顎ボトックスとは、しゃくれた顎先(オトガイ部)の筋肉の緊張を和らげて、自然なフェイスラインを作る美容注射です。顎のしゃくれや梅干しジワは、オトガイ筋という筋肉が過剰に働くことで起こります。ボトックスをこの筋肉に注入することで動きを抑え、下方向への引きつれを改善します。結果として、顎先が前方に出すぎる「しゃくれた印象」が緩和され、横顔のEラインが整います。
また、顎の筋肉が緩むことで輪郭全体の力みが取れ、小顔効果が出るのも特徴です。エラボトックスと併用すると、顔面のバランスが整い、よりシャープで滑らかな印象になります。ヒアルロン酸注入のように形を作るのではなく、ボトックスは筋肉の動きを調整して「本来の位置に戻す」治療。脂肪の量が少ない人にも適応しやすく、自然な引き締め効果を得られます。
顎ボトックスは、ボツリヌス毒素(ボトックス)をオトガイ筋に注射し、筋肉の収縮を一時的に弱めることでシワやしゃくれを改善する施術です。顎先にできる「梅干しジワ」は、表情を作る際にオトガイ筋が過剰に収縮して起こるもの。ボトックスを注入することでその収縮を抑え、滑らかで若々しい顎先に整えます。
しゃくれた顎は、骨格よりも筋肉の使い方によって強調されているケースも多く、ボトックスで改善できる可能性があります。また、顎を前に突き出す癖がある人にも効果的で、口元全体が引き締まった印象になります。施術時間は5〜10分程度で、麻酔クリームを使えば痛みも最小限。ヒアルロン酸のように形を足すのではなく、筋肉をリラックスさせて自然に整えることができます。
顎先の形を整えるために重要なのが「オトガイ筋への正確な注射」です。オトガイ筋は、下唇の下から顎先にかけて走る小さな筋肉で、過度に働くと顎が前に出てしゃくれた印象を与えます。この筋肉をボトックスで緩めると、顎が自然な位置に戻り、口元のラインが整います。
さらに、オトガイ筋は梅干しジワや口元のたるみにも関係しており、ここを適切にコントロールすることで若々しい印象を保てます。脂肪が少ないタイプの人は特に筋肉の動きが目立ちやすいため、ボトックスが有効です。逆に、脂肪が多い人や骨格のしゃくれが強い場合は、ヒアルロン酸注入やエラボトックスと組み合わせることでより美しい仕上がりが得られます。
ボトックス注射は、顎の筋肉の動きを抑えることで縦方向の張り出しを軽減し、顎を短く見せる効果があります。しゃくれた顎は、筋肉が過剰に収縮して下方向に引っ張られることで目立ちますが、ボトックスで筋肉の働きを弱めると、顎先が自然に引き締まり、輪郭が滑らかに整います。
また、オトガイ筋の緊張が和らぐことで口元のたるみが軽減され、フェイスラインが上向きにリフトアップしたように見えるのもメリット。脂肪の影響よりも筋肉の動きが原因の場合、ボトックスのほうが適応しやすく、短時間で効果を実感できます。施術後は3〜7日で変化が現れ、1〜2週間で安定します。ヒアルロン酸で形を足す前に、ボトックスで筋肉の調整を行うと、より精密なデザインが可能になります。

顎ボトックスは、しゃくれた顎先や顎の突出を筋肉レベルで調整して自然に整えることができる美容注射です。オトガイ筋の過度な緊張を和らげることで、顎が前に突き出た「しゃくれ顔」や、左右の筋肉バランスが崩れた「歪み顔」も改善します。脂肪や骨を削る施術とは異なり、注射だけでフェイスラインをなめらかにできる点が特徴です。特に、梅干しジワが気になる方、力を抜いても顎が尖って見える方、口元全体が硬く見える方に効果的。
また、顎の筋肉を緩めることで、口周りや首のラインもスッキリして見えるという小顔効果も期待できます。さらに、エラボトックスと同時に施術することで、下顔面のバランスが整い、Eライン(鼻・唇・顎の美しいライン)が完成します。症例によってはヒアルロン酸を併用し、足りない部分を補うことでより立体的な顎先を作ることも可能です。
顎ボトックスは、しゃくれた顎先を整えるために、オトガイ筋にボトックスを注射して筋肉の過剰な収縮を抑制する施術です。注射後、3〜7日で顎の力みが取れ、自然な丸みを帯びたフェイスラインに変化します。過去の症例でも「しゃくれが目立たなくなった」「横顔のEラインが整った」という実例が多く見られます。
ヒアルロン酸注入と違い、ボトックスは筋肉を緩めるため、余分な膨らみを作らずに自然な印象に仕上がります。脂肪が少ないタイプや骨格が強めの人でも適応でき、男性のしゃくれ顔改善にも有効です。特に「しゃくれる癖」がある方は、筋肉の緊張を緩めることで、長期的に形が安定します。1回の注射で約3〜4か月効果が持続し、継続的に施術を行うことでより滑らかなラインを維持できます。
