リベルサスでのダイエットは安全?副作用・保険適用・飲み方・クリニックを徹底解説

2026.1.16
美容コラム

リベルサスとは?基本情報と特徴

リベルサスは、デンマークの製薬会社ノボ ノルディスクファーマが開発した、世界初の経口GLP-1受容体作動薬です。有効成分であるセマグルチドは、小腸から分泌されるホルモンGLP-1と同様の働きを持ち、血糖値のコントロールや食欲抑制に寄与します。従来のGLP-1受容体作動薬は注射による投与が一般的でしたが、リベルサスは錠剤であるため、注射に抵抗がある方でも服用しやすい点が大きな特徴です。日本では2021年2月に2型糖尿病治療薬として承認され、医療現場で広く使用されています。

リベルサス(3mg・7mg)の特徴

リベルサスは、3mg、7mg、14mgの3種類の用量があり、患者の状態や治療目的に応じて適切な用量が選択されます。一般的には、初期投与量として3mgが用いられ、4週間後に7mg、さらに必要に応じて14mgへと段階的に増量されます。3mgは体が薬に慣れるための導入量であり、この段階では体重減少効果は限定的です。7mgに増量することで、血糖値のコントロールや体重減少効果がより顕著に現れるとされています。ただし、14mgへの増量は副作用のリスクも高まるため、医師の指導の下で慎重に行う必要があります。

メトホルミンとの違いは?

メトホルミンは、ビグアナイド系と呼ばれる経口血糖降下薬で、主に肝臓での糖新生の抑制や、筋肉への糖取り込みの促進を通じて血糖値を下げます。一方、リベルサスはGLP-1受容体作動薬であり、インスリン分泌の促進や食欲抑制、胃排出の遅延などを通じて血糖値をコントロールします。また、体重減少が副次的に報告されることがあるのに対し、メトホルミンの体重減少効果は限定的です。さらに、1日1回の服用で済むのに対し、メトホルミンは1日2~3回の服用が必要となる場合があります。これらの違いを踏まえ、患者の状態や治療目的に応じて適切な薬剤が選択されます。

リベルサスの副作用について

リベルサスは効果的な薬剤である一方、副作用も報告されています。主な副作用として、消化器系の症状や低血糖、膵炎などが挙げられます。これらの副作用について理解し、適切に対処することが重要です。

よくみられる副作用(吐き気・下痢・便秘など)

リベルサスを服用すると、特に初期段階で消化器系の副作用が現れることが多いです。これは、薬の作用によって胃腸の動きが変化するためであり、時間が経つにつれて軽減する場合がほとんどですが、症状によっては注意が必要です。

最もよく報告される副作用のひとつが吐き気(悪心)です。リベルサスは胃の排出速度を遅らせるため、食後に胃が重く感じたり、ムカムカすることがあります。特に、服用を開始したばかりのころに起こりやすく、3mgの段階で感じる人が多いです。吐き気を軽減するためには、脂っこい食事を控えたり、食事の量を調整することが効果的です。また、一度に大量の水を飲むと胃に負担がかかるため、こまめな水分補給を心がけることが大切です。吐き気が強く、日常生活に支障をきたす場合は、医師に相談し、服用量の調整を検討するとよいでしょう。

次によく見られる副作用が下痢です。リベルサスは腸の動きを変化させるため、一時的に消化が早くなり、便が緩くなることがあります。特に、服用を始めた最初の1~2週間に下痢が起こることが多く、体が薬に慣れていく過程で自然に治まるケースがほとんどです。しかし、水分が失われることで脱水症状につながる可能性もあるため、こまめな水分補給が重要となります。消化に優しい食事を選び、食物繊維の多い食品を一時的に避けることで症状が落ち着く場合もあります。腹痛を伴う場合は、無理に食事を取らず、胃腸を休めることが効果的な対策となるでしょう。

下痢とは逆に、便秘になるケースもあります。リベルサスの作用によって胃腸の動きが遅くなり、便の排出がスムーズにいかなくなることが原因と考えられます。特に、もともと便秘がちの人や水分摂取量が少ない人に起こりやすい傾向があります。便秘が気になる場合は、水分をしっかり摂取し、腸の動きを活発にするために軽い運動を取り入れると改善しやすくなります。食事では食物繊維を適度に取り入れることが効果的ですが、過剰に摂取するとかえって便が固くなり、悪化することもあるため、バランスを意識することが大切です。便秘が長期間続く場合や強い腹痛を伴う場合は、医師に相談し、緩下剤の使用を検討するのもひとつの方法です。

