眉のアートメイクで失敗しないためには!?失敗や後悔しないために抑えておきたい予備知識を解説

2023.6.29
美容コラム

医療用の専用針を使って、皮膚の浅い層に専用の色素で色を描き入れていくアートメイク。
特に表情を魅せるうえでも重要といわれる眉へ施す眉アートメイクはアートメイクの中でも人気も需要も高い施術です。
マスク生活中は目元を強調するために眉アートメイクを施す方が増えたともいわれていました。
マスク着用が個人の判断にゆだねられ、マスクを外す方が増え、メイクの自由度も増した今でも、眉アートメイクの需要は高まるばかりです。

しかし、必ず成功して理想の眉を手に入れられるわけではなく、眉アートメイクによる失敗事例も報告されています。
ここでは、眉アートメイクによる失敗事例や対応方法、眉アートメイクにおける注意事項について詳しくご紹介します。

これから眉アートメイクをしようと検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
また、眉アートメイクの施術をするクリニックの選び方もご紹介していますので、ぜひ本記事を一読いただき参考にしてみてください。

眉アートメイクの失敗事例

眉アートメイクでは、残念ながら失敗事例も多々報告されているのが現状です。
眉アートメイクで失敗したと施術を受けた方が感じるケースは主に3つあります。
ここでは、よくある失敗例の3つのケースを解説していきます。

デザインの失敗

1つ目はデザインの失敗例です。
施術前にはカウンセリングをしてデザインについて細かく希望をすり合わせていくものの、残念ながらデザインの失敗例は多く報告されています。

デザインの失敗例として挙げられるのは次のような事例です。

  • 希望していた眉の形や太さが違う
  • 左右非対称
  • 仕上がりの色が濃すぎる、薄すぎる
  • 変色した
  • 仕上がりが不自然なくらいの色合いになった

特に、海外で施術を受けた方の場合は言葉がうまく通じずにカウンセリングのときに伝えたものとは全く別のデザインになっていたという事例があります。
また、海外でその時に流行しているデザインに眉アートメイクを施されてしまい、日本の流行や自分の顔にマッチしなかったという事例もありました。

健康被害があった

眉アートメイクの施術を受けた結果、自身の健康状態に影響が出てしまい、失敗を感じたという事例です。
眉アートメイクは施術後まったく症状が出ずに日常生活を過ごせるという方もいますが、施術をした部位に少しですが痛みを感じたり、傷がしみるように感じたりすることがあります。

眉についてはほかの施術部位よりも皮膚が厚いということもあり、我慢できないほどの症状が出現することは非常にまれです。
健康被害による失敗事例は次の通りです。

・痛みが強く日常生活へと支障が出る

・施術部位が長期にわたって腫れている

・傷跡が残った

ほかにも、染料が肌に合わずアレルギー反応を引き起こしたという事例があります。
施術をされた方の中には、染料の中に金属が含まれていたため、眉アートメイクの施術後にMRIを受けて火傷を起こした、ドクターストップによってMRIを受けられなくなったという事例もありました。

認識の違いによって失敗と感じている

眉アートメイクについて説明受け理解して施術を受けたものの、施術後説明を受けた認識と異なる状態になった事例です。
認識の違いによって失敗と感じた事例は次の通りです。

・消え方が不自然

・施術の回数が思っていた以上に多い

特に、失敗例として挙がるのが消え方です。眉アートメイクは永年残るものではなく、概ね1~3年で徐々に消失します。
眉アートメイクは一度にきれいさっぱり消失しません。消失する途中経過によっては眉がまだら模様になったり、不自然な色合いになったりします。
この消失の仕方を見て失敗したと感じる方もいらっしゃるのです。

 

眉のアートメイクで失敗した時の対応法

眉アートメイクでもしも失敗しても、対応するための方法があります。ここでは、上記の3つの失敗事例に対する対応方法についてご紹介します。

①デザインの失敗に対する対処法

デザインを失敗したと感じた場合には、眉アートメイクを除去できます。
眉アートメイクを除去する方法は主に3つあります。

1つ目は医療用レーザーで除去する方法です。
美容用のレーザー機器を使って、眉アートメイクのインクを破壊、排出して、アートメイクを消していくものです。
レーザーを当てるため、施術により痛みを伴うことがあります。
また、一度の施術で完全に消すことは難しく、施術は複数回にわたるケースがほとんどであり、費用がかかってしまうのが特徴です。

2つ目は手術をする方法です。
切除術で眉アートメイクそのものを切除します。
さまざまな事情で医療用レーザーができない、医療用レーザーをしたが効果がなかったという方が対象です。

3つ目は除去剤を使う方法です。除去剤には酸が含まれるため、人によっては使えなかったり、強い副作用が出たりすることがあります。
また、除去ではなく上から肌色のアートメイクを足してデザインを変えるカモフラージュアートメイクという方法もあります。

②健康被害に対する対処法

健康被害を被った場合には、すぐに施術をした医療機関へ相談し、必要な処置を受けるべきです。
痛みや腫れについては薬を使い対応が可能です。一方、傷跡については対応が難しいケースもあるようです。

③認識の違いによる失敗の対処法

認識の違いによって失敗したと感じた場合にも、医師へ相談してみましょう。
施術の回数が多く、思っていたのと違うという場合、施術者の技術によっては施術回数を大幅に減らせる場合もあります。

また、消え方がまだらで悩まれている方も、追加で眉アートメイクを施すことで状態が改善される場合もあります。

眉のアートメイクの術後の注意事項

眉アートメイクの失敗を極力防ぎたいと考える方は、術後、ダウンタイムの注意事項を厳守することが失敗への防止に繋がるといえます。
眉アートメイク術を受けた際には術後に次の点を注意していきましょう。

