人気のタレ目ボトックスの落とし穴!?笑顔が引きつる、涙袋がなくなるなど噂についてまとめて解説

2023.8.12
美容コラム

タレ目ボトックスは、注射だけで手軽に目元の印象を変えることができて、施術時間もたったの数分なので、若い女性を中心に男女ともに定番の施術となっています。
また、3ヶ月〜半年程度で効果も徐々に無くなっていくため、メスを入れる前のお試しとしてもおすすめです。周りにバレることなく、目元の印象を変えたい人にはピッタリな施術です。

今回は、そんなタレ目ボトックスのメリットやデメリットを始め、リスクや副作用、どんな人に向いている施術なのか、タレ目ボトックスを打つと笑顔が引きつるや涙袋がなくなるという噂についても解説しています。
タレ目ボトックスを打ってみたいと思った人は最後まで読んでみて下さいね。

タレ目ボトックスとは

タレ目ボトックスとは、ボツリヌストキシンを眼輪筋に注入して、筋肉の動きを抑制する施術です。
下瞼に注入することで瞼が下がり、白目の面積が広く見えるようになります。
強い印象を与えてしまうツリ目を、優し気なタレ目に見せてくれる施術です。

クリニックによっては、「アーモンドアイ」や「目尻ボトックス」「タレ目形成ボトックス」などと表記されていることもあります。
目尻に注入して目尻だけを下に垂れ下げた印象にしたり、黒目がはっきりと見えるように黒目の下に注入することも可能です。
なりたい印象に合わせて注入箇所を変えることができるので、カウンセリングで医師と相談してみましょう。

タレ目ボトックスのメリット・デメリット

タレ目ボトックスのメリットとして代表的なものは、手軽に目元の印象を変えられるところです。
目を丸く可愛らしい印象に見せることで、若々しく見えたり優しそうな雰囲気を纏うことができます。

普段から、タレ目メイクをしている人はメイクの時間が短くなりますし、カラコンが似合わなくて悩んでいる人でも、カラコンの大きさを気にせずに楽しむことができるようになります。
他にも、傷跡が残らなかったり、注入量を調整できたり、施術時間が短いという点もメリットといえるでしょう。
手術でタレ目形成をするよりも、遥かに安く済ませることができるので、タレ目が似合うか試してみたいという人にもピッタリです。

また、タレ目ボトックスは男性にも人気な施術の一つです。
ツリ目のせいで、お仕事やプライベートで不本意にきつい印象に見えてしまうこともあるでしょう。
タレ目ボトックスをすることで穏やかで優し気な目元にしてくれるので、男性からも人気を集めています。

ただし、デメリットもある施術です。
タレ目ボトックスのデメリットとして挙げられるのは、効果が半年程度であることや、即効性を感じられないという点が挙げられます。
ボトックスの効果は、施術から約1〜2週間程度で徐々に感じられるため、すぐに可愛らしい目元にしたいという人には向いていない施術かもしれません。

また、症例数の少ない医師の場合は、不自然な仕上がりになってしまい、上手く笑えなくなる可能性もあります。
そのため、施術を受ける前には症例写真やクリニックの口コミを参考にして、リサーチをすることが大切になってきます。

タレ目ボトックスが向いている人とは

タレ目ボトックスの効果やメリット、デメリットが分かったところで、どんな人がタレ目ボトックスに向いているのか紹介していきます。
どれか1つでも当てはまる人はタレ目ボトックスを受けてみると効果に満足できそうです。

  • メスを入れずにツリ目を改善したい
  • 目を大きく見せたい
  • ダウンタイムの時間が取れない
  • メイクを時短で済ませたい
  • 予算をなるべく抑えたい

目元の印象を変えたいという人はもちろん、手軽に施術を受けたい人にもおすすめなタレ目ボトックス。
メスを入れることで体に負担もかかりますし、値段も高くなり、ダウンタイムの時間を取ることも必要になります。

タレ目ボトックスは、効果が半永久的ではないからこそ手軽に試すことができるので、どんな効果を重視するかで、施術を受けるか決めてみるといいでしょう。

タレ目ボトックスの副作用・ダウンタイム

タレ目ボトックスは注射による施術のため、施術中に痛みを伴います。
また、施術後に目周りや白目が腫れる可能性があります。
痛みが心配な人は、施術前に医師に相談するようにしましょう。

ボトックスは熱に弱い性質を持っているため、すぐにサウナや熱いお風呂に入ってしまうと効果が弱くなる可能性があります。
術後3日間は避けるように注意しましょう。
洗顔やメイクは当日からでも可能ですが、注入部位のマッサージは控えるようにしましょう。

施術後に腫れが生じた場合は、1〜2週間程度で徐々に引いていきますが、長引いてしまう場合は医師に相談するようにしましょう。

また、内出血が起こるリスクもあります。
目の周りには細かい血管があるため、注射針が当たると皮膚の下で出血を起こしてしまう可能性があります。
内出血も1〜2週間程度で徐々に落ち着いていくので、様子を見るようにしましょう。

中には、ボトックスに含まれる製剤でアレルギー反応を起こしてしまう人もいます。
反応が強く出た場合には医師に相談をして、ボトックスの種類を変えるようにしましょう。

念のため、施術後すぐに大事な予定は入れないようにしておくと安心です。

比較的、安全性が高いボトックスですが、妊娠初期にボトックスを注入することで、流産してしまう可能性があります。
また、授乳中に注入することで母乳から薬の影響を受ける可能性もあるため、妊娠中や授乳中の場合は施術を受けることはできません。

このような影響から、ボトックス注入後は、3ヶ月間の避妊が必要となります。男性の場合でも同じ期間避妊が必要になるので、覚えておきましょう。

タレ目ボトックスで笑顔が引きつる?涙袋がなくなる?

