
エラボトックスをやりすぎると、フェイスラインの見た目だけでなく表情や機能面にもさまざまな影響が出ることがあります。筋肉の動きを弱める治療のため、必要以上に量を入れたり頻度が合わないまま打ち続けると、本来のバランスが崩れ、不自然な変化が起こりやすくなります。特に影響が出やすいのは、咬筋だけでなく周囲の表情筋にも力が入りにくくなるケースです。口元や頬は繊細な筋肉が多く、少しの量でも過剰に反応してしまうことがあります。さらに、フェイスラインは皮膚・脂肪・筋肉のバランスで成り立っているため、特定の筋肉だけが急に弱ると、輪郭が崩れたり疲れた印象が出ることも。また、食いしばりや歯ぎしり改善が目的であっても、筋力が弱まり過ぎると噛む力に影響し、だるさや違和感につながる場合もあります。これらの症状は時間経過とともに落ち着くことがほとんどですが、適切な量・間隔・診断が重要です。
エラボトックスを入れすぎると、咬筋が急激に痩せ、頬骨周りの脂肪の支えが弱くなることで“頬がこけたように見える”ことがあります。フェイスラインは骨格・筋肉・脂肪の位置バランスによって立体的に維持されていますが、その一部の筋肉が短期間で弱ると皮膚が余り、不自然な影となって見えることがあります。特に輪郭が細い人や頬の脂肪が少ない人は、この変化が出やすい傾向があります。さらに、もともとエラの張りによって下顔面の立体感が保たれていたタイプでは、筋肉が弱くなり過ぎると急に“削げたような印象”になり、思った以上に老けて見える原因にもなります。また、量が多すぎると左右差が強調されやすく、片側だけ筋肉が落ちることでフェイスラインに歪みが出ることも。これらの変化は、自然に戻るまで数ヶ月かかる場合もあるため、少量から調整することが重要です。
エラボトックスのやりすぎによる代表的な症状のひとつが、笑顔の不自然さです。咬筋は噛む動作だけでなく、口角を支える筋肉や頬を動かす筋肉とも連動しています。そのため、注入量が多かったり注入位置が広すぎると、本来緩めたい部分以外の筋肉に作用してしまい、笑ったときに口元が動きにくい、片側だけ引きつるなどの違和感が起こります。特に口角がスムーズに上がらないと、表情が暗く見えたり、写真で「笑顔が固い」と感じることが増えます。また、筋肉バランスが崩れることでほうれい線が強調されることもあり、見た目の若々しさにも影響。改善には自然な代謝で効果が弱まるのを待つ必要があるため、初回から多くの量を入れないこと、医師の診断に基づき慎重に注入することが大切です。
エラボトックスは本来、歯ぎしりや食いしばりの改善にも効果がある治療ですが、量が多すぎると噛む力そのものが弱くなるため、日常生活に影響が出るケースがあります。特に、固い食べ物を食べた時にだるさを感じたり、長時間噛むと疲れやすいといった症状が起きることがあります。これは筋肉が十分に力を発揮できない状態になっているためで、違和感や疲労感が続くことも。また、噛み合わせの癖が強い人は片側に負担が偏りやすいため、一時的な左右差が出ることもあります。さらに、筋肉が弱りすぎると顎関節に負担がかかり、張り感のバランスが変わる場合も。これらはほとんどが時間とともに改善しますが、治療の目的が“噛む筋力調整”であることを理解し、適切な量で行うことが重要です。

エラボトックスを長期間打ち続けると、筋肉が過度に萎縮し、顔全体の輪郭バランスが崩れることがあります。特に頬の脂肪が少ない人や骨格がシャープなタイプは、筋肉のボリュームが減ることで“骨が浮き出たような印象”になり、実際の年齢より老けて見えることがあります。また、咬筋はフェイスラインの下支えとしても機能しているため、咬筋が弱ると頬の脂肪がたるみやすくなり、マリオネットライン(口元のたるみ)が強調されることもあります。さらに、急激にエラの張りが減ると、以前とのギャップが大きいため、周囲から見た印象が大きく変わり“疲れた顔”と言われることも。筋肉の回復には一定の期間が必要なため、適切な頻度で行うことと、定期的に医師の診察を受けながら最適量を調整することが大切です。
エラボトックスを打ち続けることで最も目立ちやすい変化が、咬筋の萎縮による骨ばった印象です。咬筋は顔面のボリュームを支える大きな筋肉で、これが急激に痩せると頬骨や顎の骨が目立ちやすくなります。特に痩せ型の人や脂肪が少ないタイプでは、筋肉が弱ることで皮膚のハリも失われ、シャープを通り越して“やつれた印象”になりやすい傾向があります。この状態を避けるためには、咬筋の発達具合に合わせた適正な単位数の設定と、一定の間隔を空けて施術することが重要。また、筋肉が痩せすぎた場合でも時間とともに元に戻ることがほとんどですが、その間は見た目の変化が続くため、慎重な治療計画が必要です。