そのほかにも、胃の不快感や腹痛を訴える人も少なくありません。胃腸の動きに影響を与えるため、胃もたれや腹部膨満感を感じることがあります。特に食後に強く感じることが多いため、一度に大量の食事を取らず、小分けにして食べることで症状を和らげることができます。消化に良い食事を選び、スープやおかゆなどを取り入れると胃腸への負担を軽減できるでしょう。症状が強く、生活に支障をきたす場合は医師に相談し、服用方法を見直すことも検討すべきです。

副作用は、特に消化器系に現れやすいですが、服用を続けるうちに軽減するケースがほとんどです。しかし、吐き気や下痢、便秘が長期間続く場合や、強い痛みを伴う場合は、医師に相談することが重要です。適切な対処をしながら服用を続けることで、副作用を最小限に抑えながらダイエット効果を最大限に引き出すことができます。

特に注意したい副作用(低血糖・膵炎など)

リベルサスを服用する際には、比較的よく見られる軽度の副作用だけでなく、注意が必要な重篤な副作用についても理解しておくことが大切です。特に低血糖や膵炎などは、適切な対応をしないと健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

まず、低血糖は単独の服用では起こりにくいものの、インスリンやスルホニル尿素薬(SU薬)など他の糖尿病治療薬と併用する場合はリスクが高まります。低血糖の症状としては、めまい、冷や汗、動悸、手の震え、強い空腹感などが挙げられます。これらの症状を感じた際には、すぐにブドウ糖や砂糖を摂取し、症状の悪化を防ぐことが重要です。特に、空腹時や激しい運動後には注意が必要です。

リベルサスの飲み方と注意点

リベルサスを効果的に服用するためには、正しい方法を理解し、適切なタイミングで摂取することが重要です。また、誤った飲み方をすると、副作用が強く出たり、十分な効果が得られなかったりする可能性があります。特に、一般的な経口薬とは異なり、特定のルールに従う必要があるため、服用前にしっかり確認しておきましょう。

リベルサスの服用は、1日1回、朝の空腹時にコップ約120mlの水とともに飲むことが推奨されています。服用後30分間は飲食や他の薬の服用を控えることで、成分が十分に吸収されやすくなります。この30分の待機時間を守らずに飲食をすると、リベルサスの吸収率が下がり、十分な効果を得られなくなる可能性があります。

適切な服用方法(3mg・7mgの違い)

リベルサスには3mg、7mg、14mgの3種類の用量があり、目的や体の反応に応じて段階的に増量していくのが一般的です。最初の4週間は3mgからスタートし、体が薬に慣れるのを待ちます。この3mgの段階では、血糖値の改善や食欲抑制効果はまだ弱く、体への影響を確認するための準備期間と考えられています。

4週間後に7mgへ増量することで、血糖コントロールの効果が高まり、食欲抑制による体重減少も期待できるようになります。ダイエット目的で服用する場合、多くの人がこの7mgの段階で減量効果を実感し始めることが多いです。ただし、7mgへの増量によって吐き気や胃の不快感などの副作用が強くなることもあるため、体調の変化をよく観察しながら服用を続けることが大切です。

副作用を抑えるための飲み方のコツ

リベルサスの副作用を最小限に抑えるためには、いくつかのポイントを意識しながら服用することが大切です。特に、胃腸への負担を減らす工夫をすることで、吐き気や下痢といった消化器系の副作用を和らげることができます。

まず、空腹時に飲むことが推奨されていますが、服用前後の飲食には注意が必要です。服用後30分間は水以外の飲み物や食事を避けることが重要ですが、体調が不安定な場合は、その後の最初の食事を軽めにすることで胃腸への負担を軽減できます。特に脂っこい食事や刺激の強い食品は吐き気を悪化させることがあるため、できるだけ避けるのが望ましいでしょう。

また、服用開始直後は副作用が出やすいため、3mgの段階で体を慣らしてから増量することが大切です。7mgや14mgに増量する際は、少しずつ体が適応していくように、医師の指示に従って慎重に調整することが推奨されます。副作用が強く出た場合は、一時的に服用を中断するのではなく、医師と相談しながら適切な対応を取ることが重要です。

リベルサスの保険適用について

リベルサスは、2型糖尿病の治療薬として承認されているため、一定の条件を満たせば健康保険が適用される場合があります。しかし、ダイエット目的での使用は保険適用外となるため、費用負担が大きくなる可能性があります。服用を検討する際には、保険が適用されるケースと自費診療の費用について理解しておくことが重要です。

日本では、糖尿病治療のために医師が必要と判断した場合に限り、保険適用が認められています。そのため、血糖値が正常範囲内の人や、肥満治療のみを目的とする場合には、健康保険を利用することはできません。ダイエット目的で服用する場合は自費診療となるため、事前に費用を確認し、継続的に負担できるかを考えておく必要があります。

どんな場合に保険適用される?