顎の歪みやしゃくれる印象は、左右のオトガイ筋の力の差や、噛みしめ癖などによる筋肉のアンバランスが原因で起こります。ボトックス注射で筋肉の緊張を部分的に和らげると、顎先の動きが均一になり、顔全体のバランスが整う効果が期待できます。オトガイ筋は小さいながらも表情形成に大きく関わるため、数ミリ単位の注射位置調整が重要です。
また、ボトックスによって下方向への引っ張りが減ると、顎先が上向きになり、しゃくれた印象がやわらぐだけでなく、下唇との距離も短く見えます。これにより、口元が引き締まった清潔感のある印象に。ヒアルロン酸でラインを足す前に、ボトックスで筋肉のバランスを整えると、より滑らかで美しい顎ラインが作れます。症例によっては、エラボトックスや脂肪溶解注射との組み合わせでさらに立体的な仕上がりも可能です。
ヒアルロン酸と顎ボトックスを併用すると、しゃくれを抑えつつ理想的な顎先の形を作る立体的なアプローチが可能になります。ボトックスでオトガイ筋の動きを抑え、下への引きつれを改善した上で、ヒアルロン酸を少量注入して高さや丸みを補う方法です。
この組み合わせにより、横顔のEラインが整い、下顔面がスッキリと引き締まります。症例でも「顎先が自然に整った」「しゃくれ感が消えて口元が上品になった」といった声が多く見られます。脂肪のつき方や骨格に合わせて注入量を変えるため、個々の顔立ちに合わせたカスタム施術が可能です。エラボトックスを同時に行うことで、下顎全体の張りが取れ、よりシャープな印象を作ることができます。

顎ボトックスの施術は、カウンセリング後にオトガイ筋へ数点(左右1〜2か所ずつ)ボトックスを注入して行います。痛みはごくわずかで、麻酔クリームを使えばほとんど感じません。注射時間は5〜10分程度で終了します。
施術後は軽い腫れや赤みが出る場合がありますが、当日からメイク・洗顔が可能なケースが多く、ダウンタイムはほとんどありません。1週間ほどで徐々に効果が現れ、2〜3週間で安定します。
効果の持続期間は約3〜4か月ですが、筋肉がリラックス状態に慣れると6か月近く続くこともあります。症例によってはエラボトックスやヒアルロン酸との同時施術を行い、輪郭全体の改善を図ることも可能です。ボトックスの注入量は4〜8単位前後が一般的で、過剰注入するとしゃくれが強調される場合もあるため、経験豊富な医師に依頼することが大切です。
顎ボトックスの施術は、まずカウンセリングでしゃくれ具合・オトガイ筋の緊張・顎先の形を丁寧に確認するところから始まります。その後、施術デザインを決定し、ボトックスを注入する位置と量を細かく調整します。注射位置は主に顎先中央からやや左右にかけてのオトガイ筋部位で、一般的には左右1〜2点ずつ、合計2〜4点に少量ずつ注射します。
注入量は個人差がありますが、初回は4〜8単位前後が目安。男性や筋肉が強い方はやや多め、女性や筋肉が薄い方は少量で十分な効果が得られます。痛みは極めて軽く、針を刺すときのチクッとした刺激を感じる程度で、希望があれば麻酔クリームを使用して無痛で行うことも可能です。施術時間はわずか5〜10分ほどで、終了後すぐに帰宅できます。
また、ボトックスはヒアルロン酸やエラボトックスとの併用も行いやすく、同日に組み合わせることで顔全体のバランスを整えることも可能です。
顎ボトックスはダウンタイムが非常に短く、日常生活に支障が出にくい施術です。注射直後は軽い赤みや腫れが出ることがありますが、ほとんどの場合1〜2時間でおさまります。まれに内出血が出ることもありますが、数日〜1週間で自然に消えていきます。
施術当日は入浴・飲酒・激しい運動を避け、注射部位を強く触らないようにすることが重要です。血流が良くなりすぎると、腫れや内出血が悪化するリスクがあります。また、顎周りのマッサージやフェイスラインの圧迫は施術後1週間ほど控えるのが理想です。
施術の経過としては、2〜3日後から筋肉の動きが弱まり始め、1〜2週間で安定します。赤みや腫れが残ってもメイクで隠せる程度の軽いものがほとんどで、ダウンタイムの短さが人気の理由です。特に、ヒアルロン酸や脂肪除去と違い、腫れが長引かず自然な経過をたどるのが特徴です。
顎ボトックスの効果は注射後3日〜1週間ほどで現れ始め、1〜2週間で最も安定します。施術直後はまだ筋肉が動きますが、時間の経過とともにオトガイ筋の収縮が弱まり、顎先の引きつれが和らぎます。しゃくれた印象が徐々に改善され、2週間後には自然な丸みのある顎ラインが形成されます。
効果の持続期間は平均3〜4か月で、継続的に施術を行うと筋肉の過剰な動きが抑えられ、より長持ちする傾向があります。3回ほど継続すると、オトガイ筋の緊張が安定し、施術間隔を半年に1回へ延ばすことも可能です。