咬筋はフェイスラインの下支えとしても重要な役割を担っています。そのため、ボトックスによって咬筋が弱りすぎると、頬の脂肪が支えを失って“たるみ”として現れやすくなります。特に頬の脂肪が下がるとほうれい線や口元の影が強くなり、老けて見える原因に。また、エラ張りが強かった人ほど筋肉のボリュームダウンによる変化が大きく、下顔面が一気に細くなることで違和感のある印象につながることもあります。これを避けるためには、筋肉の発達度合いを正確に診断し、“効かせすぎない”量で調整することが大切です。
エラボトックスによってエラの張りが急激に減ると、本来の顔のバランスが崩れることがあります。特に頬周りのボリュームが少ない人では、下顔面だけ急に細くなり、上から下にかけての輪郭の流れが不自然になることがあります。また、骨格の非対称が顕在化しやすくなるため、以前より左右差が目立つように感じる場合もあります。自然な変化を求めるなら、初回から大きな変化を目指すのではなく、少量から調整しながら段階的に細くしていく方が失敗しにくいです。
エラボトックスが効きすぎるのは、注入量・注入位置・施術間隔のいずれかに問題があるケースが多いです。特に初回から量が多すぎると副作用が出やすく、口元の動かしにくさや頬こけなどのリスクが高まります。また、注入の技術が不十分だと、狙っていない筋肉にも広がってしまい、表情筋に影響が出ることがあります。さらに、施術の間隔が短すぎると筋肉の回復が追いつかず、必要以上に萎縮が進んでしまうため、老け見えや違和感につながります。本来の目的に合わせて適正量を見極めることが重要であり、信頼できる医師の診断が欠かせません。
ボトックスは適正量を守ることで自然な小顔効果が得られる治療ですが、「効かせたい」という理由から量を多くしすぎると副作用が起こりやすくなります。筋肉の発達具合には個人差があるため、画一的に単位数を決めてしまうクリニックではトラブルが起こりがち。量が多すぎると筋肉が一気に弱り、頬のこけ・口元の違和感・輪郭のバランス崩れなどが生じる可能性があります。
エラボトックスは、咬筋の厚み・位置を正確に把握したうえで注射する必要があります。わずかな位置のズレでも、隣接する表情筋に作用することがあり、口角が下がる・笑顔が引きつるなどの失敗が起こります。経験値の高い医師は、筋肉の動きや位置を触診で見極めてマーキングするため、失敗する確率が低くなります。
頻度が短すぎると、筋肉が回復する前に再び作用が強まるため、やりすぎの失敗が起こりやすくなります。通常、効果は数ヶ月で弱まりますが、それ以前に繰り返すと萎縮しすぎ、頬こけやたるみの原因になります。一方、やめた場合でも、筋肉は時間とともに回復し、自然な状態へ戻りますが、変化のスピードには個人差があります。違和感が出たら次回の施術時期を必ず医師と相談することが大切です。

エラボトックスは、適切な量と頻度さえ守れば小顔効果を得られますが、やりすぎるとどうなるかという点は特に注意が必要です。必要以上に何度も注入したり、短いスパン(2ヶ月・3ヶ月など)で繰り返すと、筋肉が回復する前に効きすぎてしまい、笑いにくい、頬がたるんだように見える、フェイスラインが不自然になるなどの変化が起こりやすくなります。特に80単位のような高用量を1回だけ、あるいは複数回続ける場合は、効果が強すぎて違和感が出るケースもあります。反対に、1回だけの施術でも、体質によっては一時的にこけて見えることがありますが、多くの場合は半年〜1年ほどかけて徐々に戻るため、やめるとその後は自然な状態に回復します。
また、安すぎる価格設定のクリニックでは「打ちすぎ」や「筋肉診断不足」が原因の失敗が起こりやすく、レポでも注意喚起されることが多いポイントです。過度なエラの萎縮は“たるんだ印象”を引き起こす要因にもなるため、継続する場合でも4ヶ月以上空ける、2回・3回と段階的に調整するなど、慎重な治療計画が重要です。最も大切なのは、自分の咬筋量や骨格バランスを理解したうえで施術すること。信頼できる医師を選び、正しい量・間隔で受けることで、効果だけを最大限に引き出し、失敗しないエラボトックスを叶えることができます。
2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医