リベルサスが健康保険の適用対象となるのは、2型糖尿病の治療目的で医師が処方する場合に限られます。具体的には、血糖値が高く、食事療法や運動療法だけでは十分な効果が得られない患者に対して、追加の治療として必要と判断された場合に保険が適用されます。

糖尿病の診断基準としては、空腹時血糖値が126mg/dL以上、もしくはHbA1cが6.5%以上であることが一般的な目安とされています。ただし、これらの数値だけでなく、医師の判断によって治療の必要性が認められることが重要です。また、単独で処方されることもありますが、他の糖尿病治療薬と併用するケースもあり、治療方針によって処方の可否が決まります。

一方で、単に体重を減らす目的で使用する場合は、保険適用の対象外となります。GLP-1受容体作動薬は食欲を抑える効果があるため、肥満治療に活用されることもありますが、日本では現時点で肥満症治療薬としての承認はされていません。そのため、肥満治療を目的とした処方は自費診療となり、全額自己負担となる点に注意が必要です。

糖尿病の診断を受けている人がダイエットを目的に使用したい場合は、まず医師と相談し、保険適用の範囲内で処方を受けることが可能か確認することが重要です。また、糖尿病の診断がなくても、医療機関によっては自費診療での処方を行っているところもあるため、費用や対応内容を事前に確認しておくとよいでしょう。

自費診療の費用相場は?

リベルサスをダイエット目的で使用する場合、保険適用外となるため、自費診療での処方が必要になります。自費診療では、医療機関ごとに価格設定が異なりますが、一般的な相場として、1ヶ月分のリベルサス(3mg、7mg、14mg)でおよそ1万円から3万円程度の費用がかかることが多いです。

初回は3mgからのスタートとなるため、比較的費用が抑えられますが、7mgや14mgに増量すると薬の価格も上がります。たとえば、3mgは1ヶ月分で1万円前後、7mgは1万5千円から2万円程度、14mgは2万5千円から3万円程度が一般的な価格帯となっています。また、クリニックによっては、診察料や初診料が別途必要になる場合もあり、トータルの費用がさらに高くなることもあります。

リベルサスを処方してもらえるクリニック

リベルサスを処方してもらうには、糖尿病治療を行っている医療機関や、自費診療でダイエット目的の処方を行っているクリニックを受診する必要があります。リベルサスは保険適用の条件が限られているため、糖尿病の治療として処方を受ける場合は内科や糖尿病専門医がいる病院が適しています。一方で、ダイエット目的での服用を希望する場合は、美容クリニックや自由診療を提供している医療機関を探す必要があります。

近年では、オンライン診療でリベルサスを処方してくれるクリニックも増えてきており、スマートフォンやパソコンを使って診察を受け、薬を自宅まで配送してもらうことが可能になっています。これにより、忙しくて通院が難しい人でも手軽に入手できるようになりました。ただし、オンライン診療を利用する場合は、初診が対面診療のみのクリニックもあるため、事前に確認しておくことが大切です。また、クリニックによって処方価格が異なるため、料金やサービス内容を比較して選ぶことが重要です。

オンライン診療と対面診療の違い

リベルサスを処方してもらう方法として、オンライン診療と対面診療の2つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

オンライン診療の最大のメリットは、自宅にいながら診察を受けられる点です。予約から診察、薬の受け取りまで全てオンラインで完結するため、忙しい人や遠方に住んでいる人にとって便利な方法です。また、クリニックによっては対面診療よりも費用が安い場合があり、交通費や時間を節約できる点も魅力です。しかし、医師との対話が限られるため、副作用が出た場合の相談や、詳細な健康状態のチェックがしづらいというデメリットもあります。また、初診は対面診療が必要なケースもあるため、事前に確認しておくことが重要です。