アフターケアへ注力する

眉アートメイク術後は特にアフターケアへ注力しましょう。
眉アートメイク後のアフターケアとして最も力を入れたいのは保湿です。
保湿をして乾燥を防げば術後のダウンタイムを極力短くできるかもしれません。

眉アートメイク後の肌はひじょうにデリケートになっているため、普段使用している保湿剤では肌の調子が悪くなってしまう可能性もあります。
眉アートメイク術後の保湿については施術医へ相談するのがおすすめです。クリニックによっては専用の保湿剤を処方してもらえることもあります。

洗顔、クレンジングについては医師へ要確認

眉アートメイク後は洗顔が当日できなかったり、クレンジングが数日できなかったりする場合があります。
これを守らないと色素が抜けるなどせっかく入れた眉アートメイクに影響が出る可能性があるため、洗顔やクレンジングの可否と期間については必ず医師へ確認しましょう。

日焼け対策を念入りに行う

紫外線を浴びると肌のターンオーバーが早まり、色素が抜け落ちやすくなることもあります。
そのため、日焼け対策を念入りに行いましょう。
眉アートメイクの場合、施術をする部位へ日焼け止めを塗るのが難しいため、帽子をかぶったり日傘をさしたりして対策しましょう。

入浴や激しい運動を控える

入浴や激しい運動などで代謝が上がると、痛みや赤みが増すことがあります。
また、眉アートメイクの色素がまだ安定していないこともあり、入浴や激しい運動は退色のリスクも秘めています。

眉アートメイク術後少なくとも1週間は激しい運動や入浴を避けるようにしましょう。

 

プールや温泉を避ける

眉アートメイクは針を指しながら色素を入れるため、施術直後の施術部位は傷になっているケースがほとんどです。
プールや温泉など不特定多数の方が利用する施設では、傷口に水が入ることで雑菌による感染を引き起こすリスクがあります。
術後1週間はプールや温泉施設の利用も避けましょう。

 

眉のアートメイクが向かない方

眉アートメイクの施術は、施術そのものが不向きな方もいます。
眉アートメイクが不向きな方の特徴はいくつかありますが、肌の調子がよくない方に眉アートメイクは不向きです。
アトピーがある方や眉に傷がある方はもちろん、眉周辺に美容医療をされた直後の方も眉アートメイクによって肌の調子が悪化するリスクがあり向いていません。

また、奇抜な眉を検討されている方や、深く濃い眉を作りたいと考えて眉アートメイクを検討される方も、眉アートメイク向きではないといえます。
アレルギーをお持ちの方や持病で糖尿病、免疫不全、心臓病、感染症がある方も、眉アートメイクによりアレルギーや持病が悪化するリスクがあるため、施術を受けることができません。

さらに、医師が診察のうえで眉アートメイクに向いていないと判断した場合には眉アートメイクを断られることがあります。
自分が眉アートメイクに向いているのかどうかわからないという方は、一度医師へ相談してみるとよいでしょう。

眉のアートメイクをするクリニックの選び方

眉アートメイクは医療機関だけでなく、美容系を標榜するサロンでも施術は受けられます。
しかし、医療機関でなければ安全性や信頼性にかけてしまうことは間違いありません。
眉アートメイク自体は医師もしくは看護師免許があれば施術できます。
しかし、施術前の麻酔については医師の指示がなければ使用できません。
そのため、医師がいないサロンなどで施術をすれば麻酔なしでの施術しか選択肢がないということになり、痛い思いをする可能性は高いといえるのです。

また、眉アートメイクで使用する機器は医療機器となるので本来であれば医療機関でしか購入できません。
もしもサロンがこの機械を持っていたという場合、入手経路が明確ではなく、機器自体も信頼できないといえるのです。

さらに、施術者に実力があれば豊富な種類のデザインから自分にマッチしたデザインを選んで眉アートメイクが受けられます。
色が抜けてきた際にはリタッチに応じてくれるクリニックもあり、デザインに失敗したくないという方は、デザインやリタッチに対応してくれるクリニックを選ぶべきといえるでしょう。

人気や知名度もクリニックを選ぶときには重視したいかもしれませんが、人気や知名度があれば予約が取りにくくなってしまいます。
施術を受けたいタイミングで施術が受けられ、気軽にアフターケアやダウンタイムの相談ができるように、予約が取りやすいという点もクリニックを選ぶときにはチェックしたいポイントです。

まとめ

眉アートメイクは失敗する可能性も秘めており、施術を受けるクリニックは非常に重要であるといえます。
失敗しても対処は可能ですが、金銭面や時間の面で負担になる可能性があります。

失敗や後悔する確率を極力避けて眉アートメイクを受けられるように、自分が納得するクリニックを選びましょう。

メディカルアルファクリニックの眉アートメイクは、2D(パウダー)、3D(毛並み)4D(パウダー+毛並み)と3種類の施術を用意しており、自分の希望や好みに合わせて施術が選べます。
カウンセリングやデザイン決めも時間をかけて丁寧に行い、失敗のリスクを最小限にするための対策をしたうえで施術を行ってくれます。
医療系資格を持ったスタッフが対応するため、安心して施術を受けられるでしょう。

眉アートメイクを受けて後悔したくない、
自分に合った眉を知ったうえで眉アートメイクを受けたいという方は、メディカルアルファクリニックへ相談されてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修
髙木 希奈

一般社団法人予防医療研究会 理事長
聖マリアンナ医科大学卒業
精神保健指定医、精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医
「Bell Clinic 松濤」 特別顧問
医療提携エステ「銀座メディック」顧問
著書に「あなたの周りの身近な狂気」(セブン&アイ出版)「間取りの恋愛心理学」(三五館)など。

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