ただし、効果が強く出すぎると一時的に顎が引っ込みすぎて見える場合もあるため、初回は控えめな量で調整し、様子を見ながら再注入するのが理想です。症例によってはヒアルロン酸で形を補正し、エラボトックスで輪郭を引き締めることで、より自然で立体的な効果を得られます。

顎ボトックスとヒアルロン酸注入は、同じ“顎先の整形”でもアプローチがまったく異なる施術です。ボトックスは筋肉の動きをコントロールし、しゃくれや梅干しジワなど「動きによるゆがみ」を改善する治療。一方ヒアルロン酸は、ボリュームを補って形をデザインする「形成系の治療」です。そのため、顎ボトックスでオトガイ筋の過剰な緊張を緩めたうえで、ヒアルロン酸で高さや丸みを整えると、立体感と自然さを両立した仕上がりが可能になります。
また、骨格的に顎が短い・平たいタイプの場合、ボトックスだけでは十分な変化を得られないことがあります。そうした場合にはヒアルロン酸注入を併用し、顎先に軽くボリュームを与えることでEライン(鼻・唇・顎の美しい横顔ライン)を完成させます。ボトックスの効果が安定する2週間後にヒアルロン酸を注入するのが理想的なタイミングです。
顎ボトックスは「筋肉の動きを抑える施術」、ヒアルロン酸は「形や高さを作る施術」という明確な違いがあります。ボトックスは、しゃくれた顎先を引き締め、オトガイ筋の動きを和らげることでフェイスラインをなめらかに整えるもの。ヒアルロン酸は、凹みやボリューム不足を補い、顎先を理想的なラインに整える役割を持ちます。
たとえば、筋肉の働きが強すぎて顎が前に出ている「しゃくれ型」にはボトックスが効果的。一方で、顎が短く平らな「後退型」にはヒアルロン酸で高さを足すとバランスが取れます。これらを組み合わせることで、筋肉の張りを抑えつつ形を整えることができ、Eラインを強調しながら立体的で洗練された横顔を実現します。症例でも、ボトックス単体よりも併用の方が満足度が高い結果が多く報告されています。
しゃくれを自然に改善しながら、顎先に立体感を持たせるにはボトックス+ヒアルロン酸の併用が最も理想的です。まず、顎ボトックスでオトガイ筋の収縮を弱め、しゃくれた印象や梅干しジワを軽減します。そのうえで、ヒアルロン酸を少量(0.2〜0.5ml程度)顎先の中央または下方向に注入することで、スッと伸びた美しいラインが完成します。
この方法は、骨格を変えずに滑らかで上品なフェイスラインを実現できるのが魅力。男性ならシャープな印象に、女性なら柔らかくエレガントなラインに整えられます。
また、エラボトックスと併用することで下顔面全体の張りを抑え、より引き締まった印象に仕上げることも可能です。症例写真でも「しゃくれが和らぎ、横顔がきれいになった」といった変化が明確に見られます。併用施術は、短期間で効果が出てダウンタイムも短く、自然な美しさを求める人に最適な選択肢です。

顎ボトックスは、しゃくれた顎先や梅干しジワを注射だけでナチュラルに整える施術であり、オトガイ筋の緊張をゆるめて輪郭を滑らかに整えます。さらにヒアルロン酸と併用すれば、立体的でバランスのとれた美しい顎ラインを形成することが可能です。
ヒアルロン酸が形を作り、ボトックスが筋肉の動きを抑える -この2つを組み合わせることで、しゃくれを改善しつつフェイスラインを整える総合的なアプローチが実現します。施術時間は10分前後、痛みやダウンタイムは最小限で、効果は3〜6か月持続。
症例数やデザインセンスのある医師を選ぶことで、より自然で美しい結果を得ることができます。顎先を整えたい、しゃくれを自然に直したいという方に、顎ボトックスとヒアルロン酸の併用は最もおすすめの美容治療です。
2008年に自治医科大学医学部を卒業。2010年に大阪府立急性期総合医療センター産婦人科に勤務後、2014年に大阪府障害者福祉事業団すくよかで医療部長を務めました。2015年から大阪府健康医療部で地域保健課主査を歴任し、2017年から愛賛会浜田病院産婦人科に勤務。2020年より某大手美容外科で働き、2021年には小倉院と心斎橋御堂筋院の院長を務めました。2023年からはルヴィクリニック院長に就任しています。
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® 認定医、
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医、
日本美容外科学会(JSAS) 正会員、
日本産科婦人科学会 会員、
日本産科婦人科学会 専門医、
日本医師会認定産業医、
母体保護法指定医