対面診療は、直接医師と相談できるため、より詳細な診察を受けられるというメリットがあります。特に、糖尿病治療のためにリベルサスを処方してもらう場合は、定期的な血糖値のチェックや健康管理が必要になるため、対面診療の方が適していることが多いです。また、副作用が出た場合でも、すぐに適切な指導を受けることができるため、安全性の面では対面診療の方が安心できるでしょう。ただし、通院の手間や待ち時間が発生するため、忙しい人にとっては負担に感じることもあります。

どちらの方法を選ぶかは、ライフスタイルや健康状態に応じて判断することが大切です。オンライン診療が利用できるクリニックを探しておくと、より手軽に入手できるため、選択肢のひとつとして検討すると良いでしょう。

クリニック選びのポイント

リベルサスを処方してもらうクリニックを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。まず、保険適用か自費診療かを確認することが必要です。糖尿病の治療目的で処方してもらう場合は、保険適用の条件を満たしているかを確認し、適切な診療を行っているクリニックを選びましょう。一方、ダイエット目的での処方を希望する場合は、自費診療を行っているクリニックを探す必要があります。

次に、診療方法と料金を比較することも重要です。クリニックによっては、オンライン診療を提供している場合もあり、通院の手間を省くことができます。また、処方価格はクリニックごとに異なるため、できるだけ費用を抑えたい場合は、複数のクリニックの料金を比較して選ぶのが賢明です。特に自費診療の場合は、1ヶ月分の薬代が1万円以上かかることが多いため、長期間服用する予定の人は、費用面もよく考慮しておきましょう。

まとめ

リベルサスは、2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、その食欲抑制効果により、ダイエット目的でも注目されています。特に、3mgや7mgの服用によって体重減少を実感する人が多いですが、効果には個人差があり、適切な用量の選択が重要です。3mgは体が薬に慣れるための導入期であり、減量効果は限定的ですが、7mgに増量すると食欲抑制が強まり、本格的な体重減少が期待できます。しかし、より高い減量効果を求めて14mgへ増量する場合は、副作用のリスクも高まるため、医師の指導のもと慎重に検討することが大切です。

リベルサスのダイエット効果は、GLP-1受容体作動薬としての作用によるものです。胃の排出を遅らせ、血糖値の上昇を抑えることで食欲をコントロールし、結果として食事量が減少する仕組みになっています。特に、食べ過ぎを防ぎながら自然に体重を減らす効果が期待できますが、すべての人に同じ効果が出るわけではなく、運動や食生活の改善と併用することが推奨されます。

一方で、リベルサスの服用によってリバウンドのリスクも考えられます。服用中は食欲が抑えられるため体重が減少しやすくなりますが、薬をやめた後に元の食生活に戻ると、再び体重が増加する可能性があります。そのため、リベルサスの効果に頼りすぎず、健康的な生活習慣を維持することがリバウンドを防ぐ鍵となります。

副作用として、むくみを感じる人もいます。これは、体内の水分バランスが変化することによるもので、特に初期の段階で見られることが多いです。むくみが続く場合は、水分の摂取量を調整したり、塩分の多い食事を控えることで症状が和らぐことがあります。

リベルサスと類似する薬として、フォシーガなどのSGLT2阻害薬もあります。フォシーガは腎臓での糖の排出を促進し、体重減少効果が期待される薬ですが、作用機序が異なるため、どちらが適しているかは個々の体質や目的によって異なります。リベルサスは食欲を抑える効果が強く、一方でフォシーガは尿中に糖を排出することでカロリーを減らすという仕組みの違いがあります。

リベルサスを手に入れる方法として、クリニックでの処方が基本ですが、近年ではオンライン診療を利用して通販のように購入することも可能になっています。ただし、正規の医療機関を通じた処方でないと、安全性が確保されないリスクがあるため、個人輸入などは避け、信頼できるクリニックを利用することが重要です。

リベルサスは、正しい使い方をすればダイエットの強い味方になりますが、過信せず、生活習慣の改善と併用することが大切です。適切な服用方法を守りながら、無理のない範囲で健康的な体重管理を目指しましょう。

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この記事の監修

小西 恒 医師
小西 恒

2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® 認定医、 ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、 日本美容外科学会(JSAS) 正会員、 日本産科婦人科学会 会員、 日本産科婦人科学会 専門医、 日本医師会認定産業医、 母体保護法指定医

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