成は、鼻翼軟骨を調整して鼻先をシャープな印象にする施術です。
鼻の向きや高さ、形など細かく調整ができますが、鼻全体を持ち上げる施術ではないため、違和感のないナチュラルな仕上がりになります。

鼻尖縮小は、人工軟骨を使用したり、脂肪を除去することで鼻先を細く仕上げる施術です。
団子鼻が気になる方にもおすすめです。鼻尖形成との大きな違いは、耳の軟骨を移植するかどうかという点のみで、大きな違いはありません。

鼻翼(小鼻)縮小は、鼻の穴の皮膚を切除、縮小して鼻の穴を小さく見せる施術です。
鼻の内側を切開する内側法や、鼻翼の幅が広い場合に行う外側法、外側に傷跡を残すことなく行える皮弁法の3種類があり、クリニックによっては組み合わせて施術を行っています。

鼻中隔延長は、鼻の穴を隔てている鼻中隔を延長することで、鼻先の下がった短い鼻や、上に上がっている鼻を整える施術です。
耳介軟骨や鼻中隔軟骨を使ったり、併用する場合もあります。複数回の仮縫いを行いながらバランスを決めていくデザイン性が重要な施術です。

いずれの施術も外科施術でオペを使用する施術ですので、ダウンタイムを計算して、また医師の技術のリサーチなどもしっかり行ったうえでクリニック選びを行うことをおすすめします。

まとめ


鼻の糸リフトについてご紹介しました。痛みやダウンタイムも少なく、施術時間も短く安全性の高い施術です。まずはお試しで鼻の印象を変えてみたいという方にもおすすめです。
メディカルアルファクリニックでは、1本38,000円から施術を受けることができます。切らない鼻整形で、憧れの鼻を手に入れてみませんか?

この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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