タレ目ボトックスをすると「笑顔がひきつる」「涙袋がなくなる」という噂を目にしたことはありませんか?
ボトックスは、人の筋肉の付き方に合わせて注入量を調整する、とても繊細な技術が必要な施術です。
そのため、注入量が多かったり注入箇所が正しい位置でない場合は違和感が起こる可能性も十分にあります。
不自然な笑顔になってしまう場合もあるので、まずは少量から注入してみるのがおすすめです。

また、タレ目ボトックスは目の周りにある眼輪筋に注入していく施術ですが、この眼輪筋の厚みが涙袋となっているため、人によっては涙袋が少し減ったように感じてしまう場合もあります。
これも一時的な変化で、ボトックスの効果がある時だけ感じられるものなので、無くなっていくに連れて、徐々に回復していくでしょう。

笑顔が引きつる、涙袋がなくなるなどの対処法とは

タレ目ボトックスによって不自然な笑顔にならないためには、経験豊富な医師による施術を受けることが重要です。
施術を受ける前にSNSや掲示板で口コミをチェックしたり、公式HPで医師の経歴や症例写真をチェックしておくと、仕上がりとのギャップを感じることも減るでしょう。

また、実際にカウンセリングを受けてみて不安に思っていることや、聞いておきたいことがあれば、相談してみるのもおすすめです。
時間をかけて丁寧にカウンセリングをしてくれる医師や、向き不向きについても説明してくれる医師であれば、理想の仕上がりに近づけてくれるでしょう。

涙袋が一時的に減ったような印象になることを避けたい人は、タレ目ボトックスと一緒に涙袋のヒアルロン酸注入をすることで気にならなくなるでしょう。
より優しくて若々しい雰囲気に目元に近づきます。

タレ目ボトックスのよくある噂

ここからは、タレ目ボトックスを受けるに当たって、よく目にする噂について解説していきます。
「タレ目ボトックスを受けてみたいけどこんな噂があるから心配」と思っている人はチェックしてみてください。

ボトックスを打ち続けるとたるむ

筋肉の働きを抑制することで、たるんでしまうのではないかという噂もよく目にします。
これは、過度な施術を受け続けることで皮膚が余ってしまい、たるみを起こしてしまうことが原因だと考えられています。
このようなたるみを防ぐためにも、たるみが起こらないように配慮した量を注入していく必要があります。
人に合わせた適切な量の注入ができる医師の施術を受けることが大切になります。

また、短期間で数回の注入を行うことで体内にボトックスの抗体ができてしまい、効き目が感じられなくなってしまうこともあります。
その人に合った頻度で注入していくことが重要になってくるでしょう。

ボトックスをやめると老ける

ボトックスを打ち続けることで老化が促進するということはありませんが、ボトックスをやめることで、効いていたときとのギャップを感じてしまい、老けたような印象に感じることはあるかもしれません。
ボトックスは、継続して打ち続けることで効果の持続力も徐々に高くなっていく施術です。
最初は3ヶ月~6ヶ月程度の効果も少しずつ長く感じられていくでしょう。注入量や頻度は個々で異なるため、医師と相談しながら決めていけるといいでしょう。

タレ目ボトックスは変化を感じにくい

ボトックスはメスを入れたりする施術ではないため、ナチュラルに変化していきます。
そのため、大きな変化は感じにくい施術となっています。
その分、周りの人から気づかれずに施術を受けることができますが、劇的な変化を求める人には向いていないでしょう。

他に考えられる原因としては、注入箇所や注入量が正しくない場合です。
もちろん、このような場合ではボトックスの効果は感じられなくなってしまいます。
きちんとボトックスの効果を感じるためにも医師選びやクリニック選びがポイントになってきます。

まとめ

施術時間やダウンタイムも短く、男女共に定番の施術となっているタレ目ボトックスについて紹介しました。
そんな手軽に試せるタレ目ボトックスですが、注入位置や量によっては効果を感じられないため、事前に医師についてリサーチを行う必要があります。

メディカルアルファクリニックでは2種類のボトックス製剤を扱っており、様々な部位に注入することができます。
医師は大手美容クリニックの要職にも就いており、安心して施術を受けることができます。
タレ目ボトックスについて話を聞いてみたいと思った人はカウンセリングに足を運んでみてください。

この記事の監修
髙木 希奈

一般社団法人予防医療研究会 理事長
聖マリアンナ医科大学卒業
精神保健指定医、精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医
「Bell Clinic 松濤」 特別顧問
医療提携エステ「銀座メディック」顧問
著書に「あなたの周りの身近な狂気」(セブン&アイ出版)「間取りの恋愛心理学」(三五館)など。

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